【ポジションは単なる役割】


長野県佐久穂町大日向小学校での講演会が終わりました。私が30分、大日向小学校久保校長先生が1時間。久保先生のお話は教育の本質を現実的にお伝えいただき、大変大きな学びになりました。

その後、ワークショップを2時間。私は小海線担当。町長もワークショップに参加、町議会議員さんや会社経営者の方も多数、農家さん、酪農家、東京へ新幹線通勤するサラリーマン、小さな子供を連れて参加する若いお父さんお母さん。中には地元中学生も。多様性などと声高に言わなくても、この会場の多様性たるや。







最後。あるグループの発表は中学生。生徒会長さんだそうですが、驚くばかりのプレゼン力。そして、「小海町はSNSでの発信が弱いと思います。小海町のSNSは更新が一年前から停まっています。町長、そこのところ、よろしくお願いします!」

会場は割れんばかりの拍手。小海町長はその場でひっくり返るほど大笑いして、「月曜日の役場の朝礼で、全職員の前で伝えます!」と約束していました。

今回60名以上の参加者がいらっしゃいましたが、町長や町議会議員さん、大きな会社の社長さんが全く特別扱いされることなく一般参加者に混ざって座り、メモを取り、質問も普通に手を挙げてする。形式的な来賓挨拶などは設定しないし、ご本人たちも求めもしない。

中学生と子育てパパママと町長は社会における役割が違うだけ。日本特有のピラミッド型社会構造における上層部への忖度を排除したら、日本の地方はあっという間に変革するのではないかと、そんな可能性を強く感じました。(講演中の写真がありませんが、また追ってリポートします)