今年初めてのブログになります。
ご縁のある皆さま、今年もよろしくお願いします。
しばらくブログの更新ができずにいました。
それ以前にネットもほとんどしない日が多く、
実質的にSNS離れをしていました。
その結果、何人かの親しい方の誕生日も、
コメントも寄せずにスルーしてしまいました。
余裕が全くありませんでした。
直接やり取りしている方にはお話していますが、
昨年末より、たくさんのことに追われていました。
報告できるようになったら報告したいと思います。
さて・・・
もう過ぎてしまいましたが、被害者遺族にとって、
正月というのは、とても微妙な時期です。
「あけましておめでとうございます」の連呼。
それに素直に同調できない心情を感じる時期だから。
私の事件より、今年1月で6年目となりました。
振り返ると事件翌年の正月、事件を知っていて、
「あ、どうも、あけましておめでとうございます!」
と笑顔で言ってくる馬鹿者が数名いました。
あきらかに悪意はないのでしょう。
不幸にも、あるいは我が身の不徳のいたすところで、
他人の痛みというものへの想像力の欠落した輩が、
自分の身の回りに何名かいたというだけの話です。
しかし今は、私の事件を知らない人も周囲に増え、
「あけましておめでとうございます」と言われたら、
「あけましておめでとうございます」と返しています。
年賀状も再開し、祝賀ムードは受け入れています。
妻と娘の存在を考えると、前を向く必要もあります。
そんな正月が明ける小正月1月15日が母の命日です。
数えると今回が七回忌になります。
加害者が事件を起こしたのは成人式連休中でした。
命日、しかも七回忌でしたが、先に書いた事情もあり、
今年、既に何日か会社を休まざるを得ない日が続き、
あらためて会社を休むような迷惑はかけられませんでした。
ただせめて、1月17日の日曜、母の墓参りをしてきました。
毎回この話題で書きますが、長距離の大遠征。
雪が降ると聞いたあとの、曇り空の中、寒い外出でした。
いろいろな意味で、周囲の風化を感じます。
私自身、行動も感情も物静かになっているのも事実です。
しかし仕事や日常生活や家庭に悪影響を及ぼさない限りで、
被害者遺族としての活動は続けるつもりです。
あいの会も、大切に大切に残していきたいと思っています。
自分の身に起きた大きな(そして悲しい)出来事には、
やはりメッセージを受け取ろうとしたいですし、
それへの答えが命を尊ぶ司法の実現だと考えるからです。
その意味で私は運命論者で神秘主義者なのだと思います。