こんにちは、高萩徳宗です。
東京は春を感じる暖かさです。
花の便りがあちこちから聞こえてくるのは嬉しいですね。
ベルテンポは平成11年に誕生した小さな旅行会社です。
創業以来、お客様に必ずお聞きする質問があります。
それは、
「この旅の目的は何ですか?」
旅に出たいと思われたとき、ご自身の胸に手を当てて
「私はなんで旅に出たいと思ったのだろう」と
ぜひ立ち止まって考えてみてください。
旅の目的って、自分でも明確には判らないことが多いのですが、
そんなに難しく考えなくても、
「仕事や生活にちょっと疲れた。どこかでのんびりした~い」
でも
「海が見たい、蒼い海が見たい」
でもいいのです。
「新しい旅の仲間と出逢いたい」なんてのも最高の目的です。
なぜ、目的が大切か。
自分にとっての今回の旅の目的を明確にしておくと、
途中で迷いや不安が生じた時に、その原点に帰れるのです。
迷いや不安と言うのは、皆様が旅に出るのをためらう
「トイレが心配」
「食事はまさか畳じゃないでしょうね。」
「ベッドの高さは?手すりはついているの?」
など、数えだしたらキリがない不安です。
もちろん当社では可能な限りの配慮はさせて頂きますが、
出発前にあまりに不安が多い方は、旅に出ても
その旅を楽しめないことが多いのが現実です。
ポジティブ思考である必要はありませんが、
私に20個の不安をぶつけて来られる方は、
そのすべてを解決すると必ず、
『21個目の不安』
を“探して”来ます。
そう、キリがないのです。
ご不安は良く判るのですが、
こう言った不毛のやりとりにはまり込んでしまう方は
「旅の目的」が明確でないことが多いのです。
まず、目的を決めます。
途中で迷いや不安が生じたら、その不安が解消されないと、
旅の目的には到達できないのか、と自問自答してみるのです。
『屋久島の杉に触れてみたい』
これが目的なら、この目的が達成されたら、
その旅は合格点。そう決めるのです。
ご家族も
「うちの主人は階段はダメですし、そんなには歩けません。」
とおっしゃっていたりしますが、ご本人が屋久杉を目の当たりに
すると、自然と足が出たりもするのです。旅の力はすごいのです。
私はこの仕事を10年近くやっていますが、
車椅子からまったく立ち上がれなかった方で、
旅の最中にご本人が思わず車椅子から立って歩き始めて
しまった方を3人、目の前で見ています。
つかまり立ちもおぼつかない方が、
自分で目標に向かって歩き始めるのです。
ご家族は、ご本人の事が良く判っていらっしゃるだけに、
限界をご自身で決めていたりもします。
旅の可能性は無限大です。
トイレや手すりの心配も一緒に考えますが、
それよりも「旅を通じて、少しでも元気になること」
に着目しませんか。
そのためには、「目的」を家族それぞれがしっかりと決めて
旅に出ましょう。
グチをこぼしたり、文句を言う為に旅をするのではないのですから。