飛行機で旅をしていると、時々「機内にお医者さんはいませんか?」との
機内放送を聞くことがあります。
言うまでもなく、飛行機に搭乗しているお客様の体調が悪くなって、
医療のプロのサポートが必要な状態になっていることをさしています。
私も旅を生業としておりますが、創業してからの9年間で、
旅行中に救急車を呼んだことが5回。
機内で救急救命治療を必要としたことが1回だけあります。
私がサポートしているお客様が「障害がある方、ご高齢の方」が多いからでしょうか。
そうとは限りません。
当社は確かに旅行リスクが高いお客様の割合が高いのは事実です。
しかし、
体調不良やお怪我は、必ずしも「高いリスク」の中で発生するとも限りません。
「調子にのって機内でお酒を飲み過ぎた」
などということもあるでしょうし、ご本人の責任や過失などではなくても、
「旅行の出発前にそもそも体調がすぐれなかった」
「仕事が忙しくて寝不足だった」
ようなことも考えられます。
また旅行が始まってからも、忙しいツアーなどでは無理を重ねることで
体に疲れが溜まり、急激に体調を悪くされることもあります。
このようなリスクを未然に防ぐには、
「旅は決して安全が担保されているのではない」ことを、
旅するひと自身がしっかりと理解した上で、旅行におけるリスクを学んで
おくことが大切だと感じます。
私は医療の専門家ではありませんが、経験上、
どのような面で旅にはリスクがあるか、は説明することができます。
一方、
医療の分野でも「旅」を専門とするドクターの見解は大変参考になります。
「機内にお医者さんはいませんか?」
坂本泰樹先生著 悠飛社 1,400円+税
ISBN978-4-86030-123-1
