姫路の整理収納アドバイザー ・ 整理収納教育士、よしなかなおこです。
今日は昨日の記事の補足をさせて頂きます。
私はレシートを1週間ほど保管しています。
購入品に不具合があって返品・交換をしなければならないときに必要だから、という理由からです。
レシートの保管場所は古紙回収ボックスにしています。
不要ならばそのまま紙袋に移し替えて古紙回収に出すことができるから、なのですが……
感熱紙は古紙として出すことはできませんよ。
とコメント欄で教えてくださった方がいらっしゃいました。
ありがとうございます。
そうそう、うっかりしていました
結論から言いますと
レシートやFAX用紙のような感熱紙をミックスペーパー(雑がみ)として古紙回収に出せるかどうかは
自治体や古紙リサイクル業者によって異なる
のです。
ミックスペーパーで出せる物について自治体のホームページで詳細に説明しているところもあります。
いくつかご紹介しますね。
甲府市 → 出してOK
窓付き封筒やカーボン紙、細かく刻まれたシュレッダー紙もOK!
川崎市 → 出してOK
プラスチックコート紙や合成紙などもOK!
札幌市 → 出してOK
なんと、香りの付いた洗剤や線香の箱やアイスクリームのカップも洗った物であればOK。
その他、習字や絵画の紙もOKとのこと。
ストライクゾーン、広っ!!
瀬戸市(愛知県)→ 出してOK
他のほとんどの自治体で禁忌品とされているアルミコート紙、点字に使われる感熱発泡紙、アイロンプリントシートなどの捺染紙もOK。
瀬戸市も先ほどの札幌市並みに、いや、それ以上にストライクゾーンが広い!
しかし、同じ愛知県であっても隣接する名古屋市や長久手市は感熱紙は古紙回収できず、燃えるごみとして出すことになっています。
名古屋市 → 出してはダメ
長久手市(愛知県) → 出してはダメ
このようにミックスペーパー(雑がみ)は市区町村単位でその内容を細かく決められているようですが、滋賀県など県全体で統一されているところもあるようです。
滋賀県 → 出してはダメ
では、私が住んでいる姫路市(兵庫県)はというと……
The 曖昧。
どんな紙が「再生できない紙」なのかについて全く書かれていないのです。
どこが具体例なんだか。
で、私はどうしているかと言いますと……
姫路市の古紙回収には出していないんですよ。
ミックスペーパーがある程度溜まったら、民間の古紙リサイクル会社が設置している365日いつでも出せる回収ボックスに入れています。
回収ボックスができた当初はどんな紙なら入れても良いのかが分からなかったので、新聞紙・チラシとダンボールしか入れていませんでした。
が、ある日、業者さんがボックスの中身を回収に来られていたのでミックスペーパーについて尋ねてみたところ、感熱紙や圧着紙のようなコーティングされた紙も出しても構わないとのことでした。
感熱紙が古紙回収できない理由は
再生紙を作る過程で感熱紙に使われている特殊なインクが十分に取り除けなかった場合、それが乾燥させる工程で熱に反応して製品に黒い斑点状になって残ってしまうから
なのだそう。
ミックスペーパー(雑がみ)の内容が自治体や古紙リサイクル業者によって異なるのは、再生紙を作る工程や導入している機械の性能の違いによるものなのでしょうか……?
ミックスペーパーに限らず、他の資源ごみについても回収ルールが全国的に統一されれば良いのになぁと思うのですが、なかなかそうはいかないのでしょうね。
皆さんがお住まいの地域ではどんなルールになっていますか?
自治体のホームページで調べてみてはいかがでしょう?