変革の時。 | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

さて、ボス・ティファニーに新規ビジネスが振られて、漏れブレになってる亊を前の記事で書きました。そして、私に「もうすぐオファーするよ」の連絡が来た亊も・・・。

 

 

それと同時にやってきたのが、うちの部署が大きく変わるという内容のニュース。実は、うちの会社、いろんな亊を諸々変更するよ・・・という時期に来ていました。その変更が、会社全体の業務体制にかかわるので、あちこちで組織変更がここ数か月でされる予定であった。ちょっと前に、会社のトップたちから「もうすぐ業務体制変更するからねー」というアナウンスが出ていたので、それぞれの部署がそのアナウンスの内容に合わせて、あれこれ考えていたのだ。

 

で、私はちょっと前におじい本部長・アビとの横並びにやってきた、会社トップレベルのChief of staffのチームを束ねるおばはん本部長から、「あなたはこのプロジェクトに向いているわ。おじい本部長にも話したらいいわ」と言われて、私もやる気になった。アビ・おじい本部長・Tさん、Fさんという大きな組織4つをまたがる大きな組織編制のプロジェクト。で、おじい本部長に「やってみたいです」と言ったのだけれど・・・。その機会はやってこなかった。

 

じゃあ、せめて、それぞれの部署での組織変更には、かかわらせてもらえるのかな・・・と思ったけれど。おじい本部長は私には一切触れず、自分で進めている。そして、うちの部署変更の内容やそのアナウンスについても、私には一切知らせず。いや・・・いうのもなんやけど、Chief of staffってそういう仕事をサポートする役目かと思ってた。でも、おじいにとって、私はそういうChief of staffではなかったみたい。

 

そして、その出来上がった組織変更の内容を、私はおじいからメールで知った。

 

 

ラリーさん・・・去る。

 

 

だよねぇ?そうよなぁ。ラリーさん、去年の9月・10月ごろの記事で登場する人物。アビが新しい組織を組むにあたって、ラリーさんがその部下の一人となるのだけれど。この人、最初から、いややわぁ・・・と思う特徴ばかりであった。

 

報連相が出来ない事件

これは、しょっぱなもしょっぱな。一番最初の出張で、彼のクライアントとのミーティングなのに。半日遅れてやってきて、そして、半日早く帰る亊を誰にも言っていなかった。クライアントとの会議が盛り上がってる最中に「あ、僕、今日あと2時間で飛行機だから」と言い、クライアントがドン引き。私たちもドン引き。

 

メールに全然返事をしない、提出物の期限は絶対に守れない件

彼にお知らせメールを書いても、全然返事が来ない。X日までにお願いしますとしても、絶対に提出しない。

 

部下あるいは、関係ない人に丸投げ方式

これも、しょっぱなから。私がアビの部署でChief of staffをしていた時から、こうであった。私に仕事を丸投げしようとしてきた。自分の仕事なのに。アビが「ラリー、これをやっておいて」とお願いした亊を、私に振ろうとするのだ。私の上司でもないのに。しかも、振り方が、例によってえげつない。「アビが君の亊をすごく褒めていたよ!」と人をおだててだますかのように、仕事をやらせようとする。そうはさせない・・・と、私は彼から逃げ回っていた。

 

もちろん彼の部下もおなじ被害に。しかも、もっと悲惨なのは、何しろ報連相もしない上に丸投げな亊。つまり、本来、おじい本部長からラリーさん経由で情報共有がされる亊も、一切彼の部下たちは受け取れない。それなのに仕事は丸投げ・・・。私なら、「できるかーー!!!」とちゃぶ台をひっくり返していたであろう。

 

口先ばっかりで、実行機能がどうもおかしいタイプの人・・・。アビは、やさしすぎて、バッサリ切る亊ができないのだけれど。こういうところ、おじいはすっきりしてる。おじいは、彼をうちの部署から追い出す亊に決めたようです。で、向かう先が・・・「ああ・・・最後の砦・・・」とわかる部署名であった。この部署・役職は、すごくでき張る人がガシガシ進めて次に大きく飛躍するか、あるいは、できない人やと何もせんと終わるか・・・。何しろ最後の砦なので。この最後の砦で生き抜く力のある人は、2ランクぐらい飛び級して、一気に上に上がる。で、生き延びなかった人は、プロジェクト終了とともに消えていく・・・。

 

しかも、この最後の砦、今、私の前の部署の時の、昔の大ボス・ステフが総括である。あー、あの人も、「恐怖政治かよ・・・」と思うぐらい、仕事できない人はさっさと切る人だったなぁ・・・と思い出した。ちなみに、私はステフに「真面目にコツコツ出来る人」と認められていて、他の人がもらわん臨時ボーナスをもらった亊すらある。その真横で、私が「この人、困る・・・」と思っていたマネージャーや部長が、ある日すっと消えるので、「ひぃー」と思った亊もあった。そのステフが総括する、最後の砦にラリーさんは送られた・・・。

 

ラリーさん、さようなら・・・お元気で・・・。

 

 

 

 

さて、おじいから送られてきたメールの内容、なかなかすごいものであった。今まで、ラリーさんと二分していた、セシル本部長の部署が大きく拡大する。つまり、ラリーさんの下に入っていた部署が、セシル本部長の下に入る亊になるのだ。ただし、全部ではない。割と大きな部分が、マリア部長の下にも移動する。多分、マリア部長は、「本部長」に格上げされるのではないかな、と思われる。で、ティファニーは、新規ビジネスをJさんから引継ぎ、引き続き、私やヤレクくんがやってる仕事を見守る・・・という形である。

 

つまり、私は引き続き、ティファニーの配下・・・というアナウンスであった。ホンマであれば、この人事異動やらなんやら、Chief of staff として、私もかかわるはずなんやけど。何の絡みもないまま、終わった。まぁ、Chief of staffをどう使うかなんて、そのボス次第やという亊。仕事の内容なんて、ボス次第・・・という亊や。

 

つまり、おじいは情報共有型ではなく、一人でやりたいタイプという亊。もちろん、それが出来るぐらいのキャパが大きい人で、経験値も高い、すんごい人なんやけど。その分、「チームワーク」みたいなものは、いらない。トップダウンで物事を決め、命令系統がしっかりしている。役割以上の亊は、求められないし、それ以上・以下でもない。

 

おじい本部長の秘書・ローラさん、役割以上・以下でもない。今まで、アビの秘書やナタリーと仕事をしてきた私としては、協調性のなさや、チームワークのなさ、おじいのスケジュール管理しかしないこの姿勢にびっくりする。私が今までしっている秘書たちは、ビッグな人々3・4人とのミーティングが必要な場合、その秘書たちとミーティングをして良き日程いくつか候補に挙げ、それを依頼した本人(例えば、私とかおじいとか)に知らせる・・・という形であったけれど。ローラさんは違う。

 

私: ローラさん、おじい本部長とセシル本部長の依頼で、B部署のFさんやCさんを招いてミーティングを設定したいのですが、スケジュール調整をお願いできますか?できれば、X月中に。

ローラ: おじい本部長が空いているのは、X日A日のB時から、C日であればD時から、E日であればF時からです。

 

・・・私、Siriに質問聞いたんかな・・・と思うほどの簡潔な回答が返ってくる。この情報をもって、私がB部署や別部署の人の秘書に連絡を取り、調整しなくてはならないのだ。つまり、秘書業務を私が担っているような事になってしまうのだ・・・。これが、かなりのストレスである。

 

 

1か月ほど前に、ティファニーとこんな会話があった。

 

 

ティファニー: アビのところに行っても、どんな仕事をするかわからないわ。

私: まぁそうですけれど。でも、今の状況だと、ストレス感じる人としか仕事が出来ないので。(ティファニーも含んでるけど・・・ローラの話を直前でしていた)

ティファニー: 人で選ぶなんて・・・。でも、どこの部署に行っても、嫌いな人は出てくるわよ。だから、どこの部署に行っても、同じだわ。

 

でしょうね。でも、仕事内容が単調で繰り返しで、私にとっては死ぬほど苦手なルーティンワークになってしまっている亊。さらにその上に、ローラさんだけではない、ティファニーそのものが私にとってはすごいストレスなのである。確かに、どこに行っても苦手な人はいる。でも、仕事内容が新しくて学べれば、そこそこ我慢できるのだ。今の私は仕事も楽しくなければ、人もストレス。いい亊なし。

 

 

私: そんなの当たり前ですよ。前の部署でも、今の部署でも、どこに行っても、苦手な人はいますよ。楽しい人達と仕事をしたいと思ってませんよ。それは、仕事環境の一つにすぎません。仕事内容自体も単調で楽しくないですし。

ティファニー: だから、私のプロジェクトを手伝えばいいじゃない。

私: ・・・すでに、自分の仕事でいっぱいなのに?単調なのに、いっぱいいっぱいで。それなのに、苦手な人と仕事をしなきゃいけなくて。この状態で、さらに仕事量が増えるとか・・・ただの拷問じゃないですか・・・。

 

ティファニー: ・・・私のプロジェクトが拷問だっていうわけ?

 

出たぁ。そんな亊言うてへん。言うてへんやんけ・・・。

 

私: 「仕事量が増える状態」を拷問と言ってます。ティファニーのプロジェクトが拷問なんて言ってません。形容詞として、かかる場所が違ってますよ。

ティファニー: ・・・。

 

てか言いたいわ。「あんたも、大きなストレス要素の一つやで!」と・・・。

 

そんなわけで、もはや、私とティファニーは、話せば話すほど、一緒にいればいるほど、お互いにストレスを感じる存在になりつつある・・・。お互いに離れた方がいいのである。

 

あ、違うな。私にとっては、苦痛でしかないし、離れた方がいいのだけれど。ティファニーにとっては、私がどんなにストレスでも、私が思い通りにならない亊がストレスなのであって、私自身に対しては大変な執着をしているのだと思う。だから、何が何でも、私を言うとおりに動かしたい・・・そんなところだろうな。

 

 

 

さて。アビとその部下・リズから、依頼されていたプレゼン資料を作っている。

 

 

アビとリズの部署変革用のプレゼンである。自分の部署の部署変革には、いっさいかかわらないけれど。アビの部署の変革には、普通にかかわる、私である。

 

 

面白いよねぇ。Chief of staffって、本当に、使う人次第なんやと思う。だって、アビも、自分のChief of staffさん、使ってないという亊やもん。そんで、人んちのChief of staffを使ってる。多分、私は、リズのChief of staffになるのだと思う。アビには、すでにChief of staffがいるから。でも、アビはもうすでに、自分のChief of staff を使わず、私を使っている。これに答えが出てると思う。

 

もちろん、役職・役割がしっかり決まってる職業はあると思うけれど。私が今やっている役職・職業に限っていえば、使う人によって、どうとでもなる役職である。

 

どこの部署に行っても、苦手な人は出てくる。でも、誰と働くかによって、仕事内容が大きく変わる。そういう役職もある。ティファニーには、絶対わからんのやろうな。わかろうとせぇへんしな。

 

 

部署変革は、計画・アナウンス、その後実行である。今、うちの部署はすでにおじいが水面下で計画を進めていたので、アナウンスが出来る状態。そして、それに合わせて、人事異動・新規採用・・・という実行が始まる。アビの部署は、今計画の最後段階、そして、アナウンスがもうすぐ。その後人事異動・新規採用。つまり、あと1・2か月ほどで、私の移動先の「新規採用」が始まる・・・という亊。

 

それまで、辛抱強く、まちまーす。