2024年6月1日。
退院の日。
朝イチの血栓予防の痛い注射をして、朝食。
食欲は出てきたけど完食は無理かなぁ、という感じなので半分を目指します。
食後は歯ブラシを持ってちょっと離れた面談室の洗面所まで行って歯磨き、洗顔をして、歩ける具合を確認。
ゾンビ状態からちょっとゆっくり歩いてる人、ぐらいな感じでイケそう。
髪が「爆発あった?」みたいな、エライことになっているので一生懸命ブラシで梳かして押さえる。
これまで、そんなことを気にするどころではない感じでしたが、病棟を出るのでちょっと気になり出しました。
パジャマから洋服に着替えてスタンバイOK。
10:00ちょっと前にお迎え到着のLINEが入ったので、ナースステーションに声をかけたら、看護師さんが荷物を運ぶのを手伝ってくださいました。
お礼を言って病棟を出ます。
開放感!
「結構普通に歩いてるじゃない、LINEだともっと動けなさそうだったから心配したけど」
と、相方と妹に言われました。
昨日と今日では仕上がりが全然違うのですよ。
お会計はもろもろ手続きがあるとのことで、次回診察時になるらしい。
帰りの車中で「入院中どうだった?手術後どうだった?」なんて聞かれて話をするのですが、あんなことやこんなことが辛かった、と話しているのになぜだか笑いがこみあげてきます。
「お腹痛い、キズが痛い…!」
「え?何がおかしいの?笑いのツボがわからない」
と言われてそれがまたおかしくて、お腹を抱えて「痛い痛い」と大笑い。
自分の感覚としては、子宮と卵巣が無くなってその空いたスペースに入った腸の位置が落ち着かなくて、お腹がポヨンポヨンしていて、笑うとポヨン感が更に増してくるし、なんだかおかしくてたまらない。
相方と妹に「笑い上戸になって帰ってきた」と言われました。
帰る途中ショッピングセンターに寄り道して食材とキャンプ用の椅子を買いました。
退院した喜びからキャンプに行くわけではなく(笑)
自宅には座椅子しか無いので、座る椅子が欲しくて。
しかし、家に帰ったら帰ったでこの転生した体にはいろいろ慣れないことが多く大変なのでした。