こんにちは。
いつもいいねくださりありがとうございます。
気付いたらいつの間にかフォロワーさんが増えていて驚きました。 ありがとうございます。
甲状腺がんの中でも症例が少なく最も悪性度が高い未分化がんへ、乳頭がんから転化した私が体験している状況や情報などが、同様な診断を受けた方々や、なかなか患者のリアルな声を拾い上げにくい医療現場の方々に届いて、死後もなおお役に立つことがあれば幸いと思って、日々綴っています。
1月からずっと2月のうちに金沢旅行をしたいと思ってきて。
実は今日出発しようと予定していたのですが、おもいのほか雪と風が強い寒さのために、もう少し延ばすことにして、今日はこたつでPCに向かっています。
脂がのった寒ブリが食べたかったのよ。。。
さて本日ブログ3本目なのですが、ちょっとブレイクタイム。
こんな曇天の寒い日にはどこか気持ちが塞いでしまうという方に、私が大好きな映画を処方します。
映画『マダム・イン・ ニューヨーク』
2012年公開のインド映画です。
夫と子供のために人生を捧げてきた古風なインド人主婦が、苦手な英語を克服することで自信と誇りを取り戻すというお話。
どこがまず好きって、家族から離れたことがないのに単身ニューヨークへ渡航する場面から、機内で隣に座った男性が別れ際に言った言葉まで、ワクワク&ドキドキ、まずは私のなかで最初のクライマックスを迎えます。
「なにごとも初めては1度きり。その一度は特別な体験だから、楽しんで。迷わずに自信をもって決然と! 幸運を。」
そのセリフが大好きです。 きっと私は死の床まで持っていきますw
途中、ことばが通じない異国での失敗にマダムが泣き出しちゃうのですが、大勢人がいるのに今そこに頼りになる家族がいなくて孤独と不安を感じているのがとても伝わるシーンです。
でも異国のカフェで注文するって、チャレンジャーですよね。古風でありながら本来そういう一面も持っているという人柄を伺わせます。
だから、「お母さんは英語が話せないから・・・」と娘や夫からも劣っている扱いをされていましたが、ラスト近くに語る主人公のスピーチがまたいいんですよ(⌒∇⌒)
主人公のマダムは大きな瞳がチャーミングはインドの国民的女優、シュリデヴィさん。
少し鼻にかかった声やかわいいしぐさ、艶やかな黒髪が魅力的な方でしたが、惜しくも2018年に急逝されています。
惜しい。もっと見たかった・・・
インド映画は、主人公が困難を克服して自らの目標を達成することを主題とするサンスクリット劇に基づくため、例外なくハッピーエンドなのが特徴ですから、しんみりしたくない方に是非お勧めです。
手術とか、その先の旅立ちとか、私だって怖くないわけないですが、「納骨堂で先に父が待ってるし!」 とか、避けられない事実をできるだけポジティブに捉えるようにしています。
大概みな死は一度きり。 そしてそれは特別な体験。 きっと病床で多くの方々が旅立ちを手助けしてくれるから、大丈夫。
そう思って、いまは会いたい人に会ったり、捨てるべきものは捨てたり、家族と笑ったり・・・と、少しづつ身辺整理をしています。
知ることで不安が減少するね。
私も皆さまも、主人公であれ!
・・・インド映画は必ず歌って踊るよねW
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残された時間に限りはあるけれど、私の体験が少しでも後につながり、役立つように。
そして、様々ながんサバイバーのみなさまの一日一日が少しでも幸せでありますように。
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令和6年2月28日 ★b-raugh-yousei★