ボス・リズ:あーいえば、こーいって、失礼になる。 | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

ボス・リズが、いよいよおかしくなってきた。

 

 

ぬこさんがコメント欄でおっしゃってるけど。ええ、そうです。この人、そういうタイプです。衝動が止められないタイプの人です。不安を動く亊で解消しようとするタイプです。でも、彼女が一番解決しないといけない事は、ゆっくり腰を据えていかないといけない事なんですね。でも、そうすると、不安の解消が出来ない。だから、その不安を解消する代償を探すのです。で、私やラニさんですら忙しすぎて「後回し」にしている事を、どんどん拾って、「あれもできてない。これもできてない」と指摘し、それを片づける事で、すっきりしようとする。

 

はい。期末試験前に不安になりすぎて、引き出しの中身から掃除するタイプの行動です(笑)。グローバル企業の、会社のメインビジネスのメイン部署のメイン本部長ランクになると、これを、非常に面倒くさいスケールでやりだすのです。引き出しの中身の掃除とか、今そんな場合じゃねぇ!って時に、引き出しの整理整頓を、部下に命じやがるのです(笑)。

 

どんなに頭が良くても。どんなに、キレッキレの人でも。このタイプの人の基本は一緒。「子供の頃、こうだったんだろうな・・・」という感じが、そのまま、大人の行動に反映される。ある程度自覚がある人は、「ああ。私ってそういうタイプ」とわかっているので、引き出しの掃除は自分でやるのだけれど。自覚がないタイプは不安要素が置き換わってる事にも気が付かないので、「部下が引き出しの整理整頓・掃除をちゃんとしてないから、私はこんなにイライラしてる」と思いガチ・・・。違うのよ・・・部下たち全員、今、引き出し掃除してる暇がないから、引き出しは整理整頓されてないのよ。部下に言えば、はさみも、鉛筆もちゃんと出てくるのよ、ぐちゃぐちゃの引き出しでも何とかなってる分は優先順位が低いから、部下は今それやってないのよ・・・。

 

さて、この状態で、さらに事件が起きました。

 

 

 

 

昨日、うちの会社の全体集会があった。ウェビナーで開催を同時中継していて、社員のほとんどがライブで見ていた。その同時行に、ボス・リズが、急に私にミーティング招待をしてきた。このウェビナーのすぐあとに。

 

でも、実は、私はこのウェビナーのすぐ後に用事があった。今住んでいるアパートのドアの調子がおかしくて、管理人立会いのもと修理を頼んでいたのだけれど。管理人から電話があって、「ドアの修理って言うより、カギの付け替えをした。新しい鍵を、管理会社に置いていくから、今日、管理会社が閉まる前に取りに来てね」との亊。え!管理会社が閉まる前って、猛ダッシュで行かないと間に合わない!鍵を受け取れなければ、今日は、家に帰れない。ホテルか?ホテルに泊まるのか?!いやだぁ!一晩でも、宿無しはいやぁ!

 

ぎりぎり、リズのミーティングを終えた後でダッシュしたら行けそうだったので。ウェビナーが終わりに近づいてきた時に、リズにチャットでメッセージを送った。

 

 

私:リズ、ミーティングなんですが。ウェビナー終了と同時にスタートでいいですか?ちょっと私用があって、遅れる事が出来ないので。

リズ:わかったわ。どうしたの?

私:アパートの管理会社にドアの修理をお願いしたら、カギごと取り換えられてしまって。管理会社に新しい鍵があるのですが、管理会社が閉まる前に取に行かないと鍵を受け取れず、自宅から締め出されてしまうんです。なので、ウェビナー終了後20分で出ないといけないんです。

リズ: わかったわ。

 

 

そして、ウェビナー終了後、Zoomに入室したが、リズが来ない。

 

私:リズ、すみません。あと残り15分しかないですが、大丈夫でしょうか。すみません、私用で15分後には出ないといけないので。

リズ: ごめんね、今別のミーティングがあって。

私: じゃあ、リスケジュールしなおしますか?あと、10分しかなくなりましたし。

リズ: NO。急ぎだから、待ってて。

私: 10分後には、出ないといけないです。すみません。

リズ: 今、Zoomに入るわ。

 

で、残り9分の所でZoomにリズも入った。

 

 

リズ: はぁ、前のミーティングが長引いちゃって。ごめんなさいね。いつも、この調子よ。

私: 大丈夫です。

リズ: 全体集会に出た?どう?良かった?私は別のミーティングがあって出られなかったんだけれど。教えてくれる?

私: ・・・すみません、リズ。もう残り、8分で出ないと間に合わないので、もうしわけないのですが、本題に入れますか?

リズ: ・・・どうしたの?なんで、私にそんなストレスを与えるわけ?

 

私: ・・・え?いや、私が、今めっちゃストレス感じてるんです。時間通りに出ないと、管理会社が閉まる時間に間に合わなくなるんです。そしたら、カギを受け取れなくて、家を閉め出されるんですよ。自分のアパートを。

リズ: 落ち着きなさい。そんなの大した事じゃないじゃないの。じゃあ、その辺で時間をつぶせばいいわ。

私: ・・・本気ですか?自分のアパートを閉め出されたら、明日の朝、管理会社があくまで、家に入れない。つまり、どこかホテルを探して泊まらないといけないんですよ?

リズ: ・・・わかった!わかったわよ!組織変更があるから、そのコミュニケーションの準備をしてほしいの。

私: わかりました。メモとります、どうぞ。コミュニケーションの準備は、急ぎであれば、今日の夜、管理会社から帰ってきてから、もしくは、明日の朝いちになりますが、いいですか?

リズ: 急ぎじゃないから、大丈夫よ。メールで内容を送るわ。もう、行っていいわ。

私: え?・・・あ、そうですか。ハイ。

 

 

 

どう?この「自分の不安を相手をコントロールする事で解消しよう」という感じ。そして「あーいえばこーいう」状態で、多分、心にも思ってない「そんな事大した事じゃないわよ」という言いっぷり。まぁ、もう、指摘する必要もないけど、相手の立場に立つなんて皆無なやり取り・・・。

 

もう、自分中心すぎる、自分都合の、自分の勝手に相手を動かすためなら、もう、相手の事なんてどうでもいい・・・この要素が出すぎている・・・。

 

流石の私も、「はぁ?!」「はぁぁぁ????!?!?!?!」と思った。(キレたら良かったかも・・・)

 

 

そして、数時間後、この「組織変更がどーの」の仕事を、夜の10時過ぎぐらいにもくもくやっていたら・・・。アビからメールが来た。実は、この前にも、これよりは大した事ないんだけど「いや、それ口出さなくていいよね?」という内容にリズが口を出してきて、私とラニさんが困った事があったので、アビに「こんな調子です」と、一例としてメールしていたので、その返事だった。

 

 

アビ:なるほどね・・・。わかりやすい例をありがとう。リズにコーチングしてみるよ。

 

 

なんとタイムリー!という事で、数時間前に起きた事を、そのまんっま、チャットと、Zoomでの会話記録をアビに転送した。

 

 

私:・・・たった数時間前の事です。別に、今更ですが、正直、ここまで来たか・・・とも思います。リズは悪い人ではないです、いや、むしろ良い人です。でも、その良い人が、この状態の私に共感すら見せず、私の話を聞かず、何ならすごく失礼な言動をしているのはなぜでしょう・・・という所に注目すべきかと。

 

アビ: 鍵は無事に受け取れた?・・・かなり興味深いやり取りだね・・・。これは、君にとってすごくストレスだね・・・。君は、リズとは話したのかな?

 

私: 今回の鍵の事は、時間がなさ過ぎて話をしませんでしたが。今までに、何度か、カジュアルなトーンでも、そして、真剣なトーンでも、私から話をしようとしています。でも、リズ自身に自覚がないので、「Sangoが私の言う亊を聞かない」としか思わないみたいです。実際に本人に言われました。「Because you don't want to listen to me(だって、あなたが私の言う亊聞かないから)」と。ちょっと声を荒げられた事もありました。

 

私: なので、もう諦めモードです。これ以上私が言っても、「私に歯向かってくる部下」という印象になるでしょうし、上司に気に入られないよりは、気に入られている方が、仕事もしやすいですから・・・。だから、正直、ラニさんにも言ったんですが「もう、考えるのやめるわ。提案もやめるわ。リズの好きなようにしてもらう」と・・・。あんまり良い仕事の仕方ではありませんが、それが我慢できないなら、辞めるか、偉くなるか・・・、まぁそういう事かなと、割り切ってます。

 

アビ:なるほど。わかった。

 

私: こういう時には、部下たちに言われるよりも、第三者に言われる方が気づきがある事もあるので。リズのメンターに相談してみる予定です。何かいい案があるかもしれないし、メンターから彼女へアドバイスしてもらえるかもしれないし。

 

アビ: リズのメンターって誰?

私: 言えません。お察しください。

アビ: わかった(笑)。

 

 

 

さて、リズのメンターとは・・・セシル本部長である。おじい本部長のチーフオブスタッフだった時、セシル本部長と私は2週に1度のミーティングをしていて、おじい本部長が今フォーカスしている事、おじい本部長の本音みたいなものを、上手い亊セシル本部長に渡していた。それを聞いて、セシルは前もって準備をし、無事、おじいの一番のお気に入りの部下となった。

 

これは、特にセシル本部長に特別にしていたわけではない。チーフオブスタッフの仕事の一環として、おじい本部長の部下たちを、上手い亊、おじいの思うように動いてもらうのも、私の仕事だったから。アビの時にも、同じ事をしていた。結果、アビやおじいも、アビやおじいの部下たちも、「仕事しやすいなー」と思ってくれたら、それが、チーフオブスタッフの仕事の正解なだけ。

 

私がやっている事にいち早く気が付いた部長・本部長たちは、定期的に私と積極的にミーティングをしたり、私を捕まえて、話をしようとする。自分が有利になるようになった。私は、そこで得た情報をおじいに伝えて、あとはおじいの采配に任せる・・・で、その後のフォローを部下たちとする・・・みたいな事をやっていた。

 

ちなみに、気が付かない人は、「Sangoみたいなペーペーから情報もらわなくても大丈夫」と、普通に仕事をして、結果、おじいのやってほしい事からずれてたりして、叱られる事もあったみたい・・・。

 

そんなわけで、セシル本部長とは、今も1か月に1度、ミーティングをしている。リズは、一度、セシル本部長の部下だった事があったらしく、その縁でメンタリングをしてるそうである。なので、セシル本部長に「困ってますぅ」と話をしてみようかと思ったのである。

 

 

さぁ、どうなるかなー。リズ、落ち着いてくれないかなぁ。