こんにちは！
オランダ在住、フリーランス
ビジネスコンサルタントの
田口歩（たぐちあゆみ）です
ブログへのご訪問、
ありがとうございます。
初めましての方は、こちら。
前回までの『オランダ移住』はこちら。
シェアオフィス「Treehouse Tribe」
で毎週火曜日に開催されている、
１品持ち寄りの朝食会
「Community Breakfast」。
先日は世界一周中のマギーズ東京
共同代表の鈴木美穂さんが、
ご夫婦でご参加くださいました。
その様子はこちら。
「マギーズ東京」は
イギリス・エジンバラで始まった
「マギーズセンター」の日本版。
イギリスの「マギーズセンター」は、
乳がんが再発し「余命数ヶ月」と
医師に告げられた、造園家の
マギー・Ｋ・ジェンクス氏が、
がんに直面し悩む本人、家族、
友人らのための空間と専門家のいる
場所を造ろう
と、取り組まれたこと
から始まった場です。
がんになった人と
その家族や友人など、
がんに影響を受ける
すべての人が、
とまどい孤独なとき、
気軽に訪れて、安心して
話したり、また自分の力を
とりもどせるサポートもある。
そんなコンセプトに共鳴された、
マギーズ東京共同代表の秋山正子さん
が「日本にもマギーズセンターを」
とオープンに向けての活動を
始められ、実際に乳がん闘病経験の
ある鈴木美穂さんと共に2016年に
オープンされたのが
「マギーズ東京」でした。
前回は突然、難病の
「ギランバレー症候群」に襲われた
オスカルさんのことについて書きま
したが、美穂さんも突然、乳がんを
宣告され。
私自身もがん家系のサラブレッド？
として、人間ドックでは、特に
子宮頸癌については何度も
「軽度異形成」の判定を押されて
来たことがあります。
「いつ上皮内癌、扁平上皮がんに
変化していくのだろう」と思い、
検査結果に不安に思ったり、
落ち込んだりしたこともあります。
が、もう何度も貰っていると
怖さにも慣れ、特に初期のがんに
ついては、まだ心や体の準備も
出来るものかと思います。
ですが、「ある日突然難病になる、
重病を宣告される」というのは、
本当に想像を絶するものかと。
そのような状況から、人生を
前向きに生きて来られたお二人には
敬意しかありません。
しかし、一方で、「ある日突然」
この世を去られる方もいます。
それが友人のAさんでした。
【vol.13 亡くなられたAさんのこと】
オスカルさんのことは、ご本人の
ご承諾を得て書かせていただき
ましたが、Aさんについては
どこまで書かせていただけるのか。
その承諾のご相談もできないのが、
本当につらく寂しく思いますが、
私がAさんから学んだこととして、
誰かの何かのお役に立てることを
願って、書いてみたいと思います。
関西ご出身の男性、Aさんとは
2014年位に、共通の友人の紹介で
知り合いました。
その頃、Aさんは既に15年以上、国連
改革に関する様々な活動を、
世界連邦運動協会 事務局長として
勤めていらっしゃいました。
様々な活動というのは、
「ICC国際刑事裁判所」や
「核兵器禁止条約」、「国際連帯税」
などに関する活動です。
つまり、要約すると
「多様性を尊重し
ながらも人類が共存して
いける世界平和の実現を
目指す活動」。
出会った当時、私は日本初の多世代
共同住宅「コレクティブハウス」と
いう所で暮らしていました。
（その様子はこちらの通り）
それこそ血縁のない多世代の他人、
つまり大人約40人、子ども約10人、
0歳〜80代までの方々と暮らして
いたので、Aさんが目指していた
「多様性を尊重しながらも人類が
共存していける世界平和の実現」
という理念にはとても共感して
いました。
私のFacebook投稿も
よくご覧くださり、こんな
メッセージを頂いたことも。
その投稿内容はこちらの通り、
「なぜ日本には選挙に行かない
人が多いのか？」
というもの。
自分では日々の出来事を書いた
つもりではありましたが、その後、
じっくりとお話したAさんからは
「『政権を選べない日本人が多い
（＝投票率が低い）のは、そもそも、
自分の人生をどのようにデザイン
したら良いのかが分からないから
では？』という視点はとても良い
と思う」というご意見を
いただきました。
投稿に書いた通り、
という視点から出発し。
Aさんとの対話も経て
「じゃあ私は自分の人生を、
どんな風にデザインしていきたい
んだろう？」ということを考え続け、
このブログのタイトルの
「自分の人生を『自分で』創る」
ということに行き着き、毎日が
人体実験並みの試行錯誤を
続けています。
Aさんにはオランダ移住の件でも
ご相談をさせていただき、こんな
風なやりとりをして、オンライン
上でご友人をお繋ぎくださいました。
このやり取りをした３ヶ月後に
急にお亡くなりになられ。
白血病のサバイバーであることは
伺っていましたが、まさかこの
ような形で・・・と呆然とし、
頭が回らなかったのが昨日の
ことのように思い出されます。
Aさんは亡くなられる４ヶ月程
前に、故郷の大阪梅田の長屋街に
ある都市型アートビレッジで、
国際交流のためのホテル事業や
外国人ゲストの為の通訳事業、
そして「映画監督になりたい位、
映画を見ている」とのことで、
いつかは作品作りを夢見て
いらっしゃいました。
本当に素敵な転身をされてすぐの
急逝でした。
残念でならない気持ちは沢山
あるものの、Aさんを始め、
前の記事のオスカルさんや、
前述の美穂さんを含めても、
人はある日突然病気にも
なるし、亡くなることが
ある
ということ。
逆に
亡くならない人は
1人もいない
ということ。
それをAさんの急逝からは
特に感じ、
今、生きているうちに
今、やりたいことを
やろう
と思い、何のアテもなく日本を
飛び出してしまいました。
「いつか●●してみたい」
の「いつか」って、
「今」以外に来ない
のではないかなぁと。
多くの人が
「いつか」を先送りにして、
夢を夢のままで
人生を終えていく
のではないかなぁと。
Aさんが素晴らしいなと思うのは、
大きな夢の完成には至らなかった
かもしれませんが、彼がその時
「今、やりたいこと」として、
国際NGOの仕事ではなく、
故郷の大阪の都市型アートビレッジ
を拠点に、夢の実現に着手されて
いたことだと思います。
そんなAさんの後ろ姿を見て、
「私も行ってから考えよう」と
まずは行動することを選べたように
思います。
そういう意味では本当にAさんにも
感謝です。
人生なんて振り返ったら
あっという間なので、動けるうちに
動けることを。
成功しようが、失敗しようがです。
「今日生きていることに
感謝しよう」
と思ったら、本当に幸福度は格段に
上がるものだなぁと。
「子どもが世界一幸せな国」の
本当の意味は多分、
「些細なことにも喜べる感性」
なんじゃないかと思っています。
勿論、こちらに来ても
ハプニングばかりです。
「死にそうだ〜」と思うことも
勿論あります。
自転車に轢かれそうになったり、
寝ていたら夜中に突然鼻血が
吹き出して飛び起きたり。
日々、色んなことがあります。
どこにいても
死と隣り合わせなら、
今、一番在りたい
在り方で、
居たい場所に居るのが、
一番
だと思うのです。
という訳で「移住きっかけ」は
これにてひとまず終了です。
そんな中、
「今の自由な歩さんを見ていたら、
過去にそんな大変なこと（※）
があって、自分の意思を押し殺し
ていた時代があったなんて
思えない」
とのご感想をいただきました。
（※）このあたり位ですかね。
３歳位から避難場所を探して
きたように思います。
【My history vol.3 ３歳で見つけた「安全基地」への逃避】
昔から毒舌全開で生きてきたよう
にも思っていましたが、でも
振り返ってみたら、
全然おしとやか（苦笑）
言いたいことの半分も言えて
いなかったように思います。
一方で、
「自分を大事に押し殺して
いたからこそ、その
パンドラの箱を開けて、
押し殺していた自分と
つながった時に
物凄いエネルギーを得た」
とも言えると思うし、
「押し殺していた自分と
つながることが、
天命的なものに
つながること」
でもあるというのが、色んな経験を
通じて本当によくわかりました。
それは今日の投稿の前半に出てきた
自分の人生をどのように
デザインしたら良いのか
が分からなくなって
しまった方
にこそ、有効なんじゃないかなと
思ったりしています。
ということで、次からは
「自分自身を押し殺してしまった
時代のこと」つまり
「本音幽閉時代」について、
「どうして自分の意思を押し殺して
しまったのか」
「幾つもの鎧やマスクで自分自身を
覆わねばならなかったのか」
そして
「そんな鎧やマスクを外して、
押し殺していた自分を迎えに行く
ことができたきっかけは
何だったのか」
などを書けたらいいなと思います。
それを
「LINE公式アカウント」も
交えてお伝えできたらと思って
います。
続きはコチラ。
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