中屋敷法仁×矢崎広の新ユニットによる第一回公演。
公演のチラシやポスターは作ってないのだろうか。
名前が残っている、相馬圭祐くんは体調不良のため降板した。
補助席が前列にビシッと並び、普通に前売券を買ったサイド客は、当日券席の人が邪魔で観にくいことに。
パンフにもまだ相馬くんの名が残っているが、キャストは8人。
劇中に「フランダースの犬」の話が出てきて、重要なモチーフにもなる。
「負け犬」というより「バカ犬」かな。
バカ犬には、バカ男を。
バカ犬には、バカ男を。
勉強だけはできるおバカさん、という役回りの矢崎広くんの魅力が、イマイチ活かされていなくて残念。ヒュンケルがたまにユンケルに聞こえるが、選択を悉く誤り生き延びる機会を逃す愚かさは滑稽ですらあった。確かに現実逃避のネロと似てるな。
池田純矢くんや宮下雄也くんが伸び伸びと炸裂、声の演じ分けも上手かった。この2人のおかげで後半は笑えた。
この3人、アニメの声優経験もあって引き出しが多いこと。
平田裕一郎くんの悪役ぶりは、平野良くんの雰囲気に似てる。
戸塚純貴くんはメリハリが効いてる。
永島敬三くんは声が明瞭で語りも担当、平田くんとも息ぴったり。
浅香航大くん、稲葉友くんは不器用な感じが似ているか。
銃もボールも全てが「エア」のパントマイムや芝居で演技力も必要。
ただ銃声だけは妙にリアルで、度々緊張感が走る。どうせなら口でバン!と発するなど、演じ手のSEでもよかったのに。
「なかやざきシート」の人は、キャストがイジってくれる特典もあり。ただし半分以上はイジられない。
前半は結構笑いが起きてたが、くだらないネタやギャグやお遊びばかりで話が進まず、眠気まで出た。一応2列目だったのにウトウト。
後半は戦況と共に話がどんどん進行し、兵士の馬鹿っぷりや上層部の狡猾さに、苦笑さえこぼれた。
いいね。周りが笑っている時に沈黙し、すすり泣く人の隣で笑うのって。これぞライブの妙味。
ただ身も蓋もない話なので、一回こっきりで充分。
中屋敷さん恒例の乱痴気回はどんなキャスティングになるのか。
そもそも相馬くんはどんな役回りだったんだろう(パンフは未購入)。
ハートの下のハートな大穴が風呂のようでもあったが、最後は肥溜めに見えた。
カテコは主人公不在のまま。
褒め称え愛でられ祭り上げられる、矢崎広くん小ワールドな舞台だった。


