姫路の整理収納アドバイザー ・ 整理収納教育士、よしなかなおこです。
昨日の続きです。
子ども向けの整理収納セミナーで文房具の整理収納をテーマにお話ししました。
3年生と6年生の女の子に20個の文房具を
使っている
使ってない
考え中(すぐに判断できない)
の3つに分けてもらった結果、このようになりました。
【3年生】

【6年生】

二人が「不要」と判断した物。
二人とも私のお気に入りのグリーンのシャーペンを「不要」と判断。 

あ、小学生はシャーペン使わないからかな??
それはさておき……
二人とも分度器を「不要」としたんですよね。
ちょっと気になったので調べてみたところ、角の大きさ・分度器の使い方を算数の授業で学ぶのは4年生なのだそう。
ということは、6年生の子は「もう使う機会が無くなったから」という理由で不要と判断したのかもしれませんね。
そういえば私の頃もそうだったかな?
算数の授業で使ったのはほんの短い期間だったかも。
ということは、3年生の子が分度器を「不要」と判断した理由は
4年生になったら算数の授業で必ず使う物であるということを知らない
もしくは
そもそも何に使う物なのか分からない
のかもしれないなぁと。
子どもが「不要」と判断した物の中に
近い将来必ず使うから残しておいてほしい物
があったら親はどうするか?
私がもし3年生の子の親ならば
「これは4年生になったら算数の授業で使うんだよ。残しておこうよ。」
と言って、普段使いの文房具とは別のところに収納しておくことを勧めます。
では、もし私が6年生の子の親ならどうするか?
もう算数の授業では使わなくなったのかな?
分度器はね、角度を測るだけでなく
放射線を描くのに使うこともできるんだよ。
工作をしたりポスターを描くときにあると便利だけどね。 

私は中学校の美術の授業でポスターを描くとき、背景に風車の模様を描くのに分度器を使ったことがあるんです。
子どもが整理で不要だと決めた物に
「こういう使い方もあるんだよ」
というアドバイスをするのはアリではないでしょうか?
もちろん、それでも「使わない」と言えば、それは子どもの考えを尊重したほうが良いですけどね。 

分度器を算数での役目を終えた後、図工や美術でデザインの道具として使うのであれば
絵画セット
工作セット
と一緒に収納しておくと便利ですよ。 

ちなみに私は、分度器はカッターマットや両面テープなどの「切り貼りセット」と一緒に収納しています。