2024年5月31日 | そのままの私に戻るまで

そのままの私に戻るまで

摂食障害のおかげで気づいた生きづらさ。

自分と仲直りしよう。

日々の気づきや心が動いたことなどを書いてます。


 父が救急搬送され入院した
 と連絡を受けて帰省して2週間
 が経ちました
 手術後数日経ち、懸念されていた
 脳梗塞や感染症などは
 今のところ表出しておらず
 順調に回復しています
 
 この2週間は
 父の容態が安定しないことで
 それに伴い感情が揺れ動き
 どうにか私自身を平穏な状態に
 持っていこうと意識した日々でした
 ほとんど投稿しなかったのは
 どれだけ取り繕っても
 どうしても言葉の端々に
 不安や焦りや疲労や恐れのエネルギー
 が乗ってしまうからです
 自分では
 リラックスしているつもりだけど
 思い返してみたら
 常にわずかに不安と焦りがありました
 
 今それがわかるのは
 リラックスし始めているからです
 緊張があるときには
 意外と気づかなくて
 
 ゆるんだ時に初めて
 緊張していたことがわかるものです
 渦中にいる時は
 完全なリラックス状態とはいかないけれど
 MOMEDのLOVERを踊ったり
 丹田に意識を向けて呼吸したり
 やれることをやっていたから
 感情が揺れ動き
 緊張しながらも
 どうにか平穏を保てていたのだろうと思います
 MOMEDを知らない
 ストレッチもしない
 呼吸なんてすぐ忘れる
 そんな昔の私だったら
 もっと感情に振り回されたし
 不安で頭が支配されていたでしょう
 今回の事がMOMEDFESの3日間に
 重なっていたからこそ
 それなりに気持ちも身体も安定して
 今回のことを受け止められたのだ
 とも思っています
 そして何よりも
 心を寄せてくださり
 応援や励まし、寄り添うメッセージや
 応援のエネルギーを送ってくださった
 多くの皆さまに支えられて
 私はこの日々を乗り越えられました
 不安で弱気になった夜も
 疲労で被害者意識が爆発した時もありました
 どんな時も絶妙なタイミングで
 軽快で明るく朗らかにやさしく
 ユーモアも交えて
 ホッと肩の荷が降りるような
 ふっと気が楽になるような
 皆さまがかけてくださった言葉たちに
 どれほど心救われ支えられていたことか
 本当にありがとうございます
 
 
 経過を振り返りつつ書いてみます
 長くなりそうなので
 読み飛ばしてもらって大丈夫です✂︎
 気が向く方はどうぞお読みください
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 入院した父の病名は急性心筋梗塞でした
 予定していたカテーテル治療が
 造影剤アレルギーのため行えず
 応急処置を施してもらい
 日々を耐えていたのですが
 その処置のため
 身動きが取れないストレスで
 父はせん妄が見られるようになり
 わけのわからないことを言ったり
 点滴を抜こうと暴れたり
 看護師さんに噛みつこうとしたり
 したようです
 鎮静する薬を投与したので
 半ば強制的に眠っていましたが
 目覚めても酒に酔ったようになり
 呂律が回らず
 自身の置かれている状況も
 把握できないようでした
 食事が摂れず
 睡眠もままならないようで
 治療を一度中断して
 薬剤投与で様子を見ていたところ
 心筋梗塞を再発し
 再度応急処置を行い
 そのまま手術までどうにか凌ぐことに
 なりました
 少しずつ正気を取り戻した父は
 どうにか手術の日を迎え
 7〜8時間の手術を終えました
 
 この手術、死亡の可能性は5〜10%、
 脳梗塞や感染症の他にもいくつものリスク
 があると医師から説明を受けたので
 ある程度の覚悟をしながらも
 私の知る穏やかな父の姿を
 もう見れないかもしれないと思うと
 やはり寂しく、悲しくてやるせない
 気持ちになりました
 
 いろんな気持ちを感じる中で
 死というものは特別ではなく
 すべての人に訪れる当たり前のこと
 だとわかっているつもりでしたが
 父が死を迎えるのはまだ先だと思って
 いたことに気づきました
 父のことが大好きで
 世界で最も大切な人の1人だということ
 命があるのは
 当たり前のようで当たり前ではない
 ということ
 悲しい思いをした分
 人は優しくなれるのだろうということ
 そんなことを感じました
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 父が生きているのは当たり前ではない
 いま生きているのも奇跡だと思う
 この2週間に何度か口にした言葉です
 
 どうにか繋いでもらった父のいのち
 
 一緒に食事ができる日がくるのを望みながら
 いま生きていることへの感謝を味わっています
 
 本当にたくさんの人に
 私自身が支えてもらって生きている
 ということが身に沁みてわかりました
 
 こんなにたくさんの人が
 こんなにやさしく心を寄せてくれるのか  
 と感謝と感激で涙した夜が何度もありました
 
 私がみなさまにしてもらったように
 次は私が誰かの心に寄り添い
 肩の荷をおろすそんな言葉をかける側に
 なっていきたいと思います
 たくさんいただいた愛を
 世界にたくさん放っていこうと
 改めて思います