聖書のダビデを描きました。
久しぶりに神話ワンドロに参加して描いたイラストです。
お題が「星」だったので星といえば…ダビデの星!!
背景の赤は、自創作においてですがダビデのイメージカラーは赤なので、赤!!って感じにしてみました。
奇しくも今の時期に合ったクリスマスっぽい色になってる件w
そういえば私が最初にダビデさんを描いたのも、星がお題の神話ワンドロだったなあ…
私は聖書ではダビデとソロモンが推しで、おそらく最推しはダビデさんかな…と自分で思ってるのですが。
でもソロモンもかなり好きで、今はソロモンの方に偏ってるかも。
ダビデさんに対しては「敬愛、尊敬」という気持ちです。
ダビデの最後の側室、アビシャグとはどんな人?
ところで、ダビデの最後の側室となった、シュネムの女アビシャグという女性が聖書には出てきます。
ダビデが老人になり服を着こんでも寒気が収まらなくなっていたので、家来がイスラエル中を探して、特に美しい娘であるアビシャグを世話係として側室にしています。
その際、寒気が収まらないダビデに添い寝して体を温める役もしていたそうです。
でもダビデはアビシャグと関係を持たなかったので、処女のままだったそうです。
このことについて、様々な考察や推測を見てきました。
今回は「なぜダビデは美しい側室であるアビシャグと異性関係を持たなかったのか?」について、これまで見た考察に加えて私の考察も交えて、解説してみます。
ダビデがアビシャグと関係を持たなかったのはなぜか?考察
まず、考察として多いのは「ダビデはもう老人だったので、その機能が衰えていた」という単純な説です。
当時の古代イスラエルにおいては、王は「子孫繁栄ができるか?」ということが重要視されていたようです。
なので、イスラエルで一番美しいといって過言でないアビシャグであっても、その行為ができないということは。
「ダビデの王としての失墜、そして新しい王の必要性」を示唆していたのではないか?という説もあるようです。
他の考察としては「ダビデは異性関係にこりごりだった」説も見かけました。
ダビデはバテ・シェバとの不倫の罪で、息子を不幸に失ったりお家騒動が起きたりと、神の罰が下り相当苦しい思いを強いられています。
つまり女性関係で大きな失敗をして、深い傷になったということです。
深い痛手を負ったことで、異性関係はもうこりごりになっていた可能性も高いです。
愛する息子達を不幸に失ってもいるので、自身への戒めもあったのかなと。
おおまかに、この2つの考察があるようです。
ですが・・・私独自になってはしまいますが、別の考察、可能性も考えてみました。
アビシャグはダビデの好みではなかったのかも?ダビデは若い処女は好みではない説
それは「アビシャグは若い処女の娘だったが、ダビデの好みではなかった」という説ですw
ダビデはなぜか、未亡人を妻にしたり人妻を奪ったことが複数回あります。
まさかの人妻または未亡人フェチなのか・・・?
人により「性癖」のようなものはあります。
性癖までいかなくても、好みのタイプは人それぞれです。
おそらくダビデは、若い娘より大人の成熟した女性の方が好みなのでしょう。
アビシャグについては、家来が勝手に余計なお世話で探して、側室にしているだけなので。
この家来は一般的や自分の好みを反映してしまい、ダビデの好みをわかってなかったのではないか?
という考察ですw
普通に考えれば「老人だからその機能が衰えていた」説が妥当だとは思いますが。
アビシャグはどうなったのか?たぶんソロモンが美味しくいただいてる
ダビデとソロモンは親子でありながら、しばしば対極とも思えるところがあるのですが。
女性の好みについては大雑把だとこんな感じです
ソロモン・・・処女厨
ダビデ・・・非処女でもいい
ソロモンは雅歌を読んだ限り、処女性にこだわる描写があります。
まあ、処女性重視は当時の古代イスラエルの価値観でもあったのですが。
反して、ダビデは処女か非処女かこだわらないし気にしないようです。
他の男の手垢がついていてもOKだし、ソロモンのようにプライドが高くないようです。
ところで、シュネムの女アビシャグはダビデの最後の側室でありながら最後まで関係を持つことがなく、処女のままだったようですが。
ではアビシャグはどうなったのか?
アビシャグのその後については、聖書に記載はありません。
ただ、ソロモンの異母兄弟でありライバル的立ち位置の、アドニヤという王子が彼女を妻にほしいと、ソロモンの母バテシェバを介してソロモンに頼む描写はあります。
★動画でも紹介してます。※音楽有り
当時の古代イスラエルでは「前王の妻や側室を、新しい王がもらう」という慣習があったそうです。
この慣習だと、アビシャグはおそらくソロモンがもらっていると思われます。
なのでアドニヤは、バテシェバを使ってアビシャグを妻にほしいと頼んできたということかなと。
おそらくソロモンの側室になっていた、またはその予定だったので、妻として自分が迎えたいとソロモンに頼んだと考えられます。
これは「前王の女性を、新しい王がもらう」という慣習であれば、アドニヤはソロモンから王位を奪おうとしているという意味を含んでいた?
だからソロモンは、警戒してアドニヤをすぐ暗殺しています。
ただそれだけでなく「アビシャグちゃんは渡さん!!」という独占欲もあったかもしれない?
アビシャグは何といってもイスラエル一番と言っていい絶世の美女。
さらにソロモンが好きな処女の若い娘。
なのでアドニヤが彼女を奪おうとしてきたことは、とても見過ごせなかったのかも…。
警戒したくもなりますな。
まあこれはワイの妄想も多分に入ってますがw
「前王の妻や側室を新しい王がもらう」慣習は確かにあったので、やはりソロモンがアビシャグをもらってるでしょうね。




