「三千円の使い方」(原田ひ香 著)を読み
終えました。
人生のさまざまなステージで変わってくる
必要なお金の額。
あればそれにこしたことはないけど、あれ
ばいい、というものでもないのがお金です。
お金があって、自分も家族も健康で、その
うえ仲が良くて、周りの人もいい人ばかり。
そんな人など絶対いない、とは言いません
せんが、めったにいないでしょう。
向き合わねばならないお金の問題にきち
んと向き合う気にさせてくれる本です。
気になっていた「熟年離婚の経済学」という
章は、思ったほどショッキングではありませ
んでした。 というのは、僕はここで登場する
夫のように家事ができないわけでもなく、
妻を蔑ろにしてきたわけでもないので。
35年以上仲良く暮らしてこられたのは、
妻のおかげによるところが大きいですが、
僕なりに妻を大切にしてきたやり方は間違っ
ていなかったな、と思いましたね。
さて、明日から9冊目。
スポーツ小説の名手、本城雅人さんの
サッカー日本代表監督選びの舞台裏を
書いた名作を読み返すことにします。