元宝塚受験生、今医学生の私が宝塚について思うこと  | ゆりまめの医学生日記

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関東圏の医学部に通う、現役医学生です!
毎日の中で思ったこと、考えたことをみなさんと共有したいです。
よろしくお願いします。

 
 
こんにちは。現役医学生のゆりまめです。
 
 
タイトルを見て「えっ?びっくり」と驚いた方もいると思います。
 
以前noteには書いたのですが、実は私は宝塚受験生でした。
詳しくはこの記事から下矢印
 
https://note.com/7505_yurimame/n/n10ce31c13a61

 

 

 

 

高校1年生のときに受けて、見事に落ちたのですが絶望

 

 

小学校高学年のときに、演劇好きの母に連れられて、壮一帆さんの

『一夢庵風流記 前田慶次』

『My Dream TAKARAZUKA』を観て一気にハマりました。

 

スカステにも入り、どっぷり宝塚生活になりました。お茶会も行ったんですよ笑

いつしか「入りたい!」と思うようになり、レッスンに通うようになりました。

 

 

 

詳細はnoteを見ていただければと思いますが、バレエも歌も未経験の私は「ひえー」と思いながら、「絶対に入りたい」という気持ちだけでついていっていました滝汗

 

と同時に、「宝塚は好きだけど、自分はこの道ではないかもしれない」と何となく予感もしていましたショボーン

 

 

だからこそ

「1回ダメだったら、大学受験の勉強に切り替える」

と決めていました。

 

 

高校1年生で宝塚受験に落ちて以降、コロナ禍もあり宝塚を見ることも無くなっていきました。

 

 

以前のように直接劇場に行ったり、雑誌を読んだりすることはなくなったけれど、いつも心のどこかに宝塚はいました。

そして今も。

「ああ、あの方がトップスターに!」

「ついに退団しちゃうのね〜」と母と話したりもしていました。

 

 

一ファン、一受験生だっただけの身ですが、今回の宝塚の一連の騒動について、少し自分の気持ちを綴らせて頂ければと思います。

 

 

2023年1月から、宙組内部の様々な問題が報道されていましたね。

 

私は宙組を1番観劇していましたし、4〜5年前にはなりますが、舞台やスカステを見る限り本当に皆さんキラキラしていて

 

「またまた、某雑誌が好きに書いているのかな」と思っていました。

 

 

その気持ちは宝塚歌劇団の声明をホームページで見たり、真風さんのディナーショーでの発言を観劇された方々のブログ等で拝見したりすることでより強くなっていきました。本当にそんなことあるはずない、と。

 

 

しかし、2023年9月30日の夜。

「タカラジェンヌが亡くなった」

との報道を目にして、すごく動揺しました。一瞬、時が止まったかのような感覚は今も忘れません。

 

信じられない気持ちでいっぱいでしたし、今も信じたくありません。

 

 

その後の劇団側の対応は、あまりにも配慮に欠けていると思います。

 

亡くなった劇団員の方の妹様も劇団側への声明を発表しました。

とても勇気のいることだったでしょう。

 

しかし会見の経過を見ていても、劇団側の故人やご遺族への哀悼の思いが全く伝わってきません。

 

「やっていません」と言ったらいじめはないのでしょうか。それではなぜ、彼女は命を絶たなければならなかったのでしょうか。

どのような事実があったかは分かりませんが、1人の尊い命が失われたことは確かなことです。

 

 

このことがあって、

母は「あなたが宝塚に入っていたらどうなっていたのか。落ちていて本当に本当に良かった。」と言っていました。

 

愛娘を失ったご遺族の無念さはいかほどだったことでしょう。想像を絶します。

 

 

そして、亡くなった劇団員の方。

憧れて憧れてやっと踏み入れることができた宝塚の世界。

それがこんな形で終わってしまうなんて、無念でなりません。

もっともっと舞台に立ちたかったはずです。私もあのキラキラとした唯一無二の舞台に憧れていた1人なので、舞台に立つ喜びを上回る苦しみはどれほどのものだったのかと胸が締め付けられます。

 

 

 

劇団側の対応を見ていて、8月に起こった

甲南医療センターの医師が長時間労働の末、自ら命を絶った出来事を思い出しました。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231215/k10014286791000.html

 

 

このときの病院側の対応も非常に憤るものでした。

会見では、甲南医療センターの院長は「自己研鑽」を繰り返し、まるで他人事。

 

 

 

どんなに言い訳をしたって、尊い命が失われたことに変わりはありません。

命を何だと思ってるのでしょうか。

 

 

元宝塚受験生として、そして今は医学生として、近い時期に起こったこの2つの事態に非常に心が痛みました。

 

 

 

昨日、宙組の上級生が遺族に対して謝罪をする方向である、というニュースが報道されました。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240327/k10014403631000.html

 

 

 

形式的なもので示すだけでなく、根本的な考え方から変わることが重要だと考えています。

 

そして、ただの働き手ではなく、1人の人間です。

人の上に立つ人はその重さを常に忘れてはいけないと思います。

 

 

 

最後になりますが、故人のご冥福を心からお祈りいたします。

そしてご遺族の皆さまに心からお悔やみ申し上げます。

 

 

明日もみなさんにとって良い日になりますように。

 

 

 

 

 

 

 

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