It`not my life.

It`s your life.


紛争処理を仕事とする瀬谷さんの番組で彼女が紛争地で
生きる望みを失っている子供にかけていた言葉です。


家族を戦争で失い、
少年兵の除隊を許されず、心がすさんでいる子供が瀬谷さんに
「学校に行きたいんだ」と話します。


瀬谷さんは軍の最高指令官の「除隊しても構わない」との言質を取り付け、
少年の直属の上司に直談判に行きます。


ところが直属の上司は直談判をするものの絶対に除隊など認めないと。


瀬谷さんは「兵隊と学校は両立できないのか」と聞くと、
「勉強するのは構わない」と上司がいいました。


彼女はこれを少年にあるがまま伝えます。


除隊が認められなかった少年はちょっと不満げでもありましたが、
彼女は


「どうするかはあなたが決めること。これは私の人生ではない、
あなた自身の人生だ。私はあなたをサポートすることしかできない。」


そう、突き放したのです。


少年は「もちろん僕の人生さ」と兵隊と学業の両立をする決意をします。


これが本当のプロの仕事と言うものでしょう。


本当の愛情とは「あなたの人生はあなたが決めるべき」としっかり
伝えてあげることです。


自分の立ち居地、役割、限界。


それらを知り尽くした上で出来ることを考える。


彼女は「少年にとって、一筋の光くらいは見えたかも知れない」と話していました。


そのひと筋の光がどれだけ価値のあるものか、

私達の想像をはるかに超えているでしょう。


そして、その光すら決して楽観できるものではないのもまた現実でしょう。


瀬谷さんはこうも言います。



「人生は自分で変えられる。」



紛争地の絶望という言葉以外に何も見出せないような場所で、
彼女はこの言葉を使うそうです。


平和な日本で、食べるのに困らない生活を送っている私達が
何かを嘆くなんて、贅沢極まりないですね。


プロとは何かを改めて感じずにはいられませんでした。