ずっと昔、ベターっと座る犬を見て、
私が犬を飼うときはこんな風に座る犬がいいなぁー
と思っていました。
実際に飼った時には、そんなことも忘れていましたが、
縁があって11年前に我が家に来てくれた子犬は、
そのベターっと座る犬でした
単に女の子なので、股関節がやわらかいだけでしたが、
今もベターっと寝ている姿を見ているだけで
なんかにこにこしてしまいます
おまけにまぁるいシッポもかわいいし
日中は、こんなふうに日向ぼっこしながら
ずっと窓辺でうとうとしつつ家の番をしてくれています
そんな時も、気が緩んでいる時は、べた座りです
長いこと一緒に過ごしていたので、
空気を読むようになったのか、
私の体調が悪い時には、いつものように甘えることをしないで
そっと見守ってくれます
そして、寝ている私の枕元に
そっと自分の大切なぬいぐるみを置いて言ったりしてくれるんです
わたしが咳をするのは嫌いなようで
普段はイヤな顔をして離れていったりするのですが、
一緒に寝ている時には、がまんしてなのか
なぜかそばにくっついてくれます
そのくっついている背中がホカホカして
いつの間にか咳も止まったりするんです
(これもちょっと不思議です)
世話?をすると言っても、
散歩とご飯と少し遊ぶくらいなのですが、
時には毎日の散歩がおっくうな時もあります。
でも、考えてみれば、
その散歩も私の健康にはとてもいいのかもしれません
ひきこもりがちで、面倒くさがりの私には
イヤでも出かけなきゃいけないので、
知らず知らずに気分転換が出来たり、
お陰で足の筋力も保てているみたいです
ご飯も、
私とパンを一緒に食べることが当たり前になってしまったので、
わたしが食欲がなくても、毎朝パンを焼き、
一緒にハフハフと分けながら食べてます
(トーストが焼けると教えに来てくれるんです)
遊びと言えば、最近のお気に入りの遊びは、
私が隠したポップコーンを探すことなのですが、
これもちょっと夢中になったりしちゃいます
今では飼っているという気持ちはなくって、
当たり前に一緒にいる家族なのですが、
病気になってからはこの子に助けられているなぁー
と思うことが多くなりました。
今までは当たり前すぎて考えたこともなかったけど、
これってドッグセラピーなのかもしれませんね