一日に2回デートしてみた。① | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

えーと。油田コンサルタントの人、Bさん、15分の人、エノテカさん、ケープタウンさん、そんでツアーマネージャーさん。

 

こうやって並べると、ダントツBさんが見た目が格好良かったわ。中身、大変だったけど・・・。あっ、いや、15分の人は言われんぐらい、酷かったわ。もう、ノーカウントにしたいぐらい。

 

ケープタウンさんは、ケープタウン出身の人。アプリでチャットを始めたのだけれど、「ザ・まとも~」な人の香りがしたので、会う亊にした。彼もまだこの国に来てそれほど時間が経っていないので、話が合うかなと思って。午後か夜に軽くビールを1・2杯が私の理想なのだけれど、彼はなぜか「コーヒーを」という。まぁ、ええけれども。

 

明日の朝「コーヒーはどう?」と聞かれたのだけれど・・・。

 

 

私:あー、行きたい気持ちはすごくあるのだけれど。正直、明日、朝起きられる気がしない。今日、友達と飲みに行く約束をしていて、朝方終わる気がするから・・・ごめんなさーい。

ケープタウンさん: あー(笑)。わかった。じゃあ、仕切り直ししよう。そういえば、どのエリアに住んでいるの?

私: あっ、ごめん。友達が来た!じゃあ、またね。

ケープタウンさん: あ、わかった。また!

 

そして、飲みに行った日の翌日、起きてから、ケープタウンさんの最後の質問に返事をしてない亊を思い出した。

 

私: A地区だよ。

 

で、しばらくいろいろ何かをしていて、ふと、またWhatsAppを見たら、ケープタウンさんから何やらメッセージが。

 

ケープタウンさん: ケープタウンさんがメッセージを取り消しました。

 

なんやろ・・・。なんか間違えたんかな。で、さらに翌日。

 

ケープタウンさん: 一昨日の夜は楽しかった?

私: 楽しかったですよ。結局、朝方2時頃に家にたどり着きました。

ケープタウンさん: メッセージ取り消してごめんね。

私: いや、別に。何を送ってくれたのは、謎だけれども。

ケープタウンさん: 起きているなら、コーヒーでも・・・と思ったんだけれど。申し訳ないな、と思って。

 

 

いや、本当かどうか知らんけれど。なんじゃ、この究極の繊細さんみたいな感じ(笑)。え?断られるかな、と思って、もう、先にメッセージ削除したん?なんじゃ、この人、おもろいわ。

 

私: なんだ、そうやったんや。

 

で、しばらく間が空いて・・・。

 

ケープタウンさん: 今日も朝はゆっくり?

私: いーや、今日は生産性の高い朝を送っております。家中のモップ掛けと洗濯。

ケープタウンさん: そうなんだね。もし、よかったらだけれど、コーヒーでもどうかと思ったんだけれど。

私: うん、ええで。でも、家事終えてからでもええかな。

ケープタウンさん: もちろん!!! (←めっちゃ気分が跳ねたのが見える)何時ごろがいい?

私: ええとね・・・30分ぐらいで出られるかな。

 

私: いや、嘘。30分はちょっと言いすぎやわ。濡れたモップ見てたら、30分はアグレッシブすぎる事に気が付いた(笑)。もうちょっとかかる。

ケープタウンさん: わかった(笑)。時間かけていいから。住んでるところ、A地区だよね。

私: ハイ、そうです。

ケープタウンさん: じゃあ、ここでどうかな。

私: わぁ、私に近いところをありがとう!歩いていける!

ケープタウンさん: どういたしまして!

 

 

そして、ケープタウンさんと出会ったのは、カフェ、ブランチの時間。まぁ、アボカドトーストとか、ポーチドエッグにハリッサソースとか、ちょっとこじゃれた朝ごはんメニューのあるカフェ。そこで、1時間ちょっとほどブランチしました。

 

ケープタウンさんは、ファイナンシャルサービスの会社にお勤めな方で(多分)、彼自身はアメリカ時間に仕事をしなければならないらしく、イーストコースト時間というてたので、NYの時間帯に仕事をする亊がほとんどらしい。なので、ディナーやドリンクは、休日・祝日しか行けないらしく、朝ごはん・ブランチを提案していたようである。

 

穏やか~な人。穏やか~な。めちゃくちゃ、穏やか~な人。イメージで言うと・・・キリンさん・・・。背の高い草食動物系です。

 

 

ケープタウンさん: 君、本当に、まだここに来たばかりなんだね。

私: そうなんです。まだ、本当にようやく最近落ち着いたばかり。だから、そろそろ会社の外にネットワークを作ろうかな、と思って、アプリを始めたんだけれど。まともな人に出会える率が少なくて。

 

ケープタウンさん: そうなの?まぁ、僕なんか、マッチングアプリでマッチするのが20-30人こちらから「いいね」をして、数人いるぐらいかな。だから、相手からチャットが返ってきたら、すごく嬉しいんだよ。

私: えっ。そうなの?知らなかった・・・。

 

 

後で書くけれど。女性の私側からは、まったく違う。

 

 

ケープタウンさん:だから、マッチングアプリなんて、実際、何のためにしているのかわからないぐらいで。

私: そうなんやー。知らなかった。私は、自分から話しかけるタイプのアプリの場合、もちろん、会話にたどり着く亊は多いんだけれども。まともな人は、5人に1人ぐらいかなぁ。私自身がスローなのもあって、最初からぐいぐい来られると、引いてしまうし。

 

ケープタウンさん:僕もだよ。僕はintrovert (内向的)だから、特に。でも、こっちにきてから、人に会わなきゃと思って、マッチングアプリを始めたんだけど、そもそもマッチングしないんだよ(笑)。

 

私: ・・・え?なんでかな。ケープタウンさんのプロファイルは、すごくまともだけれど。ほとんどが、サングラスかけてるか、上半身裸ばっかりで、「カジュアルな関係性を」みたいなのが多いから、ケープタウンさんはすっごくまとも。え?みんな、もっとカジュアルな出会いを求めてるって亊?

 

ケープタウンさん: どうなんだろう。でも、僕は自ら人に会いにいかなければ、新しい出会いはないしね。

私: あー、私もそうかな。私も、introvertで、新しい人に出会うのはすんごい苦手なんだけれども。あ、いや、多分、そうは見えないと思うんですけれど。一見、社交的に見えるだろうから。でも、これ、頑張ってるんです(笑)。多分、翌日あたりに、「はぁー、疲れたぁ」と抜け殻になるかと(笑)。

 

ケープタウンさん: わかる、わかるよ。

私: もう、そうなると「ああー、家から出たくないわぁ・・・」となって、もはや、引きこもりになるし。

ケープタウンさん: わかる。そうならないように、最低限でも、外に食材を買いに行くんだけれども。僕、家で料理してるから。

私: エライわー。どこに買いに行くん?

ケープタウンさん: マーケットに行く。でも、まだ魚屋や肉屋で「それ、何グラムちょうだい」と言えるまでにこの国の言葉が上達してないから、そこまではできなくて。かごに入ってるアプリコットで精いっぱい(笑)。

 

私: めっちゃわかる(笑)。私、一人だと、そういう場で同じようにもじもじして、多分、カット売りされてるチーズを指さしして「く、ください・・・」って言うので精一杯やねんけど。多分、誰かと一緒に行って、しかも、それがintrovertの人なら、私の中でバランスとろうとして、なぜかすんごいextrovertになるだろうから、「おっちゃん、まけてぇや!」が言えるかも(笑)。

 

ケープタウンさん: 何それ、どういう亊(笑)。どうだろうな、僕も少しは勇気が出るかもしれない。君、introvertには思えないんだけれど。

私: ケープタウンさんが、めっちゃintrovertな感じだから、私がバランス取ってextrovertにしてるねん(爆笑)。だって、introvert二人やったら、会話もできんやろ。初対面で。

ケープタウンさん: なるほど、ありがたいな。

 

 

と、つるつるのスキンヘッド(多分、御髪はない)にすらっとした背の高いブルーグレーの美しい目をされた超内向的なケープタウンさんと、introvert談議でそこそこ盛り上がり、ブランチを終えた。

 

ケープタウンさん: そろそろ、僕、戻って仕事の準備をしないと。

私: ハイ、そうですね。私に近いところに来てくださって、ありがとうございます。楽しかった。まともな人とまともな話が出来て。

ケープタウンさん: そうだね。

私: じゃあ、すみませーん!お会計を! (←クレジットカード出す)

ケープタウンさん: 二人で分けようか?

私: そうしましょう。

 

 

と、割り勘にして終えた。

 

 

シャイで、物腰のやわらかい、でも、正直者な、ブルーグレーの目がやさしい人でした。一番笑ったのは・・・。メニューを見ながら。

 

ケープタウンさん:み、見えない。小さすぎて、見えないんだけど。メガネが必要なんだけど!

私: 爆笑。わかる、わかるわー。めっちゃわかるわー。急に来るよね、老眼て。このメニュー、ギリよね。ギリ。

ケープタウンさん: ああ、この距離なら見えるよ(笑)。

私: もういっそ写真撮って拡大してもいいよ。

ケープタウンさん: いや、ギリ行ける(笑)。

 

という、老眼話を展開したところでした。

 

 

 

そして、家に帰る途中、あるアプリからチャットが上がった。

 

 

 

つづく。