おはようございます。

 
姫路の整理収納アドバイザー ・ 整理収納教育士、よしなかなおこです。

 

 
 
 
一昨日から続く「弔事用金封」シリーズの最終回。
 
下矢印過去記事はコチラです。

 

弔事用金封(その1) ~葬儀は「御霊前」?「御仏前」?~

 
 
 
本日は黄白の水引について。
 
 
 
昨年、義実家で金封の整理をした後に 「在庫量とその種類が把握できていないと……」 を書いたのですが、そこに載せた画像をご覧になった九州にお住まいの方から
 
「黄色の水引を見たことがありません」
 
というメッセージを頂きました。
 
関西地方以外にお住まいの方には黄白の水引をご存知ない方も多いみたいですね。
 
私も関西に来たとき初めて知って驚きました。
 
 
私の両親は中部・東海地方出身で、私は愛知県生まれ。
 
11歳のときに父の転勤で神戸に引っ越しました。
 
引っ越して間もない頃、母が不祝儀袋を買いに出かけると売場には黒白の水引の他に黄白の水引の金封もあって
 
「えーーー 黄色!?」 ゲッソリ
 
と驚いたそう。
 
家に帰ってくるなり
 
「黄色い水引があったーー!!」
 
と、一人大騒ぎしていましてね。  ニヤニヤ
興奮すると冷静に話ができない人なんです(笑)
 
確かに私も初めて目にしたときは「ナニコレ珍百景」並みの衝撃を受けましたけどね(笑)
 
 
 
 
この黄白の水引は関西と日本海側の一部の地域の不祝儀袋に使われています。
菓子折りの代わりに持って行く「御供」や、お寺さんへの「御布施」にも。
 
 
 
黄白の水引は宗派による使い分けは無いそうですが、使う際の考え方は
 
 
①通夜・葬儀と法事、いずれも使用できる。
 
②法事のみで使用し、通夜・葬儀は黒白を使用。
 
 
のように地域によって異なるそうです。
 
 
 
ここ姫路は①と②のどちらなのか?
 
実は私もよく分からないのですが、葬儀後に袋からお金を取り出す作業をしていたときに撮った写真を見ると、②の考え方の人が多いみたいです。
 
 
ほとんどが黒白の水引ですよね。
 
 
なので②の考えの人に誤解されないように、通夜・葬儀には黒白の水引の金封を使うほうが無難なのかもしれません。
 
 
 
こちらは先日の一周忌に撮った写真ですが、テーブルの左端に置いてある金封を見ると黄白の水引がほとんど。
小さくて分かりにくいですが……
 

 

 
ちなみに私の両親は黒白でした。
 
いまだに黄白には慣れていないのかな?(笑)
 
関東に住む弟から送られてきたのも黒白。
 
義妹が生まれも育ちも東京なので知らないでしょうし、そもそも黄白の水引の金封を売っているところは関東にはあるのかな……?
 
ちなみに法事に黒白の水引でも失礼には当たらないそうですから
 
「関西での法事だから黄白の水引の金封を準備しないと!」
 
と思う必要はありません。 ウインク
 
 
 
ということで全3回の内容をまとめると、最も無難なのは
 
 
【通夜・葬儀】
 
表書き
御香奠
 
水引
黒白
 
 
【法事】
 
表書き
御佛前  または  御香料
「御香料」は文字や言葉の響きが柔らかいので女性が好んで使うようです。
 
水引
黒白(関西と日本海側の一部地域では主に黄白)
 
 
ということになります。 
 
 
表書きに迷ったときのご参考になれば幸いです。 照れ
 
 

 

 

にほんブログ村ランキング参加中です♪ 
 
いつも閲覧ありがとうございます。  照れ