赤ちゃん連れフォトグラファーのAzusaです。

ご覧いただきありがとうございます。

 

投稿五十二回目は

「【感想文】「新・バンコク駐妻物語」を読み、

5年半の駐在生活を振り返る」

について書きたいと思います。

 

 

(初めてお越しの方は

こちらの自己紹介をご覧いただけたら

嬉しいです!)

 

 

 

 

やっと

 

ずっと読みたいと思っていた

MAYAさん著の短編小説

「新・バンコク駐妻物語」

を読むことができました。

 

 

 

これは

バンコク在住・旅ブロガーMAYAさん

 

 

 

 

わずか一年足らずのバンコク駐在生活

 

自分を見つめ直し

同じ志の仲間を見付け

自分や仲間が輝ける場所を見付け

 

そして

 

そんな場所を自らも作ってしまった

 

働きたい駐妻まきこさん

 

 

をモデルとして書き上げた

 

 

 

"10分で読める

駐在妻のためのバイブル"

 

 

 

 

そこには

 

まきこさんの

働くことに対する思い

 

短い駐在生活における軌跡

 

何らかの形として残したい

 

 

そして

 

 

駐妻ではないMAYAさんが

駐妻のストーリーを描くことによって

 

自分とは違うカテゴリーにいる人同士でも

 

同じ志で繋がり

お互いを理解し合うことができる

 

ということを伝えたい

 

 

 

 

そんなMAYAさんの思いが込められています

(詳しくはMAYAさんのこちらの投稿に書かれています。)

 

 

 

 

 

上述の通り

30ページほどの短い小説なのですが

 

私は本は

特に小説は

 

一言一言をじっくり噛み締めて読みたい

という思いが強くあり

 

 

 

この冊子を手にしてから

ページを開くまでに

時間がかかってしまいました。

 

 

 

 

 

そんな私でも

読み始めてからは

 

 

自分と同じ駐在妻という主人公の境遇

 

MAYAさんから紡ぎ出された

タイの情景を織り交ぜた巧妙な心情描写により

 

 

小説の世界に引き込まれて

あっという間に読み終えてしまいました。

 

 

 

 

数ヶ月の間

実際に

 

主人公のモデルであるまきこさんと

さまざまな活動をともにする中で

 

 

 

はたらくを語ろうの会

 

学びたい仲間の集まりであるまなとも

 

 

を起ち上げた経緯や彼女の思いも

ある程度は知っていたつもりでしたが

 

 

 

 

それでも

当時のまきこさんの苦悩が

ぐっと胸の奥に鈍く重くのしかかってきて

 

 

 

それを駐妻ではないMAYAさんが

描き切っているところに

 

 

 

MAYAさんとまきこさんの

信頼関係の強さも感じられ

 

 

 

 

 

これは MAYAさんだからこそ書けた小説

だなと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

小説を読み終えて

私の場合はどうだったかなと振り返ると

 

 

初めての駐在だったシンガポールでは

 

●そもそも駐在期間が短いことが

最初から分かっていたこと

(結果的には一年でしたが、

当初は半年と言われていました)

 

初めての海外生活海外での子育て

慣れることで精一杯だったこと

 

次女の妊娠出産

滞在中の大きなイベントとしてあったこと

 

から

 

"自分がそこで何かを成し遂げたい" 

 

という思いが

 

そこまで強く沸き起こって来なかった

のかなと思います。

 

 

 

 

一方でバンコクに移って来てから

 

比較的早い段階で

BAMBIという

ボランティアグループに携わったことにより

 

●ボランティを通して

自分が人の役に立てているという実感が持てた

 

●自分の得意なことやスキルを活かして

誰かの役に立ちたいと思っている

志の高い仲間に会え

思いを共有したり

同じ方向に向かって歩むことができた

 

●英語やカメラなどの

スキルアップの機会を持てた

 

●毎日子どもと遊びにいく際にかかる費用を節約でき

家計の上でも貢献することができた

 

そして

 

真に自分のやりたいことを

見付けることができた

 

ことで

 

駐在生活を楽しむことができたのかなと

 

 

 

この四年半を振り返って

思うのですが

 

 

 

 

これが見事に

小説の主人公が考察している

 

駐妻が仕事を辞めたことで失った

"手応え"に相当するもの

にあてはまっていました

 

 

 

 

 

予定通りに進めば

約二ヶ月後には

 

私にもまた

新しい地での生活が待っています。

 

 

 

そこで悩んだ時には

またこの本を開いて

 

 

まきこさんの生き方を

思い出してみようと思います。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!