フルコースを無理やり食べさようとするホテルの話を書きました。


このホテルの言い分は、表向きには


「グループの場合は、同じものを食べていただいています。」

つまり、それぞれがバラバラにオーダーすると、食事提供の

タイミングがずれてしまうので、お客様を待たせることになるという

ことです。


言っていることは、もちろん理解できます。

私たちもアラカルトで頼むと、料理が出てくるタイミングが

異なってしまうのは、経験するところです。


とは言え、私たちはグループと言っても10名ちょっと。


40人がバラバラに頼みたいと言っているのではなく、

10人の中のひとりが「フルコースはちょっと私には重たい」と

言っているのです。



私がふたつの点で腹がたったのですが、


ひとつは、たったひとりの個別のリクエストに対応できないような

ホテルが、自分たちが一流だと思っていること。


「ひとりひとりに、いちいち対応できない」


という返事を、1000円のヘアカット店さんや100均のダイソーが

いうならわかります。


75年の歴史を背負っているホテルが口にすることが

「プロとして、恥ずかしい」とのプライドがないことが寂しいのです。


もうひとつは、先日も書いたように、食べ物を提供しているご商売を

されている人たちが「個別にはいちいち対応できませんから、

多かったら残してください」という趣旨のことを言えてしまうこと。


現実はともかくとして、ものの考え方として、

食べ物を扱うご商売の方なら、わかって頂けると思います。


食べ物を残すようなことにならないように、客の側が食べる前に

「残すのはもったいないから、あらかじめ配慮して欲しい」と

言っているのに、それを提供側が拒絶するのには驚きました。



アメブロでコミュニティをシェアしてくださっている皆さんは、

それぞれの立場で「プロ」として、頑張っていらっしゃるご様子が

皆さんのブログからひしひしと伝わって来て、いつも勇気付けられます。


だから余計に、伝統や名声に胡坐をかいてしまっている、

情けないサービスマインドには、がっかりしてしまいます。



プロダクトアウトの時代は、とっくに終わっています。