ヒトと火 | The Art of Living II

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-心・身体・霊性を高める旅‐

EU域内で過去最大規模の山火事が続く中、

ギリシャ警察が放火に関連する容疑でこれまで79人も逮捕。

 

Greek police make 79 arson related arrests (CNN, 8/27/2023)

 

なんて、悲しい世の中なのでしょう。

 

 

 

マウイ島の火事についても、

 

政府の対応の仕方など不可思議な事象が次々と地元住民たちから語られており、

 

この大災害は、自然災害というよりも人災なのではないかと疑わざるを得ない状況になっています。

 

 

 

 

近年、世界各地で相次いでいる養鶏場など畜産場火災も、

 

ギリシャの組織的な犯罪と同様なのかもしれません。

 

 

 

「火」を調理に使い、暖を取り、獣から身を守るのに役立てるようになってから、我々人類は急速に発展してきました。

 

火は、「燃焼」という化学反応にともなう激しい現象だ。自然の野火、山火事などに、動物たちは「おそれ」を抱いて近づくことはなかったが、私たちの祖先は持ち前の「好奇心」でそのおそれを乗り越えた。彼らは火への接近・接触を繰り返す中で、いつしか火を利用することを覚えた。

 

火の利用はどんな影響を与えたか。まず、火によって肉を加熱すると、やわらかくなり消化吸収がよくなる。すると人類の臼歯は小さくなり、胃腸の容積が縮小。消化に費やすエネルギーは脳へ回り、脳容量が大きくなる。約180万年前の原人の時期に、人類は火を使い始めたとされ、このときから道具を使い積極的に狩りを行うようになったと考えられている。つまり火の発見によって進化したのだ。

火の発見で脳が大きく 化学の発見から歴史をたどる(日経BizGate、2021/4/22)

 

 

感謝すべきエネルギーの源を、

 

多くの人や動物を不必要に死に至らしめたり、ダメージを与えたり、

 

地球環境にも大きな負荷を与えてしまうような誤った方法で利用し続けていくのなら、

 

近い将来、

 

母なる地球にお叱りをうけてもやむを得ないかもしれません。

 

 

どうすれば、

ヒトはもっと賢明にそして平和的な存在になっていけるのでしょうね。