ミキちゃんのこと | アトピーZAKKAN

アトピーZAKKAN

まんま、アトピーの雑感です。

こんばんは!あんぱんまん

昨日、
ミキちゃんが引っ越してしまうのがさみしい見猿と書いたので
ミキちゃんの話をもう1つ。
よかったら聞いて下さい。



ずーーーっと、ずーーーっと前。
azはまだ実家に住んでいて
一度目の脱ステ中。
まったく良くなることがなく
顔中からリンパ液がダラダラと流れ
家から一歩も外にでることができない
ゾンビのような状態が
2年半続いたのでした。

おまけに、同居していた祖父は認知症になってしまい
父は海外で単身赴任。
認知症で幻覚を見て騒いだり
警察が来たり
大変なことになっている祖父と
ゾンビ状態のazを
もともと体の弱い母が一人で看病していて
我が家は病気を中心に回転し
全員が限界にきてる状態でした。

azの精神状態もギリギリで
死にたい、消えてしまいたいってしか、考えられなかった。


今のようにメールがある時代ではなくて
外出できないazは、
電話電話や手紙手紙が外界とのつながりだったんだけど
電話は耳がリンパ液でビショビショなので辛かったし
あまり人と話したい気持ちではありませんでした。


あるとき、あまりにも辛くて
自分の状況を人に説明する気力もなく
っていうか、口をきく気力もほとんどなく
でも、外の明るい空気に触れたくなって
久しぶりにミキちゃんに電話をしてみました。


「ねぇ、ミキちゃん、なんか面白い話して~」電話


って、azはそれだけ言いました。
勝手なヤツですよね(笑)
たぶん、声はメチャクチャ暗かったと思います。



そしたら、ミキちゃんはただ
本当に、次から次へと面白い話をして
azを笑わせてくれたんです。



azは何の事情も話さず
ただミキちゃんの話に笑わせてもらって
電話を切りました。




あの時、何の話をしてくれたんだっけ。


まったく覚えてません。
でも、何も聞かずに、ただ笑わせてくれたこと。
ミキちゃんの話の内容に笑ってるazが一人いて
もう一人別のazは、ただミキちゃんの声に
音楽みたいになぐさめられている。
そんな感じだった
あの時のありがたかった気持ち。
忘れられません。





ミキちゃんは覚えているかな~。





azは色んな意味で大変なことも多いけど
人にだけは、本当に恵まれています。ハート5
なんでみんな、こんなに優しくしてくれるんだろ。
ほんと幸せものです。
(別に、人徳とかではないです。)



いつか恩返しできる自分になれるのかな。
なれないと困るよ!!