十五夜も過ぎ、気候も穏やかに過ごしやすくなってきました。
芸術、旅、読書、スポーツ、グルメ、ファッション・・・何をするにも良い季節です。
なのに・・・、今年は 「秋バテ」 と呼ばれる身体のだるさ、倦怠感、食欲不振、頭痛などの症状
に悩まされている方が多いとか。
原因は夏の間の 冷え 。
今年は記録的猛暑での冷房による 身体の冷え、節電による暑さ対策で冷たいものの摂りすぎによる
内臓の冷え のダメージが例年より顕著に現われているそうです。
季節の変わり目は身体が次の季節に備える時。
自律神経 という、心臓や肺、腸などの内臓に延び、呼吸や血液の循環を行う等、生きるために
不可欠な神経がフル活動します。
生きるための調整が最優先されるので、 お肌 や 爪 、髪 など私達が気になる美容部門
は
優先順位が低く この時期不調を感じてしまうのはこのためです。
自律神経は、朝から日中の活動時間には 交感神経 という興奮モードが優位になり
夕方から夜には 副交感神経というくつろいだり、眠ったりするリラックスモードが優位になります。
この交感神経と副交感神経はシーソーのような均衡関係にあるのですが
季節の変わり目はこのバランスが崩れやすく、今年の 夏の冷え が輪をかけて崩れを長引かせて
いるのです。
秋バテの対策はこの自律神経のバランスを整えること。
早道は、 身体を温め、質の良い血の巡り良くする事です。
軽い運動、ストレッチ、セルフマッサージ(足裏マッサージはおすすめ)等で隅々までの血行を促し
筋肉を温めます。
血行が良くなっても質の悪い血液ではいけません。必要な栄養が満たされたバランスの良い食事
から作られた上質な血液が必要です。健康な血液が身体の隅々の細胞まで栄養と酸素を届けられて、
初めて健康な細胞、身体が作られるのです。
しかし、消化の良い、栄養バランスのとれた食事を毎食摂るのは難しいものです・・・。
健康な身体作りには、微量でも欠かすことのできない沢山のビタミンやミネラルがありますが
亜鉛、葉酸、などは日々の食事からはなかなかコンスタントに摂れません。
こんな時はサプリメントや栄養補助食品を上手に利用するのも一つの方法ですね。![]()
(私も長年愛用している マルチビタミン&ミネラル というサプリメントには一日に必要なビタミンとミネラル
が最低限含まれています。これらのビタミンやミネラルが無ければ、せっかく食物から貴重な栄養素を
摂っても身体にとり取り込むことができないので、健康な身体を造る栄養摂取のベースとしてお手軽で
有効だと思っています。)
入浴も大切です。
夜眠る前に、37~39℃のぬるめのお湯にゆっくりつかるとリラックスする副交感神経が優位になり
質の良い睡眠に導いてくれます。
逆に40℃以上の熱いお湯は筋肉の疲労を取るためには有効ですが、興奮モードの交感神経が
優位になり眠りにくくなってしまいますのでご注意ください。
秋バテは身体の中からじんわり温め、ゆったりリラックスして解消し、
この短く、素敵なこの季節を 思う存分楽しみましょう。
