どうだい!
向こう側の絶壁の上に舞い降りたのであった
いっぽう
- アメリカの精神科医のワイス博士の著書
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を読み、以前からちょっとばかり興味のあった退行催眠療法。
前世があるかないかという真偽は、現時点では証明できないし
博士自身もそれを肯定も否定もしていない。
が、このセラピーによって心の状態が改善に向かっていくケースが多数存在している。
変性意識状態の中で、自分の潜在意識につながり
想起された過去世が本当かどうかは別として
自らが体験したイメージによって自己洞察が進み
自分がよりよく生きるための気付きを得ることができる・・・
な~んて感じの前世療法。
今までは受けてみようとまでは思わなかったのだが
最近チラッと本を読み返していたら
何だかウズウズしてきたUZ、じゃなかったAZ。
「ちょっくら自分のココロのアカを覗いてみるか~」
と、思い切って突撃!
都内の繁華街から少し離れた所にあるマンションの4階。
セラピストは40代前半のN子先生。
N子先生自身、以前うつ病にかかりヒプノセラピーに救われ
その後アメリカに留学してワイス博士の講座を学んできたというお人。
まずは問診票に沿って1時間の対面カウンセリングから始まった。
カウンセリングの途中で、自分の意見を伝えておいた。
「過去世や未来世があるとしても
今回僕らが肉体を持つときに
それらの記憶を覚えている必要はなく
あえて封印してきたのだと思うのです。
なので、このセラピーに過度の期待はしていません。
何も感じなくても見えなくても
それは今の僕には知る必要が無いからだと解釈します」
N子先生はニコッと微笑んだ。
「さあ、始めましょう」
リクライニングチェアーに横たわり、いよいよ退行催眠へ。
深呼吸をしながら、心地よい鐘の音とともに・・・
(内容はとーっても長くなるので割愛!)
1時間半の予定が、3時間に・・・
そして終了の合図。
「ふぅ~~~っ」
深いため息とともに感じた虚脱感・・・
単なるイメージか妄想か、はたまた真実か?
ともいえる夢の世界を3時間も漂っていたオレ。
終わってからもなかなかこの3次元現実世界に戻れなかった。
「何なんだ、この疲労感は・・・
こんなに疲れたのは数年ぶりだ。
さては、ココロの中のドロドロが浮き上がって来たのか?」
帰り道も、グッタリ意識朦朧状態で
信号も横断歩道もどうでもよく
フラフラしながら、やっとこさ駅に辿り着いたのであった。
ぼくらは「この地球に生まれるという壮大なゲーム」の一員。
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このゲームボードには二極性がある。
これはゲームボードそのもののしくみに関係があって
ゲーム上必要な対比をもたらすから、このゲームには不可欠な要素なんだ。
でも、二極性は同時に僕らの感覚を曇らせてしまう。
二極性で濁ってしまった目では、ものごとを
上・下、明・暗、良い・悪い、愛と・恐れ、善・悪というように捉えるようになってしまう。
だから、そのことに惑わされないように。
それは幻想にしか過ぎないんだから。
初版発行から3年ちょっとしか経っていないのに
絶版になってしまっている。
やはりこの手の本は売れないんだなあ。
「トンデモ本」の類だものね、ちょっと変な方向へ行くと危ないし・・・
何でも、全面的に盲信するわけではない。
書かれている内容の数ページでも、数行でも心に響くものがあればいい。
文字なんて、ただの記号に過ぎない。
自分の背景情報で
読み手によっていかようにも解釈されるもの。
一行の文章であっても、一つの単語であっても
読み手のそれまでの人生経験や認識によって
まったく違うものになってしまうのだ。
G君がやって来た。
「車買いました!たった今、車屋で契約を済ませてきたところです!」
おお!
「AZさんにいちばん初めに見せたくて
直接来ました!」
以前乗っていた車を手放して2年半、
本日再び念願の車を手に入れたG君。
「ドライブに行きましょう!
任意保険に入っていませんが!」
なに!?
「いやぁ、駐車場の契約やら何やらでお金使っちゃって・・・
保険はカード払いにしようかと思っているんです」
ほう・・・
「カードが5日締めの27日払いなので
今日から保険に入ると、今月末に請求がきてしまうんです」
そうか、で?
「それでは困るので、保険は明後日の6日以後に入ります。
そうすれば来月の支払いになりますからね!」
そうなんだ・・・
G君・・なんだか泣けてくるじゃないかい・・・
よし、車購入祝いに
ガソリン満タンプレゼント!
「AZさんも運転してみてください、
任意保険入っていませんが!!」
運転・・そ、そ、そうだね・・・
「AZさん、今まで事故起こしたことありませんよね?
じゃあ事故率0%です、今日1日くらい大丈夫です!」
説得力に欠ける理屈だ。
でも、まあいいか・・・
確率の法則を信じよう。
ということで、都内ドライブ!
軽自動車だが、加速もまあまあ、小回りもきくし軽快な走りである。
そして、ラーメン好きのG君があらかじめ調べてきた
ぐるナビランキング上位のラーメン屋で夕食。
店を出てからも、しばらくあっちこっち走り回る。
「AZさん、もっと加速!」
「へい、ガッテンだ!!」
アクセルを踏む右足に、力が入った。
その後、特にG君から連絡もないので
何事もなく帰ったようである。
G君も事故率0%更新、ああよかった。
友人Yがやって来た。
Yは8月いっぱいで長年勤めてきた会社を辞め
ある目標に向かって毎日猛勉強している。
辞める時に、会社の連中に言われたそうだ。
「なんでいまさら?それやってどうなるの?」
何を言われても気にしない、とYは言っていた。
「俺は自分の人生を変える。
俺の目標に向かって進むだけだ。」
Yの目は輝いていた。
ワクワクしながら語っていた。
決意は人を変える。
長年続いていた苦しそうな咳込みを
大きな目標に向かって邁進する人生もあるし
流れるように淡々と過ごしていく人生もある。
同じ人でも、そんなことを交互に繰り返す時期もあったりする。
人それぞれだ。
自分のことだってよくわからないことが多いのだから
人のことはわからない。
わかることは、自分が出した波動が戻ってくるということだけ。
目標を達成して喜ぶことと
達成できずに挫折感を味わうことは
同じ出来事の表と裏。
優劣は無い。
両方とも、いずれかの人生の場面で経験しなければならないことなのだ。
そんなことを何度も繰り返しながら
次第にぼくらは執着から離れ、諦観し
新たなステージに向かっていく。














































































