すっかりご無沙汰していた、『読書のススメ』コーナーですが、今回は、3冊紹介。
1.『チョコレート病になっちゃった』 ロバート・K・スミス
文字数が少ない、短編仕立てになっており、題材もみんなの大好きなチョコレート
2.『双子探偵ジーク&ジェン④ 消えたトラを追え!』 ローラ・E・ウィリアムズ
絵が、アニメタッチで、アニメをよく見る子には、最後まで読んでもらいやすいかも知れません。
文字数も多くないので、1冊のストーリーを日数をかけずに読めますし、まとめノートという形で、考えさせるページもあります。
コナンとか好きなお子様には良いのでは。
それでも、駄目な子には、変化球を。
3.『がんばれっていわないで』 藤田千津
ぜんそくの子が現代社会の様々なプレッシャーをなんとか乗り越えていこうとする話。
心を育てる礎になるのではないでしょうか?
私は、東北の震災の時に日本にはいませんでした。
ですが、状況はネットである程度知っていたので、フランスの知人が、「fight!的な旗を現地に送りたいんだけど、日本語ではなんていうの?」といってきた時に、丁重に断りました。
頑張れ!
昔からキライな言葉です。
諸説ありますが、江戸時代辺りから使われて始めた、
『命を張って、物事に取り組め!』
という奉行からの命令からきたという説があるのを知った時に、自分の中で嫌な感じがしていた理由が少し分かりました。
人から命令されるのキライなんです、わたし。笑
もちろん、場面によっては、その力強さによって励まされるということもあるでしょうが、私は、簡単に使いたくない言葉の一つです。
がんばれっていわないで。
題名だけで、ぐっと感じるものがあったので、手にとって見ました。
本の選び方って、そんなものだと思います。
インスピレーションは大事にして、外れたら外れたで、それも糧になってるんです。
私は、実話に基づいた小説が好きだったので、小学生の時によく読んでいました。
その時に、人類にAB型のRhマイナスが少ないことを知り、輸血がとても大変だということを知りました。
(ストーリーは、とある数千人程度の小国の首相が事件に巻き込まれ輸血を必要としていたが、自国には誰もAB型マイナスの適応者が見つからず、外交上敵対していたアメリカから輸血者を募ったといった内容)
当時の頭では、外交の事やら筆者の言いたかった事云々は読み取れてなどいません。
でも、その後、小学校の授業で何のきっかけかは分かりませんが、発言にそのRhの話を織り交ぜたら、先生がとても感心してくれたことは覚えています。
『よくそんなこと知ってたな~!』
その一言から、私が、もっと本を読むようになったのは言うまでもありません。笑
まずは、字が大きくて、文字数も少ないものでいいです。
ちょっと、タメになる話を、子ども達の興味の引きそうな題材を選んで、薦めてみてください。
ちなみに、バラク・オバマ大統領は、AB型のRhマイナスです。