自転車に家族を殺されるということ -17ページ目

自転車に家族を殺されるということ

交通犯罪犠牲者の命が紙クズ扱いされる司法を変えていきます。フェイスブック・Twitterも発信中。
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2014年1月28日に判決が出て裁判は終わりましたが、私の交通犯罪遺族活動は続いています。

土曜日はあいの会の集まりがありました。



詳しくは、あいの会のブログに書きました。


【あいの会の7月度定例会(2015.7.11)】
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/45521087.html


振り返ると、あいの会三昧な1週間を過ごしました。
日曜日のBPO、水曜日の法務省、そして昨日・・・。


普段、けっこう余裕のない日々を送っているなか、
今週は輪をかけて大変な状況にありましたが、
それでも週の最後で、こうした時間のあることは、
自分にとって、とてもありがたいことです。


心の乾燥を防ぐ、霧吹きタイムになっています。


今回は遺族だけの集まりにしました。

原点に帰ってみようと思っての試みです。

そして、その試みは成功だったと思います。


ビアガーデンで、たくさん語らい合いました。


最初は炎天下が少々つらい環境でしたが、

後半は写真のように陽も落ち、

涼しげななかでの語らいの時間となりました。


やはりこの時間は大切な時間だと感じます。



7月8日の話。法務省保護局の陳情が終わってから、
池袋に移動し、とある韓国料理店のランチで、
あいの会の3歳の誕生日をささやかに祝いました。






この日は、あいの会が生まれた誕生日でした。


7月8日。心優しい、かに座です。


振り返ると3年前のこの日、川越にある韓国料理店で、
小沢夫婦、中村さん、そして自分の4人で初めて会い、
お互いのことを語り合ったのが、あいの会の最初でした。


小沢さんとは前年末のハートバンドで知り合っていました。


ハートバンドで、小沢さんと私を引き合わせてくれたのは、
私が入っていた全国交通事故遺族の会の方でした。


そして今度は小沢さんが中村さんとつないでくれました。


被害者遺族と被害者遺族がつながり合い、
そのつながりがさらに別の被害者遺族をつなげていく。


すんなり決まった関東交通犯罪遺族の会という正式名称。

これまたすんなり決まったあいの会という通称。


最初からお互い遠慮することもなく、以心伝心のように、
「こんなことをやろう」という心の内を語り合える関係。


そして今に至るまで、ずっと変わらない深い信頼関係。


そんなこれまでの動きを思うと不思議な気持ちもします。


もう3年なのか。
まだ3年なのか。


変化もありました。


ただ、目の前の宿題の膨大さは痛感しています。


被害者遺族は決して一人になってはいけません。
これまでも繰り返してきましたが、再度繰り返します。


絶対という言葉を安易に使いたくはありませんが、
このことに関しては、絶対にそうだと強く言いたい。


しかし孤独の中、沈んでいく被害者遺族はあまりに多い。
特に全国交通事故遺族の会解散後はそのように感じます。


だからこそ、私たちが差し出すべき手はもっとあります。
つなげなければいけない手と手もまだたくさんあります。


あいの会は、これから5年、10年と経っても、
見た目はいろいろ変わっていくことはあると思いますが、
小沢さんたち、中村さん、そして自分の設立時の思いは、
きっと変わらず固く守っていくのだろうと思っています。

7月8日、あいの会を一緒にやっているメンバーと、
法務省保護局に陳情を行ってきました。




あいの会のブログに詳しいことは書いたので、
内容については、こちら(↓)をご覧ください。


【法務省保護局への陳情活動(2015.7.8)】
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/45483335.html


私が自分の個人的な経験も振り返って感じたこと。


繰り返し繰り返し、しつこく書いてきたことですが、
殺人と異なり、交通犯罪の罪はおどろくほど軽い。


「モノだと思った」「向こうから飛び出してきた」
と死人に口なしを有効活用すれば、不起訴も余裕。


仮に起訴されても、少しでもしおらしく演技をすれば、
裁判官も演技に乗ってきて、執行猶予なんて余裕。


運転免許証の更新の時に見させられるビデオの、
人をはねたら人生が終わるような話はまやかしです。


他人の人生を終わらせた加害者の人生は終わらない。


それどころか何も変わらず、日常生活を維持できる。

事件も犠牲者のこともすぐに忘れることができる。


犯した罪と向き合うことなく、すべてを終えられる。


加害者が刑務所に入るなんて極めてまれな交通犯罪。


その先にある加害者仮釈放後の保護観察制度など、
まったく無縁で、知ることもない遺族がほとんどです。


そんななか実刑判決を受け、刑務所に入った加害者は、
もちろん職を失い、場合によっては家庭も失うなど、
世間的に見れば「しくじった」ことになるのでしょう。


「悪のマニュアル」を活用しそこねたしくじり。


ただとても長い目でみれば、刑務所に入った加害者は、
罪と向き合うことを学ぶ機会を得たとも言えます。


であれば、その機会は無駄にしてほしくない。

大切に、大切に、噛みしめて、学び尽くしてほしい。


そのためにも、刑期満了まで刑に服するまで至らず、
保護観察を受ける以上、制度を形式で終わらせず、
実際に意味のあるものにしてほしいと思っています。


今回、陳情同行の話を受けてから、私も初めて、
保護観察制度についてまともに勉強しましたが、
まだまだ不十分だし、改善できる余地は山ほどあるし、
保護観察官や保護司がすべきことももっとあります。


保護観察制度はこれまでの交通遺族の世界では、
ほとんど議論されてこなかった盲点となる分野です。


いわば未開拓の分野だとも言えます。

だからすぐにも改善可能な問題はたくさんあります。


今回の陳情はそんな突破口にしたいと思っています。


あいの会ブログでも振り返りましたが、
BPO申請と記者会見の後、いろいろ動きがありました。


【BPO申請後の動き】
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/45467813.html


記者会見は急遽決まったことで、万事準備不足でしたが、
それでも思うところは伝えきれただろうと思っています。






また全国紙でもいくつか記事になっていました。
(上から、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞です)








個人的にも少し補足します。


「当たり屋にお金を騙し取られるドラマですが取材したい」
そもそも最初からそう正直に言ってくれていれば、
「取材?一体何を考えているんですか!お断りします!」
で終わっていたでしょうし、そんなドラマが放送されても、
不愉快な番組があったというだけだったかもしれません。


しかし、そこに被害者遺族のインタビュー映像を使い、
私だけでなく、遺族全体を冒瀆する愚行を犯してしまった。


そうした大きな過ちを犯してしまった以上、
きちんと公式に非を認めて、再発防止を誓ってほしい。


今回はそれだけの話です。


とにかく抗議後のフジテレビの対応はひどいものでした。


「最後に当たり屋が出てくるが当たり屋の話ではない」


これが番組関係者がひたすら繰り返していた言い訳でした。
宇宙人の言葉みたいでした。


こんな理解不能な言葉を話す人間がテレビ番組を作っている。

そのあまりのおぞましさに、頭がクラクラしました。


しかも私は2月の番組当夜にすぐ抗議しているのに、
フジテレビから連絡があったのが4月に入ってから・・・。
その連絡理由も、ここのブログを見たからとのこと・・・。


上に報告しないで、内々でごまかそうとしたのでしょう。


また公式に論点に出さなかった細かいこともあります。


まずインタビュー映像の撮り方。
逆光で撮られ、映像の私の顔は暗くくすんでいました。


「なんか悪いことをした容疑者みたいに撮られている」
後から何人かの遺族から指摘されたことです。
最初は単に雑に撮られただけかなとも思っていましたが、
いま振り返ると、腐っても撮影に慣れたテレビマンですし、
そうした「演出」を狙った悪意だったのかなと感じます。


またフジテレビは文書で何度も私の氏名を間違えました。
私という相手に無関心なまま対応しているか、
ただ非常識なだけなのか、いずれかか両方なのでしょう。


ふと思い出しましたが、私の事件の加害者側弁護士も、
(例の横浜弁護士会所属の笑えるファンタジー弁護士)
何度も母の名前を間違えて文書を書いてきていました。
(ついてに言えば、指摘されても謝りもしませんでした)


非常識な輩はどこまでも非常識だとあらためて苦笑します。


今回、フジテレビが、自主的な謝罪訂正報道を拒み、
BPO申立ての道を選んだのは、組織の論理と推測します。
そのほうが担当者ないし自部署の防衛には好都合だから。


「馬鹿なことをやって小さい団体ごときに頭を下げた」
そんなふうに他部署や同僚から白い目で見られるくらいなら、
あえてフジテレビ全体を危機に追い込むことによって、
「この危機を全社で力を合わせて乗り切ろう!」
そんな空気を作るほうが得策との計算だろうと思っています。


しかしそんな矮小な計算などせず、単純に過ちは正してほしい。


今回、私の受けた被害は、取り返せない被害ではありません。
公に謝罪して、過ちを認めさえすれば、解決する被害です。


かつてはフジテレビのバラエティで笑ったこともあります。
またフジテレビの番組で笑える日が来ることを願っています。


フジテレビは、歴史ある、立派なテレビ局だったはずです。
今回はその栄光を取り戻す機会にしてほしいと願っています。


今回のBPO申立ては、フジテレビへの愛のムチです。
期待するからこそ、改心の機会にしてほしいと思っています。

あいの会ブログでも書きましたが、昨日、フジテレビに対して、
BPO(放送倫理・番組向上機構)に申立てをしました。


【フジテレビに対するBPO申立ての報告】
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/45439990.html


なお申立てに際しての提出書面も共有します。


BPO申立書
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/BPOpetiton20150705.pdf


BPO意見書
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/BPOopinionbook20150705.pdf


念の為、ここでもあいの会としてのステートメントを、
引用して共有させていただきます。


また昨日は記者会見も行いました。
このことは、今夜にも追って報告させていただきます。


記者会見でも話したことですが、今回のBPO申立ては、
あくまでフジテレビの改善を求めて起こした行動です。


BPO申立てというと、マスコミを追い詰めるものだとか、
マスコミと闘うものとの声もありますが、違うと思います。


あくまで直接話しても理解していただけなかったので、

第三者機関を通じた審議を通して、
フジテレビには我が身を振り返ってほしいというだけです。


フジテレビの前進を願ってのことです。


そのことは、ここでも繰り返し強調したいと思います。


*** *** ***


【フジテレビに対するBPO申し立てについて】

(※あいの会としてのステートメント)


平成27年7月5日
交通犯罪被害者遺族   東 光宏
関東交通犯罪遺族の会(あいの会)



Ⅰ.最初に

平成27年2月17日に放送されたフジテレビ「カスぺ!『あなたの知るかもしれない世界6』」に関して、東光宏及び関東交通犯罪遺族の会(以下、「私たち」と言います。)はBPO(放送倫理・番組向上機構)に申立てを行いました。同番組の中のうち「わが子が自転車事故を起こしてしまったら」とのタイトルで始まる再現ドラマが問題とする箇所となります。



Ⅱ.問題となる放送内容とそれによって生じた被害の内容


1 取材と放映の経緯
インタビュー依頼にあたり事前に受けた説明は下記がすべてでした。それであれば今後、悲惨な被害者が現れない啓発になればと考え、東はインタビューに応じることにしました。

・自転車で事故を起こすとこんな重大な事態になるという問題提起をしたい。
・ただゴールデンタイムなので死亡ではなく、顔に重大な怪我を負わせたという設定にする。
・しかし面白おかしくでは決してなく、あくまで自転車事故の重大性を訴える内容だ。


2 放送内容
しかし放映内容は、事前説明とはかけ離れたものでした。交差点で中学生が、小学生の男の子に自転車で衝突するのですが、その小学生は、最初から意図した「当たり屋」で、そのことが随所でわかる演出となっており、さらに小学生側代理人の弁護士の言い値のまま1500万円という法外な金額を取られる内容でした。その冒頭に東のインタビューが使われていました。


3 フジテレビが認めたこと
その後4月になってフジテレビから私たちに接触があり、話を聞くことになりました。
4月10日会合時、フジテレビに対し、内容の事前説明がなかったこと、自転車被害の多くは当たり屋ではないこと、東や自転車被害者の多くが当たり屋のような印象を与えかねないこと、番組内の負傷で1500万円はあり得ないこと、被害者の多くが法外な請求をしている誤解を与えかねないことなどを抗議しました。
続く4月25日会合では、フジテレビから、東に不快な思いをさせたことに対する謝罪文の読み上げがあり、下記内容をフジテレビは認めました。


①本件番組はバラエティ番組ではなく、情報バラエティ番組であること
②作品買取りではなく、制作会社に業務委託して作った番組であること
③番組の公式サイトには「実際に体験した人々に取材し事実のみで構成されたドラマ」「実話の物語をドラマ化した「最大公約数ストーリー」」と謳っていること
④再現ドラマが当たり屋に金銭を詐取される話になっていること
⑤当たり屋であることはドラマ冒頭から伏線であったこと
⑥取材に基づいた内容ではなく「架空」のドラマを作成したこと
⑦軽傷で完治しているドラマ事案での1500万円という賠償額について、相談した弁護士から具体的な数字は出ておらず、制作側でこのようなものだろうと判断したこと


4 放送内容の問題点
番組コンセプトとして、「事実のみで構成されたドラマ」「実話の物語をドラマ化した「最大公約数ストーリー」」とあり、番組内でも繰り返し同じ文言を使いながら、実際は裏付け取材をせずに制作されました。また自転車被害の最大公約数が当たり屋というのは事実と大きく異なります。もっとも多い現象は、当たり屋ではない普通の被害です。さらにドラマの小学生は軽傷で、番組最後には完治しています。これで1500万円の賠償金が認められるようなことはありません。これでは交通犯罪の被害者が法外な請求している印象を視聴者に与えかねません。よってこれは虚偽放送に当たると考えます。


5 フジテレビの対応
 当たり屋のドラマであることの事前説明が全くなかったことについては、フジテレビも表面的に謝罪をしています。しかし最大の問題は、フジテレビが虚偽放送であることを一切認めないことです。上記会合後、私たちは改めて確認の意味で下記内容の書面をフジテレビに送りました。


①抗議
(1)当たり屋がドラマのメインであることについて、事前に全く説明がなかったことを抗議する。
(2)東があたかも当たり屋のような誤解を視聴者に与えかねない内容であることに抗議する。
(3)当たり屋が自転車被害者の最大公約数との内容で、被害者の名誉を傷つけたことを抗議する。
(4)非常識な賠償請求する印象を視聴者に与えて交通犯罪被害者の名誉を傷つけたことを抗議する。
②要望
  これらについて、番組審議会で取り上げられること、書面で謝罪をされること、謝罪訂正報道を求める。


これに対し、フジテレビは、代理人の弁護士を通して、会合で認めた内容を変質させ、最大公約数という謳い文句に反しない、1500万円もありうるなどと回答をしてきました。苦しい弁明としか言いようがなく、理解困難です。


6 東の現在の心境について
東は特に以下の点について憤っています。


①当たり屋がメインの再現ドラマであることを隠し、趣旨を偽って依頼をしてきたこと
②インタビュー映像が、交通犯罪被害者を誹謗する番組の前ふりに利用されたこと
③私が実際に裁判で賠償金の支払を命じる判決を得ていることから、「私もどうせ高額な賠償金目当てで文句を言い続けているたぐいであり、その点で当たり屋と似たようなものだ」との誤解を視聴者に与えかねない状況にあること
④その後の話し合いでも、内々の謝罪文で内密に済ませようとしており、謝罪訂正報道を拒否したこと


7 犯罪被害者等基本法について
平成16年成立の犯罪被害者等基本法では、全て犯罪被害者等はその尊厳が重んじられ、尊厳にふさわしい処遇を保障される権利があると明記し、国民の責務として、犯罪被害者等の名誉又は生活の平穏を害することがないよう十分配慮しなければならないと定めています。フジテレビの姿勢は同法を踏みにじるものです。



Ⅲ.フジテレビに求めたいこと


以上より私たちは、フジテレビに対して、まずは放送内容について訂正報道をして欲しいと思います。その上で、きちんと文書で謝罪して欲しいと思います。またこれら訂正報道及び謝罪については、フジテレビのホームページにも掲載して欲しいと思います。


Ⅳ.フジテレビとの交渉の経緯


フジテレビからは、あいの会監修下で、特集番組を作る提案をされ、それで解決として欲しいとの要請もありました。しかし私たちは、訂正報道がなければ視聴者の誤解は解けないし、東の名誉回復もされないと考えました。だから訂正報道をして欲しいと申し入れ、複数回の会合を通じ、特集番組の提案に対しても、その番組冒頭に謝罪訂正報道を入れてみるのはどうかとの妥協案を示すなどして、できるだけ穏便かつ建設的な解決をしようと努力してきました。しかしフジテレビがその妥協案も拒否したため、これ以上の交渉は埒があかないと考え、今回の申立てに至りました。

あいの会ブログで、報道関係者の皆様宛に、
記者会見のお知らせを出させていただきました。


私のブログのみ見ている方もいるかもしれないと思い、
ここでも引用にて共有させていただきます。


【記者会見のお知らせ(フジテレビBPO申立て)】
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/45424833.html


詳細は上記のあいの会ブログをご確認ください。


※個人的にはあわただしくて大変です・・・。

フジテレビから受けたマスコミ被害に関して、
簡単な途中経過ですが、その後の報告をします。


BPO(放送倫理・番組向上機構)という第三者機関に、
この一両日中にも申立てをすることとなりました。


先ほど、あいの会ブログに一次報告を掲載しました。


【フジテレビ問題の続報(読売新聞報道とBPO申し立て)】
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/45423582.html


大変悲しいことですが、フジテレビからは苦しい言い訳だけで、
結局、誠実な態度を示していただくことはできませんでした。


そのためBPOを通じて、再発防止を求めることになりました。


そして明日、急遽ですが、記者会見をすることになりました。


詳細については、追って続報を書かせていただく予定です。
今回は簡単な一次報告だけ取り急ぎさせていただきました。



地元で自転車が加害者と思しき警察の立て看板を見て、
被害者(被害者遺族)に接触できないか試みていました。


先月の話です。




警察はガードが厚いとよく言われます。
当たり前と言えば当たり前の話です。


捜査や事件の内容はもっとも機微な情報ですし、
それを接触してきた人にペラペラと話されたら困ります。


なので最初から、なかなか教えてはくれないだろうし、
協力も難しいだろうと思いつつ、警察署に手紙を書きました。


立て看板を見たこと。
自分は自転車が加害者の交通犯罪遺族であること。
その後、遺族活動を続けていること。
自転車遺族が孤独に陥っている現状をなんとかしたいこと。
なので自分ができる支援があればしたいと思っていること。


事件当時の自分の経験も手紙のなかで振り返りました。


当時の担当刑事さんたちがとても気を遣ってくれたこと。
その対応の温かさは今でも自分の心に沁み入っていること。
だから遺族と遺族の絆をつなぐ協力をお願いしたいこと。
そうすればきっとその方も生涯警察に感謝するだろうこと。


その上で、事件内容を教えてもらえないのはわかっているし、
その被害者の方の判断にゆだねるということでいいので、
私の存在を伝えるだけ伝えてほしいと書いて、送りました。


手紙には、遺族として使っている名刺を数枚同封しました。


結果、その警察署からお電話をいただきました。


立て看板を立てるほどだから死亡事件かなと思っていましたが、
かすり傷の軽傷事件で、念の為、看板を立てたとのことでした。


かすり傷の方までフォローできる余力は、正直私にはないので、
警察の方はとても好意的に協力を申し出てくれましたが、
結局、私のほうから辞退させていただくことになってしまいました。


ここで、この話を書いた理由は、

その警察官の方の対応の温かさと丁寧さを報告したいからです。


結局、自転車に大切な家族をひき逃げで殺され、
なすすべもなく悲嘆にくれている事態でなく、ホッとしましたが、
そういう事件があったとしても(1件でもないことを祈りますが)
ここの警察署管内であれば、少なくとも信頼できる警察官がいて、

二次被害に遭う確率もきっとわずかなものだろうと思いました。


被害者や遺族になった人が、真っ先に接するのは警察です。


対応した警察官の対応がどうだったか、その言葉などで、
その人のおそらく生涯続くことになる警察への感情を決めます。


被害者や遺族も2つに分かれます。


警察への呪詛を吐き続ける人生を送る人と、
警察への感謝の言葉をことあるごとに口に出す人。


前者になってしまった人はつらいと思います。


私は幸いにも後者でした。


それが不幸な悲劇のなかでの一抹の救いだったと思っています。


そして、被害者や遺族の全員がそうであってほしいと思います。

この週末の土曜日は、あいの会の集まりでした。
あるご遺族をお招きしての講演会と毎月の定例会。


その前に、弥生美術館の「橘小夢展」に寄ってきました。




その翌日までの開催で、期間ギリギリの駆け込み。
妖しくて美しい画風が気になっていた展覧会だったので、
見ることができてよかったとつくづく思いました。





ここまで余談。以下本題。
あいの会の講演会のこと。


講演会の内容は息子様が交通犯罪に遭われた後、
脳死を宣告され、それから臓器提供を執拗に求められ、
承諾をしてしまって、いまもずっと悩み苦しんでいる。
その経緯や問題について、語っていただきました。


詳細はあいの会ブログに書いたので、そちらに譲ります。


【あいの会6月度講演会(交通事件と臓器移植)&定例会(2015.6.27)】
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/45345633.html




私が感じたことは、死の尊厳についての議論が、
細かいところであまりに放置されてきたということです。


被害者支援や交通犯罪、厳罰化の議論が進む中で、
その死角となっているところで苦しむ遺族がいる。


事件直後の家族に、医師が臓器提供を迫る。
それも一度提案するだけでなく、繰り返し、執拗に。
これは執拗営業以外の何物でもないと感じました。


また今回の臓器提供の話からは外れますが、
私の事件を振り返ると、司法解剖にも問題もあります。
別途機会をみて、この問題は触れたいと思いますが、
細かいところで、故人の尊厳が踏みにじられている。


これらも「しかたないこと」ですませることなく、
動いて改善すべき課題だとあらためて思いました。


その後は他の議題などを定例会として話し合い、
さらに懇親会へと流れていく土曜日となりました。




懇親会では少し飲みすぎました。

深刻な話を(かなり?)くだけて書いてみます。


今週火曜日夜(6月23日)の報道ステーションで、
日米安保条約の不平等性についての特集が流れ、
沖縄駐留米兵の犯罪について触れられていました。


そこには当然、交通犯罪も含まれます。


どんなにひどい犯罪あるいは交通犯罪を犯しても、
起訴すらされずに、加害者野放しで終わってしまう。
加害者はアメリカにさっさと帰国して安寧とした生活。
アメリカの司法は加害者を何も裁かない。






結局、日本はまだ半独立国ということなのでしょう。


しかし当然、こんなのは許されることではありません。


きっとおそらく、被害者や遺族やその代理人弁護士も、
ただ黙って泣き寝入りをしているわけではなく、
打つべき手は打った上で、現在の無念なのだと思います。


前々から多くの人がそれなりに知っていた現実ですが、
こうして力を入れた特集番組を見ていると、
あらためてその不条理と無念さを痛感させられます。


自らの刑事公判や民事訴訟が終わったら、
あとは正論だけを、しかる場でのみ、行儀よく訴え続ける。
それ以外は、お行儀の悪い暴走行為なので戒められる。


どことなく被害者遺族間にはそんな空気があります。


「遺族は感情的にわめき散らす動物ではない」
そのように国や行政や司法にわかってもらうために、
時に我慢もしながら、努力を重ねている経緯があります。


しかし遺族だからこそ、わめき散らしたい時もあります。
血の通った人間なのですから。


おかしなことにぶつかったら「これはおかしいだろ!」と叫び、
そんなおかしなことを容認する現実の厚い壁があれば、
行儀が悪いと言われても爆発すべき時もあると思います。


そんなことを思いつつ、この報道ステーション特集をみて、
私の中で、ある妄想(アイデア?)がどんどん膨らみました。


例え軍関係者の一部はそうでなかったとしても、
基本的にアメリカは自由と正義の見本となる国のはず。
多くのアメリカ人もそのことを誇りに思っているはずです。


そのような国の世論の大多数がどんなものかを考えれば、
「日本で罪を犯した米兵はとことん無罪放免であるべきだ。
 米兵様のために遺族や被害者は黙って泣き寝入りをしろ」
などというものでは決してないはずです。


おそらく知らないから世論にならないだけだと思います。


そこでどんどんやってしまっていいんじゃないかと思うこと。


以下、私の妄想です。


まず有志で団体を結成(個人名でできることは限界がある)
占領期にさかのぼって加害者の個人情報リストを作成する。
できるだけ周辺情報も盛り込んでデータベース化。
過去のものでもいいので顔写真があればモアベター。
英語ベースのホームページを作成して、それらをアップ。
(ワールドワイドで晒し者。希望閲覧対象はアメリカ人)
同時にアメリカ国内に理解者を見つける(SNS最大活用)
お金があったら「彼らの身元を探しています」と媒体宣伝広告。
加害者とその個人情報がアメリカ全土でどんどん拡張していく。
理解者を通じて、加害者の現所在を突き止めたらこれもアップ。
住んでいる家の写真も撮ったらアップ。
家族がいる面前で、過去の罪について突撃インタビュー敢行。


人をひき殺したり、殺したり、レイプしたりした米兵犯罪者は、
「そういえば昔、アリを踏みつぶしたことがあったな」
程度で、被害者どころか己の行為も忘却の可能性があります。


そんな過去の(被害者や遺族には現在進行形の)罪が、
怒涛の勢いで追いつき、加害者の平穏な日常を蹴散らかす。


やさしいおじいちゃんとして、子供や孫に囲まれて、
やわらかいベッドの上で死ねるはずだった余生の最期が、
殺人やひき逃げやレイプをした汚れたおじいちゃんとして、
恥辱の中で死を迎えさせてあげることができる。


名誉棄損?


どうぞどうぞ。


なつかしの日本にいらして日本の裁判所に提訴してください。
我が身の罪を思い出し、被害者や遺族に頭を下げに行くか、
裁判所で自分の主張だけをして帰っていくか、見ものです。
訴訟のやり取りもホームページで実況中継しましょう。
裁判所提出の書証も画像アップしましょう。
書証内の加害者個人情報も公的文書ですし黒塗りなしです。


日本の裁判所に名誉棄損を認めさせた?


少額勝訴、おめでとう。


日本の判例では、せいぜい十数万円程度でしょう。
カンパで集まる額です。


振込にしなければいけない法律はありませんし、
「ほら、やるよ」と手渡しの少額勝訴祝賀会を開いてあげましょう。


かなり過去に罪を犯した高齢加害者の死亡情報に接したら、
アメリカ国内の理解者に呼びかけ、参列者を集いましょう。
口にバラをくわえ、ピンクのタキシードで葬儀に出席しましょう。
他の参列者や家族に何か言われたら、
「我々の弔意のカラーはピンクである!」と主張しましょう。
できるだけ長時間の押し問答で、にぎやかな葬儀にしましょう。


・・・と妄想のままに、キータッチを暴走させてみましたが、
ざっと書いた上で、読み返すと、提起していることは、
「クソガキどもを糾弾するホームページ」と一緒ですね。


ちなみに私はこのサイトが好きです。


サイト主宰者の根性も、実にすがすがしい。


・・・と、かなり戯作的に書きましたが、野放しの加害者がいれば、
このくらい下品に走ってもいいんじゃないかと思っています。


「遺族は感情的にわめき散らす動物」と思われるのは損ですが、
それでも感情のままに走ってみるべき時もあるのではないか。


もちろん犯罪(主に名誉棄損?)にならない計算は必要です。
しかしそのギリギリの淵までは近づいてもいいんじゃないか。


それと周囲の理解を得られるための努力を怠らないことは大切。
理解を得られない孤立した暴走は、ただの頭のおかしな人です。


「クソガキどもを糾弾するホームページ」を例にあげましたが、
これだって、やっていることは名誉棄損ギリギリか既遂ですが、
インターネット黎明期からずっと続き、支持者も少なくありません。
(このサイト、よく知らない人はググってくれたらと思います)


今回はあえて暴走して書いてみましたが、
「意識して暴走しているので危険運転ではない」

きっと弱腰な検察官なら、こう言って擁護してくれるでしょう。


いま過去に書いた「ゴミ掃除」を水面下で鋭意実行中ですが、
これもたぶん立派な暴走だと思います(後日ちゃんと報告します)


こんなふうに書いたのは、行儀よくおさまっているだけでは、
被害者遺族は納得しないことがあることを知ってほしいから。


被害者遺族だって人間であることを理解してほしいと思います。


しかし、米兵加害者の野放しは許せませんし、
こんな私の妄想を実現してくれる人はいないものか・・・。