おはようございます。
姫路の整理収納アドバイザー&整理収納教育士、よしなかなおこです。
昨日の家づくり「残念」?「後悔」?「失敗」?の続きです。
この3年間住んでみて、「こうすればよかったなぁ」と思ったポイントを不定期で書いていこうと思っています。
また、その逆で「こうして良かった!」と思うポイントも書いていく予定です。
主婦目線 + 整理収納アドバイザー目線で収納や動線などについても盛り込んでいけたら……と思っています。
これから家を建てられる方、リフォームされる方の住まいづくりのヒントとなりますように。
また、ハウスメーカーの社員さんやリフォーム業者さんなど、住まいづくりに携わるお仕事の方もお客様への提案時に役立てて頂けることがあれば嬉しいです。
家の真ん中あたりに立って南側を向いたところ。
中央にダイニングテーブル。
左がキッチンカウンター(対面式)。
右がリビングでソファーの背が見えています。
正面に見える壁面には3つの操作盤が付いていて、
上段 ⇒ ドアホン
下段左 ⇒ 給湯器のリモコン
下段右 ⇒ キッチンとリビングのシャッター雨戸の操作スイッチ
なのですが……
これは打ち合わせ記録にもちゃんと残っています。
この日は設計士さんとの電気配線の打ち合わせ。
設計士さんがメモ用紙にフリーハンドで
「この壁面には3つの操作盤が付くのですが、こんな感じでいかがですか?」
と描いてくださいました。
そのときは私も夫も特に異存はなかったので、その場でOKの返事をしました。
それを書記係として同席されていた営業さんが記録書に清書された物です。
私はこの時はひたすら「動線」のことだけを脳内シミュレーションしていました。

ドアホンが鳴ったらキッチンからもリビングからもすぐに見に行ける。
2つのシャッターの間にシャッタースイッチがあるのも妥当。
キッチンにいても給湯温度を変えられる、お風呂を沸かせる。
「動線的に便利だからこの場所でOK!」 

そう思ったのですが、見ため的なことまでは一切考えていなかったのです。
リビングダイニングのちょうど真ん中で目立つ壁なので、3つの操作盤のサイズをしっかり調べた上でスッキリ見える配置を考えればよかった。。。 



各操作盤はサイズも厚みもまちまちで、3つという中途半端な数。
バランス良く配置するのは難しいかもしれませんが、
ドアホンと給湯器の操作盤のヨコ幅がほぼ同じなので、2つをタテ揃えで配置して、ヨコにシャッタースイッチ。
もしくは、
下揃えにして左からサイズ順に一列に並べる。
あ、この3つ横並びのほうが好きかも♪ 

あと、住んでいて分かったことなのですが……
キッチンにいるときに給湯器のリモコンを操作したことが今までに一度もない
のです。
キッチンで調理や洗い物をしているときに水栓から出るお湯の温度を変えたくなれば水栓のスイッチで可能だし、
お風呂にお湯を張りたいときはスイッチのほうを通りがかったときに押せばいいだけのこと。
わが家は夫がお風呂担当なので私は操作しないし(笑)
なので、そもそも給湯器のスイッチはこんな目立つ場所に付ける必要はなかったのかもしれません。
ちなみに、洗面所のドアのそば(1枚目の写真を撮った場所)にも操作盤が2つあって
上 ⇒ 太陽光発電の設定器
下 ⇒ 空調システムのスイッチ
なのですが、いずれも使用頻度が低い物です。
給湯器のリモコンも可能であればこの並びに付けても良かったかも!
そして、南側の壁にはドアホンとシャッター雨戸のスイッチだけを横並びに付ければスッキリ見えますよね。
目に付きやすい壁面はできるだけ何も付けずにスッキリと!

そうしておいたほうが後で壁に何かを飾ることもできてセンス良く見せられますよね。
ただし、何かを飾ることを想定している壁であれば必ず 壁下地を入れる ことをお忘れなく!
あ!
壁下地の話を「家づくりで後悔したこと」というタイトルで2年前に書いていました。 

「残念」、「後悔」、「失敗」というワードは使わないでおこうと決めたばかりなのに!
過去のことなのでお赦しください。。。
操作盤の位置決めは、動線だけを重視するのもダメ、見た目だけを気にするのもダメ。
意外と難しいと思いました。 

壁の一部を凹ませて操作盤やスイッチをそこへ収めることのできる「スイッチニッチ」は、面積にもよるそうですが数千円で作ることができるそうです。
スイッチニッチは見ためは整って綺麗に見えますが、
「スイッチニッチに収めたことによって使いづらいスイッチがある」
という事例もあるようなので慎重に考えてくださいね。 
