信州の桜 1 子安神社の江戸彼岸桜
20190406撮影
下伊那郡高森町山吹「子安神社の江戸彼岸桜」の撮影が今年の信州の桜の初撮りでした。早朝の斜め光線で桜の立体感を出し、中望遠で花の密度を上げるように注意する。
本格的に桜の撮影を始めて20年目のシーズンを迎えました。この時期に桜の花だよりを聞くと高揚感が湧いてきます。しかし桜の木と相対した時には非常に冷静に、その木のプロポーションを嘗め回すように四方八方からベストな姿を見つけるようにしています。桜は、同じ木でも毎年樹形が変化し、新鮮な気持ちで桜撮影に入ることができます。まるで女性のポートレートの撮影をしているときのように、一番魅力的なディスタンスを探し自分の受け止めた印象の表現に努めることになります。
この樹も、もう20シーズン撮影していますが、花弁の色が非常に濃くて見栄えがします。古木が枯れ果てた横に寄り添うように生えてきたひこばえの木だと思います。