SNS離れの日々、正月、母の命日 | 自転車に家族を殺されるということ

自転車に家族を殺されるということ

交通犯罪犠牲者の命が紙クズ扱いされる司法を変えていきます。フェイスブック・Twitterも発信中。
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2014年1月28日に判決が出て裁判は終わりましたが、私の交通犯罪遺族活動は続いています。

今年初めてのブログになります。
ご縁のある皆さま、今年もよろしくお願いします。

しばらくブログの更新ができずにいました。

それ以前にネットもほとんどしない日が多く、
実質的にSNS離れをしていました。
その結果、何人かの親しい方の誕生日も、
コメントも寄せずにスルーしてしまいました。

余裕が全くありませんでした。
直接やり取りしている方にはお話していますが、
昨年末より、たくさんのことに追われていました。
報告できるようになったら報告したいと思います。

さて・・・

もう過ぎてしまいましたが、被害者遺族にとって、
正月というのは、とても微妙な時期です。

「あけましておめでとうございます」の連呼。
それに素直に同調できない心情を感じる時期だから。

私の事件より、今年1月で6年目となりました。

振り返ると事件翌年の正月、事件を知っていて、
「あ、どうも、あけましておめでとうございます!」
と笑顔で言ってくる馬鹿者が数名いました。

あきらかに悪意はないのでしょう。

不幸にも、あるいは我が身の不徳のいたすところで、
他人の痛みというものへの想像力の欠落した輩が、
自分の身の回りに何名かいたというだけの話です。

しかし今は、私の事件を知らない人も周囲に増え、
「あけましておめでとうございます」と言われたら、
「あけましておめでとうございます」と返しています。

年賀状も再開し、祝賀ムードは受け入れています。
妻と娘の存在を考えると、前を向く必要もあります。

そんな正月が明ける小正月1月15日が母の命日です。
数えると今回が七回忌になります。
加害者が事件を起こしたのは成人式連休中でした。

命日、しかも七回忌でしたが、先に書いた事情もあり、
今年、既に何日か会社を休まざるを得ない日が続き、
あらためて会社を休むような迷惑はかけられませんでした。

ただせめて、1月17日の日曜、母の墓参りをしてきました。



毎回この話題で書きますが、長距離の大遠征。
雪が降ると聞いたあとの、曇り空の中、寒い外出でした。



いろいろな意味で、周囲の風化を感じます。
私自身、行動も感情も物静かになっているのも事実です。

しかし仕事や日常生活や家庭に悪影響を及ぼさない限りで、
被害者遺族としての活動は続けるつもりです。
あいの会も、大切に大切に残していきたいと思っています。

自分の身に起きた大きな(そして悲しい)出来事には、
やはりメッセージを受け取ろうとしたいですし、
それへの答えが命を尊ぶ司法の実現だと考えるからです。

その意味で私は運命論者で神秘主義者なのだと思います。