梅棒 8th SHOW『Shuttered Guy』
ダンスエンタテインメント集団「梅棒」第8回新作公演。
今回は人情味あふれる商店街が舞台。
梅棒はお初だったが、ゲストお目当てに観劇。
とある平和的な商店街に、とある二人が現れたことから、壮絶な戦いが繰り広げられる、エキセントリック・ハートウォーミング・コメディ。
男だらけの梅棒メンバーと実力派ゲストが、家族や街の人との絆をノンバーバルのダンスアクトで紡ぐ。
前説や冒頭から登場し語り部的役割でいっぱい喋る伊藤今人と、マスコットキャラで登場しながら後半解説役で喋る一色洋平以外は、セリフがいっさい無い異色舞台。
当初はなかなか慣れず、モヤモヤしていたが、徐々にダンスアクトに引き込まれ、ラストにかけてはただただ圧倒された。
みんなスゴイ! これでもか、まだ踊るのかと困惑するほど、いつまでもどこまでも踊りまくる。ダンステクやチームワークにも驚嘆するが、とにかくひたむきで熱い! 熱気と迫力が充満するエンタメ・ステージだった。
ただ、荒唐無稽のストーリーながら、少々物足りなさはあり、もう少しヒネリが欲しいところ。
俳優やキャストの設定上仕方ないが、普通のオバさんが出てこないのも残念。商店街といったら、年配の主婦だろうに。
ダンスアクトの音楽は様々なジャンルから引っ張ってくるが、思い入れの音楽が変なところで使われると複雑。劇中で私の好きな某アニメのEDが流れ微妙な気分になったが、まさかこの曲が後々布石になろうとはw。
お目当ての佃井皆美は、八百屋の娘で、天真爛漫な働き者、細やかな気遣いと優しさも持ち合わせるが、愛するミカンがネックで、実はスゴイキャラクターという設定。太陽のような笑顔でキラキラと踊りまくり、得意のアクションで席巻したりと、二重に美味しい役でハマってる。
同じくゲストの大久保祥太郎は、おまわりさんとして柔軟で頼れる存在感。しっかり踊れるが、劇中で一度だけ歌うシーンがあり、伸びやかなソロパートを披露。後半は悲惨な状況に顔を歪めて絶叫の表情、もう彼はレミゼのガブローシュじゃない、マリウスなんだよ。照明もカフェソングのバックみたいに人々の影を映して美しく、まさに名シーン。実は死者ではなく生者なのがまたイイ。
映像がすごく凝っていて、アニメチックで面白かった。
人々のお面は、舞台『蠅の王』みたいで不気味さか際立つ。
音楽に合わせたダンスシーンはいいが、手拍子を強要するような雰囲気だけは勘弁してほしい。手拍子をすると舞台に集中できない。じっくりダンスパフォーマンスを観たい人もいるのだよ。
開演前に着席して自分の足元を直してたら、ふと通路を挟んだ横で下駄に裸足が目に入ってきて、あれはラクそうだなとその方のお顔を見上げたら、古田新太さんだった。こういう舞台もご覧になるのか。『修羅天魔 極』は休演日だったのかな。後半はだいぶ笑っていらした。
終演後ハイタッチ会。
参加メンバーは、伊藤今人・遠山晶司・櫻井竜彦・佃井皆美・まちゃあき・一色洋平・田中穂先。
2階3階にまで列を作って並んでいたら、役者さんたちから脚を運んでくれる形でちょいビックリ。
Tシャツに着替えた皆美さん、みなみんファミリーを覚えていてくれてた! 笑顔で両手でハイタッチ。
梅棒メンバーはまだ把握できなかったけど、ハイタッチして頂いた。
希望者への舞台写真のプレゼント。ようやく誰がダレだかわかりかけた。









