勃興と衰退のパターンを繰り返す人間社会。
過去500年の歴史をみれば、
我々が今どのステージにいて、今後どのような展開が繰り広げられるかをある程度予想できます。
金融界では非常に有名な存在であり、
これらの著者で、コネチカット州ウェストポート在住の投資家・ヘッジファンドマネージャーのレイ・ダリオ氏が、わかりやすい動画をアップしてくれています。
大学だったら何時間も要する複雑な講義内容を、
わずか30分~1時間弱でわかりやすくまとめている彼の動画の数々は、国内外で大変好評です。
では、早速今日のタイトル「ビッグサイクル」について。
*翻訳が必要な方は、CCを日本語に設定してください。
昨年の秋、レイ・ダリオ氏は、
ビッグサイクルの中の「紙幣大増刷と信用創造」の第五フェーズから、いよいよ第六フェーズ「Revolution and Wars(革命と戦争)」にとうとう我々は突入したとLinkdInに投稿し警告をしています。
興味深いことが、彼はこれまでに
戦争が起きると、富の一掃が起きる
ことを指摘しています。
過去2回の世界大戦時で。戦勝国になったところも敗戦国になったところも含まれる英国、米国、中国、ドイツ、フランス、ロシア、オーストリア・ハンガリー、イタリア、オランダ、日本の1900年からの資産の実際のリターンを調べたところ、
10か国のうち7か国では富が少なくとも一度は事実上一掃されているそうです。
そして、富が一掃されなかった国においても、
資産収益が本質的に財政的に破壊されたひどい数十年を過ごしていたとのこと。
陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ずで、
どちらかに極まりすぎてバランスをくずしたら、
浄化作用や調整を行う人間のカラダと同じように、世界の経済も「断捨離」が必要になってくるんでしょうね。
そう考えると、世界規模で展開されるガラガラポンのイベント
グレートリセット
も必要必然なんでしょうが、
母なる地球、そして人類をはじめ命あるあらゆる生物にとって、ダメージをより軽減できる最善の解決策を見出し、それを実行し、
成長した人類の姿を後世に残したいものです。