青森を旅していたら、地元のローカル新聞に「りんごジュースも偽装」の
記事がトップニュースで大きく掲載されていました。
・デーリー東北
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2008/08/05/new0808050903.htm
青森県産100%を謳うりんごジュースなどに海外からの輸入果汁を
混ぜてたというもの。
この会社も恐らくは内部告発なのでしょうが、
これだけ偽装が取りざたされても、社長は「自分たちだけは大丈夫」と
思っていたのでしょうか。それとも眠れない夜を過ごしていたのでしょうか。
この事件では立ち入り検査を受けた工場の工場長が自殺する
悲劇まで起きています。内部告発した人も後味が悪い結末になりました。
消費者を騙して儲ける。
そこまでして、この会社の経営者は何を守りたかったのでしょう。
人の命よりも大切なものが偽装をすることで守れたのでしょうか。
残念ながら「騙したもの勝ち、儲けたもの勝ち」の風潮はまだ続くのでしょう。
食の安全などと社会がこれだけ大騒ぎしても、倫理感のない
経営者が存在する限り、同じ事は繰り返されるのかも知れませんが、
それを社会が許容しなくなっていることに、鈍感な経営者は気が付いた
ほうが良いでしょう。
安全や信頼を担保する為には、性悪説に立たなければいけないのは
悲しいことですが、倫理感が欠落している経営者には、
大きなペナルティを課すことで抑止するしかないのかも知れません。
偽装のインセンティブと、偽装がばれた時の損失を比較して
「偽装するのは割に合わない」と経営者に思わせなければいけませんね。
そして、私たちに出来る事は“正直”に仕事をしている人のサービスや
商品を選んで買うことではないでしょうか。
安さも大事ですが、安さにはそれなりの理由があり、
その安さに飛びついてしまうのは、「売れればいい」と考える
経営者に一票を入れてしまうことにもなりかねません。
もちろん経営努力の上での安さなら、その努力を応援すれば良いのです。
消費者の行動が変わらなければ、騙すことを何とも思っていない
会社や経営者をいつまでも世の中に放置することになります。
親兄弟に売れないようなサービス、商品を売るような会社に
一票を入れるのは止めましょう。