死生観 | セキセイインコの毎日

セキセイインコの毎日

インスタ映えしない田舎の一軒家に暮らしている庶民派セキセイインコぴこちゃん(2018〜2023.10月)とぷくちゃん、ポーカーフェイスの甘えん坊白文鳥むぎちゃんの日常です。



キジバトです


猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま


ちょうど1年前、昨年の5月
ぴこちゃんの卵巣腫瘍が発覚しました。
いまだ後悔と反省しきりです…




診断の結果、
手術はリスクが高い
腹水は背中側にあり抜くことは困難
ということで、投薬で進行を遅らせる方法しかないとの結論になりました。

闘病生活 約5ヶ月
5歳と3ヶ月の命でした。
もっと一緒にいたかったよショボーン





最期はおそらく吐瀉物が喉に詰まった窒息死だとお医者さんのお言葉。

肩で息をしているのを見るのは辛かったものの、ごはんもしっかり食べ排便も問題なく機嫌良くさえずる毎日を送っていた日常での突然のお別れでした。




もっと出来ることがあったのではないか
もっと最後まで諦めずいろいろと試してみればよかったのだろうか
などと考えることも度々。

でも、今となっては無理な手術や入院を選択せずに済んだことはぴこちゃんにとってもよかったのかもと思っています。





当たり前のことなのですけど
人に飼われた動物は飼い主を選べません。
どんな一生を送るかは全て飼い主に委ねられています。

放置に近い状態で命を落としたり、過剰に構われすぎて逆に体調を崩し落鳥したり…
生まれた環境で全ては決まってしまいます。

それでも自分の不運を呪ったり、他の鳥を羨んだりすることはありません。

一羽一羽にいろいろな生き様があるにせよ、鳥達は他の鳥と自分の一生を比べることが出来ないからです。

今、暮らしている環境の中で精一杯生きることが全てなんですよね

たとえ体が不自由になっても悲しんだり疑問に感じたりしていない(ように見えます)
今、動かせる範囲で毎日を過ごしています。

彼らには生も死もひと続きで、ただ運命をあるがまま素直に受け止めているように私には思えるのです。

人間である自分もこんな風に淡々と生きていきたい…



私が昔からなんとなく感じていた死生観を文章にしてくれた小説が
小川洋子さん著の「ことり」です。




2018年に読書メーターというアプリに書き残していた自分の読書感想です(一部変更)↓

人間の言葉を話せなくても小鳥のさえずりを理解する兄と、唯一彼の言葉がわかる弟が、鳥かごのような小さな世界で慎ましくひっそりと暮らしていた。
常に小鳥の存在と共にあった兄が亡くなり、幼稚園の鳥小屋を掃除する弟もいつしか小鳥の小父さんと呼ばれるようになる。
昨日と同じ平穏な明日が続くことだけを望み生きていくのはきっと鳥も同じなのだろう。晩年孤独であったおじさんは小鳥によって魂が救われたと思いたい
とても哀しくそれでいて優しい物語だった。



ぴこちゃんは、私にとっては、かけがえのない存在でした。
(もちろんみんな大好きだよ照れ)

今も外出時には、ぴこの写真と羽根が入ったロケットペンダントを着用しています。





表面の小鳥を取り囲むように彫られた文字↓
The most beautiful view is the one I share with you... 

泣ける…泣くうさぎ


裏面には3段  各8文字以内で文字が入れられるということで↓

pico♡
Together
Forever




後悔のないように
一緒に暮らしているむぎちゃんとぷくちゃんが、毎日楽しいなと感じてくれるように、これからも工夫するからねおねがい