会社を作った当初、こんなことがありました。



 生まれつき障害がある重度障害のA君とお母さん。

 知人の紹介でベルテンポの小さな日帰り旅行に参加されました。


 その時は千葉の海に海水浴に行くというプランでした。
 食事が口からは食べられないA君は、チューブで鼻から栄養補給を
 受けるほどの重度障害でした。


 それでも参加者と一緒に海に入り、楽しい一日を過ごしました。

 旅が終わり、お礼の電話がお母さんからあり、「次は花火が見たい」
 とおっしゃられました。



 「Aが花火見たいと言っている。高萩さん、花火見に行きたいよ。」



 私は「花火、いいですね~。行きましょうね。」と応じました。


 頭の中で「よし、来年は花火の旅を企画しよう。」そう力強く心に
 誓って、私は来年の夏の企画を心に留めました。


 お母さんが「花火、行きたい、連れて行って」と念を押すのを、
 「判りました。来年行きましょう。約束します。」と返事して。





 夏が終わり、秋も深まった頃、私の手元に一通の手紙が届きました。
 それはお母さんからのものでした。



 「Aが16年の短い生涯を閉じました。精一杯生きました。」


 私はひとり事務所で涙が止まりませんでした。
 いや、ごめんなさい。今、思いだしても涙が出て来ます。



 俺は何をやっているのだろう。


 自己満足?


 偽善?


 誰のため?



 「俺は、なんて良い仕事をしているんだろう。」という奢り。


 会社を辞めようと思いました。
 自己満足のためにやる会社なら辞めてしまえ。
 自分に腹が立ちました。


 A君とお母さんには、来年の約束など意味のないものでした。
 お母さんは、来週、いや明日にでも花火が見たかったでしょう。

 自分の想像力のなさ。

 そして来年も夏は必ずやって来るという、根拠のない思い込み。

 
 
 私は夏が来て花火を見る度に、この花火を見せてあげられなかった
 A君のことを思い出します。


 そしてそれからと言うもの、お客さまには
 「本当に行きたいと思ったら、今、行くことを決めた方がいいですよ。」
 と、強くお勧めすることにしています。


 本当に行きたいのであれば。


 明日の健康が約束されている人はいません。
 この仕事をしていると、それを痛切に感じます。


 だからこそ、今、旅ができる幸せに感謝して、
 「今年、旅に出る決意」を、お客さまにはして頂きたいのです。


 旅でなくても同じことです。

 私たちは意味もなく問題を先送りしたり、結論を出すことを先延ばし
 したりします。


 仕方のないことでもあるのですが、幸せは向うからはやって来てくれません。

 「チャンスの神様の後頭はつかめない」と言います。

 
   旅費の心配を替わって差し上げることはできません。
   休みの申請を替わって差し上げることもできません。


 でも、私たちは「きっかけ」の提供と旅の成功の応援サポートには
 自信があります。

 当社は決してバリアフリー旅行の専門会社ではありません。
 きっかけをつかめず、神様の前髪もつかみ損ねそうになっている
 あなたの2009年を応援することは出来ます。


 以前から夢に描いていたこと。
 以前から行きたいと思っていた場所。



 ぜひ、そろそろ本気で実現してください。


 ベルテンポと、ベルテンポの仲間たちが全力でサポートします。

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