「女性の活躍」フランスシラク3原則

 

「女性の活躍」について、フランスでは「シラク3原則」と呼ばれる基本方針があります。

 

(1)子どもを持つことによって新たな経済的負担が生じないようにする

(2)無料の保育所を完備する。

(3)育児休暇から3年後に女性が職場復帰するときは、その3年間、ずっと勤務していたものと見なし、企業は受け入れなくてはいけない。

 

この方針が樹立されたことにより、出産・子育てと就労に関して幅広い選択肢ができるような環境整備、つまり「両立支援」を強める方向で政策が進めらました。

 

「住居と教育・保育行政は節約しない」との基本方針です。

 

このようなことを書くと「出羽守」と揶揄されてしまうので、私の個人的な論評はしません。フランスが桃源郷とも思いませんし、日本は街にゴミが落ちていないし、強盗もひったくりも少ないし、公園に犬のフンも落ちていません。日本のほうが良いところはたくさんあります。それでも、「子育て罰」などと揶揄されてしまう現状に課題があるのは事実です。

 

このような課題解決は子育てに関与していないおじさんやおじいさんが決めるのではなく、シラク3原則のように当事者である女性が「こうだったらいいな」を話し合って決めてほしいものです。

 

デリケートなテーマですが、本質的な議論ができる社会になって欲しいと願います。