2024年5月28日夜。
手術室からベッドごと運ばれて部屋に戻ってきました。
「お部屋に戻ってきましたよー」と看護師さんに言われたとき、私はモーレツに尿意を感じていたので
「ウガ、ガラガラ、おしっこ…」
と痰を絡ませながら声を絞り出しました。
「管が入ってるからトイレ行かなくても大丈夫よ、そのまましちゃって」
とのことでしたが、仕方がわかりません。どうやったら出せるんだろ?
でも勝手に出てるっぽい。ビニールバッグに尿はたまってました。
が、全然スッキリはせず、ずーっと尿意がある感じ。
ちょっとでも体を動かすとお腹のキズが激痛だし、もうひたすら眠って意識を無くし回復を待とう、と思いました。
が、眠っていられない。
腰が痛い。暑い。吐き気がする。痰が絡まり息が苦しい。
気付くと朝とは違う術後服を着せられていて、この生地がシーツと絡まるというか、密着するというか、全く滑りがなく、体勢が変えられないのです。
動けないので腰が痛くて痛くて。
その上熱が出ているのか空調なのか、暑くてたまりませんでした。
布団を剥ぎたいのだけれど、動けないのでそれもできず。
足で何とか引きずり下ろそうかと考えれども、足にはエアマッサージャーが装着されている。
そして、気持ち悪い。でも、嘔吐恐怖症なので吐くとかそういうのは無理です。
もうダメかも、吐くのか?私、ついに?と恐怖心マックスになった時、枕元にティッシュボックス置いてたのでとりあえず唾液をティッシュに出してみる。
そうすると、結構楽になれました。これで行こう。
そんな自己努力を何度も繰り返して一晩乗り切ろうと。
しましたが、やはり限界が。
意を決してナースコールを押しました。