数年前に母と行った公園で
私は、初めてアナベルを見た
真っ白な紫陽花が、ずっと奥まで続いていた
キレイだ・・・そうだ、良いことを思いついた
母を花の前に立たせて、写真を撮った
荒ぶる戌年のオンナ=私の母(顔は隠しておこう)
これを、母の遺影用にしようと思った
よく見ると襟元がだらしないのだが・・・
せっかくなので、ここでも公開しておこう
母の遺影は、私が撮影したものにしようと思っていた
母がリラックスして、微笑んでいる姿を残したかった
実は父の遺影が、ちょっと残念だったのだ
私の結婚式の写真を使って葬儀会社で作ってもらった
それが、不機嫌そうな顔(笑)だった
あの写真を選んだことを今も申し訳なく思う
そうそう、母は今日も元気ですよ(私の事はわからないけどね)
義祖母と、義祖母の娘である義母
この二人は、自分が気に入った写真を遺影用に準備していた
義母は、葬儀会場で流す曲まで決めていた
ナナ・ムスクーリの「アメイジング・グレイス
」
義母自身が想定したよりも
かなり早く「その時」は来てしまったけどね
本当は「ぷりちぃー・うーまん」を流したかったかも知れないけどね
おっと、ブラック・キビナゴが出た(笑)
ああ、いろいろ思い出してきたよ
私の父は、くも膜下出血で倒れた
長時間の手術で奇跡的に生還出来た
術後、毎週父の見舞いに行っていた
ある日、出かける前に義祖母に言われた
「そんなに悪いのかい?」
父の病状を心配してくれるのではない
「嫁は自分の里(実家)に、頻繁に帰るものではない」と、
言いたかったらしい(後で知った)
「悪いんです」
そういって、父の病院に向かった私
「私って気が利かない嫁なんです」それが売りだ(笑)
勝手に行くのではなく、
義母に「これこれ、こういうわけで」と伝えて、
了承を得て行くのだが、本音は了承していないってことね
母子でブチブチ言っていたんでしょう
その後、義祖母が介護状態になり、その娘である義母は
祖義母を施設入所させることに決めた
入所後、義母は週2回、私も週2回(平日1回、休日に夫と1回)、
面会に行くことが決められた(義母が勝手に決めたのよ)
え?私も週2回ですか?!!あそこは遠いですよね?!
え?平日は、オバアチャンに夕食を食べてさせてから帰宅する?!
家に着くのが、6時過ぎちゃいますよね?
「ご無体な~!!」
「そんなに悪いんですか?」って、二人が生きている間に
言ってみたかったな(笑)