三文オペラ | アクエリアス

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舞台、イベント、映画、展示会など、色々語っています(^^)

舞台『三文オペラ』。
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ブレヒト作、ヴァイル作曲による
傑作音楽劇。
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約3時間半もあって、結構シンドイ。
何度も時計を見た。
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ブレヒト研究の第一人者である谷川道子氏の新翻訳を、演劇芸術監督の宮田慶子氏が演出。
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19世紀のロンドン。大泥棒で女好きのメッキース(池内博之)の結婚と逮捕をめぐって、てんやわんやに入り乱れて繰り広げる男女の騒動を描く。

ミュージカルではなく、音楽劇。
下手奥にバンドが控え贅沢な生演奏。
客席5列まで潰しての大掛かりなセットは乱雑な中に堅実性と品がある。

キャスト表。
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曲目リスト。
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歌える女性キャストに比べ、男性キャストは少々パワフル不足。
山路和弘さんが口火をきって渋く歌って『宝塚BOYS』を彷彿とさせるが、歌の出番は一幕ぐらいまで。
石井一孝さんの軍服は似合うが、歌が少なすぎて物足りない。
肝心の主人公・池内博之さんもそれなりに歌いこなすが、歌をのせるのがまだ真に身についていない。

女性陣がその分伸び伸びと歌い上げ、キャラの個性も光る。
2年ぶりの舞台で歌も芝居もチャーミングなソニンさん。おきゃんで明るい熱気の大塚千弘さん。
あめくみちこさんの骨太で逞しいおかみさんもいい。妖しい色気で切なるバラードを歌う島田歌穂さんも新たな境地か。

女性キャラに比べ、男性キャラばどれもおとなしく魅力に乏しい。
女性たちが快活に勇ましく動き回る中を、男たちが縫って這いずり回るような印象を受けた。
メッキースにはもう少しアンチヒーローのような存在感があったら話も膨らむのにと思う。

おまけにラストは、わざと無理やりなハッピーエンド。
これではまるで『ヒストリー・ボーイズ』みたいに、上からの命令で民の運命が左右される縮図にしかすぎない。
確かに19世紀の英国の話だが、女王の番犬はシエル・ファントムハイヴだけで充分。

エンタメ性たっぷりでさぞ面白いのかと思ったが、今回のは作品のシャープな魅力を活かし切れてないように思った。

歌や楽曲はそれなりにイイ。
座り心地のいい椅子で前通路で舞台もとても観やすかったが、あまりに気持ちよくてウトウトしそうになった。
風邪薬のせいにしとこう。

今年ラストの新国立劇場はコレかな。
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