舞台『真・三國無双 官渡の戦い』
コーエーテクモゲームスの人気ゲーム「真・三國無双」シリーズを原作とした舞台シリーズの最新作。
2017年に上演された「虎牢関の戦い」の続編にあたる。
お花スタンド
プレミアム特典はロゴ入トートバッグ
嵩張るし、クリアファイルで留めてほしかった
プレミアムは前方席のハズなのに13列って!
董卓、呂布の降板の後、1幕では対・袁術(えんじゅつ)戦で団結した諸侯たちを、2幕では袁術戦のトップだった袁紹(えんしょう)軍と曹操軍との攻防「官渡の戦い」が描かれる。
前作に続き、構成・演出・振付は西田大輔。
登場キャラクター
今作のウリは、和田琢磨演じる名軍師・郭嘉(かくか)と谷口賢志演じる名将・曹操とのタッグ。
クールビューティーで知性派の郭嘉だが、ゴホッゴホッと咳をし血を吐く姿は曹操軍の沖田総司かっ⁉︎な様子で、カッコいいというより愛らしいキャラ。
敵家来でも能力があればどんどん採用する曹操は、懐の深さを見せて、冷酷な中にも人間らしい魅力を放つ。張遼を上手く引き入れたが、関羽を思い通りにできないジレンマも感じさせる。
張遼の田川大樹、曹丕の白又敦、郭嘉と同郷の荀イクの奥谷知弘、前作から続投の夏侯惇の渡辺和貴、楽進の反橋宗一郎と、曹操軍はものすごいメンツ。いくら魅力と度量を持ち合わせていても集まり過ぎだろうw。
奥谷くんは思った以上にキレとスピード感ある殺陣で、郭嘉の和田くんよりも見応えがある。反橋くんは曹操を称える歌を2度も伸びやかに歌い、忍ミュでの歌唱力をアピール。
スーパー曹操軍の魏に比べ、呉や蜀のメンツがショボイこと。
孫堅亡き後の呉は、孫策の山口大地と孫権の川隅美慎が、抜群の兄弟プレイと絆でジンとさせるが、周瑜がいなくてもどかしい。独りぼっちになった孫権が可哀想すぎる。
続投の劉備の仲田博喜、関羽の磯貝龍虎の蜀は、趙雲がいないのは寂しいが、兄弟の契りを交わした張飛がいない!
カテコ挨拶で関羽が「翼徳がいればこんなに兄者が斬られることはなかった。翼徳は黒子のバスケでボールを投げている」とキッパリバラし。すべて同意と納得。いまこそ三兄弟が揃ってほしかった。でも黒バスでも彼は必要なんだよ。
実は今作の目玉対決は、長年の因縁がある袁紹と曹操。
袁紹の松浦司が口髭を蓄え、小柄な身体に黄色の軍装束を纏って、芝居にアクションに大奮闘。谷口さんとの壮絶なバトルは印象的で、松浦くんはよく頑張っていた。
袁紹に支える張コウの寿里が、飄々としながらも松浦くんをよくサポート。寿里の次回続投はありなのかな。
全体的には、まんま曹操無双。フルメンバーの魏が、メンツの足りない呉や蜀ら弱いものをイジメているようだった。袁家も滅ぼしてしまうし恐ろしい。ますます魏をキライになった。
その魏を滅亡させた張本人が、司馬氏の腹心・賈充。彼が過去の歴史からヒントを読み解く追想劇の形が特徴。
小野健斗が始終ステージに居直るが、たまに曹操軍らと溶け込んで、ごっちゃな雰囲気もあり。小野健斗くんだとキャライメージがちょい違う。
ダイジェスト・ストーリーな様相で、どんどん話が進行するので付いていくのがやっと。各武将の心情や関係性ももう少し丁寧に掘り下げてほしいものだ。
ウリの戦闘シーンは迫力たっぷりで目まぐるしい。熾烈な音響の中、何度も斬られたりすると、痛々しさが残る。
可動式の高台の舞台装置を動かしたりと、高低差のある立ち回りも実現。とにかくキャストもアンサンブルも怪我をしないで駆け抜けていって頂きたい。
とりあえず、蜀は早いとこ軍師を迎えて、三人揃っての再登場をお願いしたい。
キャラクタービジュアル






















