スタグフレーション。


景気停滞の中の物価上昇。確か学校の社会の時間にそう習いました。


何十年も前に習って、テストの答案に書いて以来の経済用語。

最近の新聞、テレビで仕切りとこの単語が連発されています。



「最近、いかがですか?」


私はタクシーに乗ると、必ずこの質問を運転手さんにします。
もちろん答えはさまざまです。


「いや~、さっぱりですね~。」


これは個人の売上の話。
ご本人の営業能力のなさを露呈しているだけかも知れないので
注意が必要です。



「物流のトラックが明らかに増えていると感じます。」



景気が回復する局面では、必ず物流から動き始めると解説される
運転手さんもいます。


また、ある時は物流のトラックが増えていると指摘した上で、



「恐らくトラック1台当たりの単価が下がっているのだと思います。」



と解説して下さったドライバーさんがいます。

物流の総量(需要)は変わらないので経営者は運転手を歩合制にして
トラックを増やし、トータルで会社の売上を確保する戦略に出ている
のではないかと言うのです。


タクシーと同じ理屈ですね。


景気が悪くなり、お客さまが減るとタクシー会社はタクシーの台数を
増やします。(減らすのではなく増やすのです)

タクシーの需要はある意味一定ですから、その需要に対して一定の
網を掛けるのなら、小さな網より大きな網が良いとの理屈です。


タクシーは歩合給ですから、事故とクレームのリスクを取れるなら
台数は増やせば増やすほど、会社全体の売上は上がります。




「最近、ガソリンが上がって車が減ったと言われますが、実感ありますか。」



とも聴くようにもしています。
運転手さんに寄って答えはまちまちです。

実感ですから、当然ひとそれぞれの答えを持っているのです。

これらインタビューをした上で大切なのは、


『その上での、自分の考えを持つこと』です。


残念ながら新聞やテレビだけでは「本当のこと」は判りません。
商業新聞、商業放送ですから、限界があるのは当然です。


これらの情報に、人の意見を数多く聴き、
その上で「自分はどう考えるのか。」それが重要です。



スタグフレーション。


景気は停滞しているのは間違いなさそうです。
その中で物価が上昇しているのも間違いなさそうです。


では、自分はどう考え、どう行動するのか。


景気が悪い、政治が悪いといっても始まりません。


どんな無駄を排除し、どこに効果的なお金の使い方をし、
どんな生き方をするのか。


それが問われているのです。


日本人が依存体質、責任転嫁体質から抜け出す、
ビッグチャンスだと、私はそう考えます。