今年9冊目はこれにしました。
「誉れ高き勇敢なブルー」(本城雅人 著)
W杯で惨敗を喫した日本代表を立て直す
べく、代表監督の人選を託された元欧州
サッカープレイヤー望月 充(みつる)の
奮闘と、代表監督人事のスクープを狙っ
て走り回るスポーツメディアを描いたスポ
ーツ・フィクションです。
スポーツに関わるスクープを追い求める
記者の姿を生き生きと描けるのは、著者
の前身がサンケイスポーツの記者だった
こととは無関係ではないでしょう。
競技としてのサッカーだけでなく、サッカー
というスポーツを取り巻くすべてに興味が
ある人なら楽しんで読める作品です。
欧州を舞台に繰り広げられる日本代表
監督選考のフィクションを、ぜひ楽しんで
ください。
ちなみに僕が最初に読んだ本城作品は
「シューメーカーの足音」。
これは靴好きなら是非読んで欲しい一冊
です。
これも面白いですよ、ほんとに。