ボス・リズ:カオスな距離感。 | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

しのばさんの記事見て、私もボス・リズの怖かった距離感を書いてみる。

 

当時、「私はHSPだから、こういう事を敏感に感じやすいはず。だから、普通の人だったら、このぐらいは『まぁ変わった人』ぐらいになる・・・と考えよう」と、自分の感情を横に置いて、対処していた。

 

 

リズと初めて話したのは、8月終わりか9月ぐらい。確か、オーラちゃんが先にリズの配下に入り、しかも、アビが私をリズの配下に入れる予定だと聞いていたので、「じゃあ、私もリズとお話した方がいいかなぁ」と思った。ミーティングは私からは設定しなかったと思う。確かメールを書いた。私のカンタンな経歴と、「アビから話を聞いております。お時間ある時に移動についてお話させて頂ければと思います。」という、本当に完結に要件だけ書いた、でも丁寧なメール。

 

リズからすぐにミーティングが設定された。で、そのミーティングで私の自己紹介、シンプルな経歴書を見せながら、どんな経験があるかを説明した。

 

リズはその話をニコニコ聞きながら、「嬉しいわ!あなたについては、いい亊しか聞いてないわ!あなたが私のチームに来るのをすごく楽しみにしているわ!あなたにしてもらいたい事がたくさんあるわ!」と言った。そして、いくつか「手始めに・・・」と私が移動したらお願いしたい事を言い始めたのだけれど。

 

そのお願いしたい事が、全部、え?そんな事でいいの?という事であった。

 

リズよりもランク上のアビやおじいのChief of staffとして仕事をしていたので、リズが「こんなのがあればいいな」というものはほとんどもうテンプレが揃っていて、中身を入れ替えたら、いいだけやん?というものであった。で、数日中に2・3つほど、リズが「これは、移動後すぐに」って言っていたものを、先に送った。

 

で、2回目のミーティング。

 

リズ: Sango!ありがとう!素晴らしいわ!

私: ああ、よかったです。まぁ、アビやおじい本部長の下で使ってたものなので、多分、不便はないと思います。あとは、今後、リズのチームに合わせて変えていく必要がありますけれど。とりあえずは、これ使っていただけたらいいかと思います。

リズ: ああ!なんて事なの!私がずっと困っていた事を、もう全部解決してくれたわ!

私: ・・・え?いやいや、ただのテンプレートですし。アビやおじい本部長のチームで使っていたもので、ちょっと中身を書き換えただけですし。

リズ: そんな事ないわ!どうやったらいいか、本当にわからなかったのよ!I already don't know how I can live without you! (もう、あなたナシでどうやって生きていったらいいか、わからないわ!)

 

 

この時点で、2週間目。しかも、1回25分のミーティングの2回目。コミュニケーションとしては、メール3通と2回目のミーティング。しかも、まだ私は、前ボス・ティファニーの配下であった。

 

で、この三日後ぐらいに、アビから社内チャットが。

 

 

アビ: Sango!Liz loves you so much! (リズが、君の事をすんごく気に入ってるって!)

私: ・・・へ、へぇ・・・。何もしてないんですけれど。本当に。

 

 

で、私は「こえぇよ・・・」とこの時点ですでにちょっと震えていた。そして、リズに彼女の直属の部下会議に呼ばれた。まだ、私の本格移動は2か月先ぐらいだったのに・・・である。

 

で、このミーティングの中で、またおかしな発言を聞いた。

 

 

Vさん:チームへようこそ、Sango。で、Sangoはいつから開始なの?

私: まだ、私の後任を探してる最中なので。後任が見つかったら・・・ですね。おじい本部長は1-2か月以内にはみつけると言ってます。

ディーン: まだちょっと先だね!

リズ: そんな亊ないわ!もうすでに、私とSangoは一緒に仕事をしているの。今後のビジョンがクリアになったわ。戦略も一緒に考えてるの!ね!Sango!

私: ・・・え?あ、はい・・・。

 

 

今後のビジョン・・・聞いてないけど・・・。いや、2か3つほど、テンプレートをシェアしただけやけど。メールも3通ぐらいしかやり取りしてへんし。何のビジョンも聞いてへんのやけど・・・。戦略・・・いつ話したっけ・・・?何の戦略・・・?謎・・・謎すぎる。

 

 

で、その後ちょっと置いて、3回目のミーティングの時。リズは、ものすっごく他人行儀になっていた。あの「ね!Sango!」と言っていた近い感じはなくなっていて、遠い部下に礼儀正しい態度を取る感じ。

 

 

リズ: Sango、しばらくぶりですね。元気だった?調子はいかが?

私: あ、ハイ。大丈夫です、ありがとうございます。私の後任の面接も始まっていて、あと2・3週間で決める予定です。

リズ: それは、素晴らしいニュースを教えてくれて、本当にありがとう。感謝しているわ。

私: 今日は、特にそれ以外報告する亊もないのですけれど。私の今後の仕事のスコープについて、お話できますか?

リズ: もちろんよ。

 

と言って、私の今後の仕事内容について話しているうちに、時々変な事を言うな・・・と思った。

 

 

リズ:私、X日からKさんと、A国とB国に出張する事になってるじゃない?

 

とか。

 

リズ: 先週のスタッフ・ミーティングで、Vさんが言った、あの件なんだけど。

 

とか。

 

え?私、知らないし、ミーティング出てないし、まだおじい本部長の部署だし、え?何も知らないけど・・・みたいな事を、もう、ずっと一緒にいるかのような、変な発言をしていたのである。

 

その時は、変だな・・・と思ったけれど、特にツッコミはしなかった。でも、やっぱり、おかしかったのだなと思う。

 

リズ: ああでも、テレンスが~しようって言うから、この日は無理ね。なかなか調整が難しいわ。ほら、テレンスっていつも、~じゃない?

私: ・・・テレンス?

リズ: ああ。夫よ。

 

し、知らねぇよ・・・。と言った感じ。

 

 

この後、どんどん、距離感は離れたり、かと思ったら、私が何もかもをしってるテイで話をされたり、かと思ったら、すんごい他人行儀に接したり、その20分後には「言ったでしょ!?」と言われてない事でブチキレられたり。かと思ったら、次の日には、すんごく丁寧は話し言葉で仕事の話をし。かと思ったら、その二日後、私の予定を一切気にせず勝手に私の夜にミーティングを入れて、それでもミーティングには出席した私が「すみません、もうすぐ予定があるので、要件をうかがってもいいですか?」と言ったら、「あなた、どうかしてるわ!私にストレスをかけないで頂戴!」とキレたり。

 

ミーティングの必要がないのに、なぜか、私とミーティングをして「もう、時差ボケで全然考えられないの」と言い出し、特に報告も仕事のすり合わせもないので「じゃあ、私とのミーティングを切り上げて、ちょっと昼寝をしては?」と言うと、「そんな冷たい事、そんなトーンで言わないで!私を疲れさせないで!」とか。

 

 

こわ。きも。何この人・・・という状態であった。

 

 

最近も、1つ前のメールは距離を置いた感じで、きちんと英語のレター用の文法で書いてきて、その次のメールはブチキレながら「私、言ったわよね?」と言われてない事で始まるのだ。

 

 

 

もう、キモイ。

 

 

怖い。

 

 

早く、離れたい・・・。

 

 

その一心であった。

 

 

その内書こうと思ってるが、今回のアビとのやり取りは、正直モヤモヤポイントが多すぎる。アビもめっちゃストレス溜まってて、それを私に発散しただけなんちゃうんか・・・という感じ。まぁ、私は謎に、人に心を開かせるという特技を持っているので、アビのChief of staffは、やっぱり、私が適任な気がするな・・・と思ったけれど。

 

モヤっとしながら、アビはリズの恐怖を感じないのだな・・・と思った。

 

 

 

それにしても、私の「こじらせてる人センサー」かなり正確になってるなー。ここ数年で。ホンマに、半年やったな・・・。リズ・・・。