こんにちは いつも読んでくださりありがとうございます。
今日は一部を耳からお届けします。
私は甲状腺がんの手術の際に声帯の動きを司る左右の反回神経のうち、左をやむを得ず切断した甲状腺未分化がんの人です。
腫瘍がモリモリに育っていて、反回神経も頸動脈も包んでしまっているかもしれないということでした。
造影剤が使えず、医師を悩ませ、結局やってみたとこ勝負になったのですが、幸いにも頸動脈は無事だったもようで、予定通りの7時間OPEでした。
喋ることが多い仕事をしていたので発声のリハビリを受けてみましたが、まだ空気がもれてしまって全く声にならない時もあります。
今日は通常の発声でお送りしていますw 漏れてますね。
これだと対面なら比較的違和感なくコミュニケーションもとれるのですが、電話になると電子音に変換されてしまうため少し聞き取りにくいかもしれません。
でもいまのところそつなく会話は成立しているもようです。
定食屋でラーメンと言って注文したらタンメンが出てきたので、ヤバいと思って言語聴覚士さんのリハビリをお願いしましたが、手術前後の声を知っている医師は「ちゃんと聞き取れるし違和感ない」と仰ってくださいました。
でも・・・私を形成する構成の一部だった「慣れ親しんだ声」とのサヨナラでした。
一番ショックだったのは・・・声帯から空気が漏れてしまうので歌が歌えないこと。
音域がまるで出せない。 発生は4秒までしか続かない。 叫んでも届かない。。。
いいんだか悪いんだか、「そっちの方がかわいいじゃん」と言われちゃいますw
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残された時間に限りはあるけれど、私の体験が少しでも後につながり、役立つように。
そして、様々ながんサバイバーのみなさまの一日一日が少しでも幸せでありますように。
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令和6年3月13日 ★b-raugh-yousei★