劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪ 『JOKER TRAP』
女性向けコンテンツ「うたの☆プリンスさまっ♪」が“劇団”をテーマに展開するオフィシャルプロジェクト「劇団シャイニング」の舞台版。
2017年6月から7月の第1弾「天下無敵の忍び道」、9月から10月の第2弾「マスカレイドミラージュ」に続く、第3弾のトリが「JOKER TRAP」である。
満を持しての銀河劇場デビューとなる。
出演者は以下。今回の舞台版も2代目キャストという設定。()内は声優・俳優の順番。
TOKI :一ノ瀬トキヤ(宮野真守・松村龍之介)
REN: 神宮寺レン(諏訪部順一・高本学)
RAN: 黒崎蘭丸(鈴木達央・小波津亜廉)
CAMUS: カミュ(前野智昭・菊池修司)
毛利亘宏の脚本・演出で、ドラマCD「JOKER TRAP」(声優)を原案としたオリジナルストーリー。
闇カジノに集められた若き4人のスパイたちが、命をかけてジョーカーの真相に迫り、ミッションを遂行しようとする姿を描く、すべての始まりの前日譚。
そこには世界最大のスパイ組織SASとWRSの思惑もあったという顛末で、騙し騙され、裏切り裏切られの濃密な心理戦と、激しいガンアクションが見どころでもある。
毛利さんの脚本だが、メサイアを意識したシリアススパイものかと思いきや、ライトちっくなコメディ調で、唐突にギャグやお笑いが出てきて、かえってテンポが崩れる。
含みをもたせたやり取りとミステリー風味は悪くないが、スパイなのにみんな喋り過ぎだし、コナンの謎かけみたいな稚拙さも感じる。盗聴とか変装とかは存在しないスパイ合戦らしい。
みんなしっかりした芝居でそこそこ動けるのがポイント。
松村龍之介は小柄に見えるが、声も芝居も合わせてきて、キレのあるアクションは見惚れる。高本学はチャーミングな口元に色気がありスマート感。小波津亜廉は一番キャラに合っていて、パワフルで直情的猛者タイプを体現。菊池修司は前半の短気さかウザいが、みるみる現れる柔軟性。
たまにRENとRANの役名が脳内でごっちゃになりそうになる時があり、最初の段階で何とかならんかったか?とひとしきり。絡み具合でもRENとRANは一番一緒だし。
とある場面でRENが「じゃあRENも」と聞こえてきて、あれ?と思った。そこはRANだと思うが、私の聞き間違いか、或いはRENがホントに言い間違えたのか。
舞台版オリジナルキャラクターが4人登場。
ラリー(荒木健太朗)とRAN、コバヤシ(古谷大和)とRENとの関係性は聞いててどうでもよくてウザかった。ベガ(服部武雄)とCAMUSの関係性がよく分からず。
キートン(唐橋充)とTOKIとの絡みにはもう少し深みがほしい。でも唐橋さんと龍之介が会話すると、つい『戦国BASARA』の信長と幸村を思い出してしまう。
総じて、オリキャラの描き方やバックボーンが浅く薄く、すべての登場人物に感情移入できないのが辛かった。
キャラクターやキャストはまずまずだが、全体的に脚本や演出が一辺倒で浅くて、微妙な味の作品だった。
本編終了後、シリーズ恒例のメインキャストのレビュー。
本編でも気づいてたが、4人とも歌唱力が微妙で、ほとんど歌声や歌詞が把握できない。楽曲が難しかったのか、ダンスレッスンに力を注いでいたのか。
ダンスはクールでアダルトちっく、衣装もカッコいい。
客降りファンサもそれなりに。上手側にはTOKIとCAMUSが来てラッキー。龍之介が一生懸命にファンサをやってるのも可愛かった。
劇団シャイニングの中でもとりわけ人気作品の『JOKER TRAP』だったが、箱が広過ぎたのか、キャスト人気に繋がらなかったのか、1階の後方や2階はほぼ空席祭り。バーカウンターまでお休みだった。私も余った1枚をかなり値下げしてお譲りした。
トリとなった作品の散々な出来で締められた舞台版の劇団シャイニング。
ラストは3作品の上映会で華々しく飾り、プロジェクトをお仕舞いにしようとするようだ。











