『女性(あなた)が職場で損する理由』 古川裕倫著 扶桑社新著 680円+税
http://tinyurl.com/cmn8ys
この本を読んで不思議な感覚になりました。
本を読んでいるというより、
居酒屋で尊敬する優しい上司から語って貰っているような、
そんな空気を感じました。
サラリーマンを辞めて久しいので、優しいおじさん上司から
飲みに誘ってもらうこともなくなり、不思議に懐かしい想いの本でした。
この本がとても良書だと感じるのは、
プロの作家やコンサルタントにありがちな「上から目線」ではなく
商社に長年勤務した経験から女性部下へ的確なアドバイスをして
来たのだろうと思う経験を「同じ目線」で語っている点。
現場では女性(もちろん男性にも)に対して「優しくも厳しい」
上司は意外と少ないはず。
その意味で、この本は「女性部下を持ち、悩みを抱える男性上司」
こそ読んで役に立つと思いました。
女性も読んで嫌な感じがまったくしないはず。
たとえば第3章の「こんな女性は損をする」では、
・逃げ道をふさいで論破してしまう女性
・「私は聞いていません」という態度の女性
など10項目が挙げられています。
男性陣は「いるいる、そうなんだよなあ」と思うでしょう。
女性は「私かも。」と思うでしょうか。
著者も書かれていますが、私もサラリーマン時代に同僚や上司の
出来る女性をそばから見ていて、
「もうちょっとうまくやればいいのになあ」と思ったこと多数。
この本は「なぜ女性が損をしてしまうのか」をロジックでもなく、
情や精神論でもなく、著者の体験から分かりやすく書かれています。
私が読んでいて深夜に噴き出して笑ってしまったのが、
・男が嫌がる女性部下の言葉
でした。
あなたが男性上司だとして、何を言われたら嫌ですか。
私はこの一言です。それは、
「前に言いましたよね。」
です。今でも言われていますが…。
「私は確かに言った」
「だから覚えていないアナタが悪い」
のロジックに悩まされている男性上司は多いのでは。
解決策は本書を読んでいただくとして、男性は言ったことを
忘れてしまう生き物なのです。
女性はその時、男性が締めていたネクタイの柄まで覚えているのです。
これは「どうしようもない」性差なのです。
本書はぜひ男性にもお読みいただきたいですが、
女性向けに書かれた内容の一部を抜粋すると、
・「優しい」フリをしよう
・「控えめ」だと思われよう
・どうでも良いことは上司に決めさせよう
・上司には雑談でも良いから話しかけよう
・論理的な話し方を身につけよう
・やらないことを決めよう
など、ちょっと考え方を変化させるだけでも働きやすくなる工夫が
たくさん書かれています。
ぜひお読みください。
私が買った時は本屋の平積みで「あと1冊」でした。
『女性が職場で損する理由』古川裕倫著 扶桑社新著 680円+税
http://tinyurl.com/cmn8ys