信州の桜 14 上の山の枝垂れ桜
駒ケ根市中沢上割の墓所に植えられた枝垂桜で、樹齢は85年と若いので樹の勢いがあります。
1段と高くなった墓所をすっぽり覆うように南側に伸びた枝をいっぱいに広げています。花は濃い紅色で遠くからも良く目立ちます。
墓所が狭いので、これから100年、200年たつうちに根が張れなくなってしまうのではと心配しています。
フレーミングは、墓所が映らないように下部を田の土手で隠したり、上部だけを切り取ったりするようにしています。
見通しの利く位置なので遠くから望遠で狙うのも良いかもしれません。背景の山の上に高圧線が映り込むのは避けた方が良いですね。
≪桜の開花状況≫
桜は現在、南信方面は一段落し、見ごろなのは、安曇野周辺で、これから塩尻方面が見ごろを迎えます。大町市以降はまだ未開(今年は昨年より全体に1週間ほど遅れていますので連休頃が見ごろ)となっています。昨日は、松本市梓川の「真光寺」『中塔の阿弥陀堂の枝垂桜」が撮影に丁度良い状況でした。北信方面は長野・須坂が咲いており、高山村はまだ少し早いですね。佐久・諏訪方面は今週末頃になりましょうか。リクエストのあった小川村方面ちょうど見頃ですね。
桜は地域・標高・樹種・日当たり状況などで開花時期が変わりますし、その年によって時期がずれますので事前に情報をつかんで地域を限定して撮影に来られることをお勧めします。開花情報は長野県観光課のHPに一部は掲載されています。