【レポート】和食のテーブルマナー講座② | 覚えておきたい日々のこと

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つづきです(^^)

着席からお箸を持つところまではこちら☆
【レポート】和食のテーブルマナー講座①


【目食】
和食は、食べ物を口に入れる前にまず
『目食(もくじき)』をします。

目食、文字の通り『目で食べる』ことをする。

つまり、盛り付けや器の模様などをしばし見るのです。

例えばお椀。

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店はこのお椀の蓋の模様もちゃんと計算して、客へ提供をします。
そして客は、蓋をあけて、いただき、また蓋を戻すのですが、その時に最初に出された位置(向き)に模様を合わせてごちそうさまをするのです(^^)

最初に出された位置に模様を合わせるには、目食をしていればどの位置だったかわかりますよね。


ちなみに、出されたお料理を無断で撮影するのはNG行為。
その理由は、『盛り付けはお店の財産だから』

理由を聞いて、納得!!です。
「撮っていいですか?」と聞いてみてからがマナーとのことです♪

【食べる順番】
左側から。
そして御才の様に複数品盛り付けられているものは一品ずつ食べきってからが基本。

では♪ここからそれぞれのお料理を食べる時のマナーを一部ご紹介♪


<御才>
・胡瓜と海月の香油酢和え
・冷奴赤みずとろろ乗せ
・鯛と干瓢の煮凍り
・長唐辛子寿司



どの品から食べ始めてもOKですが、一品ずつ食べきってから、反時計回りの順番で食べ進めていきます。

和食はそれほど濃い味付けをされていないので、それぞれをちょっとずつ食べると味が混ざってそれぞれの味がわかりにくくなってしまう為、だそうです(^^)/

そして、全部食べ終わったら、お皿を両手で持ち上げ(引きずらず)、敷盆の中心より少し左側にずらす。
これが、“食べ終わりました。下げて下さい”の合図。


<お椀>
・にゅう麺(焼き穴子、油揚げ、椎茸、柚子、三つ葉)

IMG_20150810_134311751.jpg



左手を添え右手で蓋を開ける。
目安として、6時部分を開け3時のあたりで少し手を止め、雫を切る。
左手を蓋に添え、右手で敷盆の外へ置く。

<造り>
・二点盛り


よく、左手を受け皿のようにあごの下あたりに添えることがありますが、マナーとしてはよろしくない行為。

お刺身などを食べる時は、さしちょこ(お醤油の小皿)を活用
さしちょこも両手で持ち上げ、次に片手(左手)で持つ♪
お刺身も一種類ずついただきましょう(^^)/

お刺身についてくる“ツマ”の食べ方。
お箸を閉じて、お醤油に3秒ほど先端をつけ、それを大根の方へ持っていき箸先のお醤油を大根へ移す(3秒ほど)。
これを2回くらいすると、ほどよくお醤油が大根へつくのでお上品にいただけました(^∀^)

<焼き物>
・丸茄子田楽鱧乗せ



これも左側から食べ進めます。
食べ終わった後の生姜の根の部分は、お皿の左下に置き、下に敷いてある葉で隠す。

一緒にある葉っぱも重要な役割があったのですね!

<冷やし鉢>
・唐瓜と無花果 玉ねぎソース掛け



<強肴>
・トマトと和牛フィレステーキ 卵そぼろ餡かけ



食材をよくソースに絡めながら上品にいただく。

<食事>
・蓮根と豚肉の炊き込みご飯

<留椀>
・合わせ味噌仕立て

<香の物>
・盛り合わせ



①ご飯の蓋を敷盆の左上へ
②汁椀の蓋を敷盆の右上へ

日本食は、『ごはん優位』の考えがあるので、食べる順番も
①ごはん
②汁物
③…以下自由。例:ごはん+香の物(おかず)など

『ごはん優位』なので、
汁椀に持ち変える時以外は、左手にはごはんのお茶碗を持ちっぱなし。
そして、左手に持っているごはんを飛び越えて食べる“膳越し”は禁じ手
いわゆるごはんにワンバウンド的な感じで、一旦ごはんの上で止める。

<水物>
・水菓子(メロンとオレンジ)

手前のオレンジを食べてからメロンを食べる。
オレンジに種があったら、フォークや手にこっそり出すか、懐紙へ。

種や、メロンの皮は左下へ。
ミントを食べなかったら、そのメロンの皮の上へ置く。


こんな感じでした(^∀^)!

なかなか伝わりにくくてすみません(>▽<;
お箸の持ち方などもおしえていただいたのですが、文章で書くには難しくて断念(^^:


マナーのことではないのですが、デザートで“水菓子”って書いてあったら果物のことなんですね!
私はてっきり、ゼリーや水羊羹やくずまんじゅうなど、水っぽいお菓子のことかと思っていました。

ちょっと賢くなった1日でした♪

おつきあいありがとうございましたー(^▽^)!