国際的詐欺メールがキターーー!海外版の振り込め詐欺!?乗っ取り相手とメッセージ交換してみたら!?
赤ちゃん連れフォトグラファーのAzusaです。ご覧いただきありがとうございます。投稿三百四十六回目は「国際的詐欺メールがキターーー!海外版の振り込め詐欺!?乗っ取り相手とメッセージ交換してみたら!?」について書きたいと思います。(初めてお越しの方はこちらの自己紹介をご覧いただけたら嬉しいです!)今日未明約4週間に渡った初めての長期一時帰国から香港に戻ってきました。深夜便かつ夫無しで3人の子どもたちとスーツケース+段ボール3つ分の荷物を運んで帰って来るのはなかなか骨が折れたのですがそんな疲れも思わず忘れてしまうような出来事が朝も早くから起こったのです。その発端はメッセンジャ―に届いていた「Hello, how are you doing!」というメッセージ。送信元は私がバンコクにいた頃に長女が通っていた学校の校長先生でした。私はその学校で日本語教師とフォトグラフィーの課外授業をお手伝いさせてもらったこともあって当時は非常に良くしていただいたのですが1年前に香港に移って来てからはめっきりやり取りさせてもらうこともなくなっていました。それでもとても親切な先生だったので久し振りに気に掛けてメッセージを送ってくださったのかもしれないとも一瞬思ったのですがそのメッセージ以前のやり取りのログが全く消えて無くなっていることそしてその校長先生とは思えないようなやや軽い口調が気になりメッセージが送られて来たアカウントを調べてみると「最近作られたアカウント」だと表示されています。それでももしかしたらアカウントを作り直したということもあるかもしれないと更に調べてみるとその校長先生と全く同じ名前と同じプロフィール写真を使った別アカウントであることが判明。「これはもしかして乗っ取りでは!?」と思いながらも別アカウントが作られているので「なりすまし」の方が正しいかもしれませんとりあえず返信してみることに。すると早速「あのニュース、聞いた?」とのメッセージが返ってきます。「あのニュースだって!?益々怪しい!」と思いながら何のニュースか聞いてみると「私がお祈りしたあなたが返信してくれて嬉しいよ!」との怪しさに輪をかける文言の後に「世界銀行の後援で国連による20万ドルもの助成金が得られるキャンペーンが行われている」というのです。そこで早速そうしたメッセージを受け取った旨を「本物の」校長先生に伝えると予想通り「そんなメッセージは送っていない」と言うではありませんか!これは「海外版振り込め詐欺!?」で間違いないようです。試しにもう少し会話を続けてみると申請を希望するのであれば「Barrister Maria Elena Jos」なる女性が手続きを手伝ってくれるとのこと。そして「このキャンペーンが終わってしまう前に早くした方が良い」とその女性の連絡先を教えてくれ「彼女が申請を許可してくれたら僕に教えてね」と念押しまでしてくれる本物の校長先生に負けず劣らずとてもご親切なニセ校長先生。この辺りから語尾にやたらと「okay」が付くようになり文法もいい加減になってくるのがいかがわしさ満点なのですがそこでわざと「話がうま過ぎる気がするけれどあなたがそういうなら本当なのよね?」と聞いてみると「僕も最初はそう思ったんだけど本当だよ」と。更に畳み掛けて「それなら相手に振込先銀行口座を教えれば良いんですよね?」と聞くと「そんなすぐではないよ。彼女が手順を説明してくれるから」と。最近はオレオレ詐欺などでも手口が巧妙化し複数の違う役柄の人物が詐欺に真実味を増すために登場してくるといった話を聞いたことがありますが果たして今回もそうしたパターンなのでしょうか。このメッセンジャーでのやり取りだけではこの先どう展開していくのかこれ以上のことは分からなさそうです。少し迷ったものの普段ほとんど使っていないメールアドレスを使ってニセ校長先生から教えてもらったメールアドレスに連絡してみることにします。そのメールアドレスがこちら。Mariajoseltd@yahoo.comニセ校長先生に教えてもらった通り「国連の補助金に興味あり」と書き添えてメッセージを送信。そしてニセ校長先生にも「彼女にメッセージを送りました!でも深夜のフライトで疲れたので子どもたちが起きてくる前にひと眠りします。」と送ると「まだ彼女から返信来てない?」と少し慌てた様子ですぐに返答が。実はこの時には既に返信は来ていたのですが時間はタイ時間で朝の6時前通常であればすぐに返信が来るとは考えにくい時間帯かと?と突っ込みたくなる気持ちを抑えお次は「法廷弁護士の彼女」とのやり取りへ。まずは「「氏名」と「携帯番号」を教えてください」と言ってくる彼女。今使っている携帯は借りぐらしの香港のもので「一生使う訳ではないので教えても構わないかな」とも思ったのですが一応契約もあと1年残っているため「携帯は持っていない」と言ってみることに。氏名についてはメッセンジャ―にメッセージが送られてきている時点である程度は知られてしまっているはずですが使用したメールアドレスに登録されているのは旧姓のもので正確ではありません。しかしもちろん敢えて訂正はしませんでした。その後彼女から要求されたのは以下の情報。●Full Name(氏名)●Full Address(住所)●Country(国名)●Male/Female(性別)●Date of birth(生年月日)●Deaf or Hearing(聴力障害の有無)●What do you do for living(職業)●Monthly Income(月収)●Do you want cash or check(現金または小切手の希望)●Do you have a credit or debit card(キャッシュカードやデビットカードの有無)●Do you own a house or rent apt(戸建て住まいかアパート住まいか)かなり細かく要求してきます。そこで「こんなにたくさんの個人情報を教えることは出来ない」と言ってみると「間違いなくあなたに届けるためにはあなたが誰であるか知る必要があります。情報の安全は保障します。」とさすがに相手方もうまいことを言ってきます。「しかしその教えた情報の主と銀行口座の持ち主が同一人物だと銀行に確かめようが無いのにどうして分かるのか?」と重ねて聞いてみます。すると「よく分からない、何を言っているの?これはルールで必ず回答しなければならないものです。個人情報は非常に安全だとご説明しましたし「あなたの友人」も同じようにしています。もし権利を受け取るご準備が出来ていないのであればキャンセルしましょうか?」と若干逆切れ気味の返答が。「ではこれらに答えれば銀行にお金は振り込んでもらえるのですね?」と確認すると「そうです。全ての情報を記入し送っていただければお手続き出来ます!」と。そこで最後のとどめに「ところであなたの言う「同じ手順を踏んだ友人」って誰でしたっけ?私にこの話について教えてくれた人と同じアカウント名を持つ「友人」に確認してみたところ「そんなメッセージを送った覚えは無い」と言っていたのですが。「友人」は今頃周囲に注意喚起してしかるべきところにも報告していると思いますよ。」と返信したところ当然ながらそこから返信はぱったりと途絶えてしまいました。結局のところそれらの情報を聞き出して何がしたかったのかはよく分かりませんでしたがあれだけ詳細な情報があれば身分証明書を偽造したり簡単な手続きであれば行えてしまうかもしれません。これまでにも同じような乗っ取りメールが来たことは何回かありましたが今回のような「国際的詐欺」と呼ばれるようなケースは初めて。正直に言って至る所に粗さが見られたものの世界銀行や国際開発協会(IDA)といった世界的に権威のある団体の名前を出されたらもしかしたらそれだけで信用してしまうこともあるかもしれないしIDAでは実際に貧困削減に向けたプログラムに対して資金の無償提供も行っているそうです。何事もうまい話はないことを肝に銘じ安易に個人情報を人に教えないことは勿論普段から様々な事例を知っておいたり少しでもおかしいと引っ掛かることには疑ってかかるべきだということを改めて学んだ今回の海外版振り込め詐欺騒動となりました。最後までお読みいただき、ありがとうございました!