一通の手紙 | うちの日常。~ADHD児育ててます~

うちの日常。~ADHD児育ててます~

3人きょうだい育ててます。
ADHD、自閉症スペクトラムの長男と次男。
そして学校へ行けたり行けなかったり、恐らく場面緘黙の長女。
毎日ドタバタ、そんな日々を描いてます。

 

    

長男ちゅう中学2年生(ADHD、自閉症スペクトラム)

長女あーちゃん小学6年生(恐らく場面緘黙)

次男ゆうたん小学2年生(ADHD、自閉症スペクトラム)

の、3人きょうだいを子育て中です!

 

 

去年の話なので、少し前の話です。

 

 

ゆうたんに付き添い登校をする毎日。

正直、最初は少し負担に感じていました。

 

でもそんな生活にも慣れ、「いつか1人で行けるようになったらいいなぁ」と思えるようになった頃、

 

ある出来事がありました。

 

 

いつも通りゆうたんと学校へ歩いて行き、私1人家へ向かって帰っている時のこと。

 

学校を出てから少し行った所に横断歩道があるんだけど、遠目からそこに年配の女性が1人いるのが見えました。

 

信号が変わっても横断するわけでもなくその場にいる女性。

 

近づくにつれ、その女性が毎朝見守りボランティアをしてくれている方だと分かりました。

 

話をした事はなかったけれど、いつも優しい声で

「おはよう。いってらっしゃい」

と挨拶をしてくれる方。

 

色んなボランティアの人がいるから皆さん全員を覚える事はできないけど、その方はその優しい声が印象的で覚えていました。

 

 

見守りの時間はとっくに終わっているはずなのにどうしたんだろう?

 

そう思いながら横断歩道の所まで行くと、

 

「あなたを待ってたのよ」

と声をかけられました。

 

そして

「わたし見守り活動が今日で最後なの。もう年も年だからずっとは続けられないなと思ってね」

と続けて言われたんです。

 

思いもしなかった言葉に

「え!そうなんですか!?」

と驚いていると、

 

「それでこれ、お子さんにプレゼントで。渡してくれる?」

と紙袋を渡され

 

「今までありがとうね」

と言われました。

 

突然の「今日で最後」という言葉と、お世話になったのはこっちなのにプレゼントを渡された事にびっくりしながらも、

 

「ありがとうございます」

と伝え…

 

その方と別れました。

 

 

家に帰って、

 

紙袋を開けてみました。

 

 

そこにはゆうたんへのプレゼント。

 

 

それと、

 

 

わたし宛の手紙が入っていました。

 

 

何が書いてあるんだろうと少し緊張しながら読んでみると、

 

 

手紙には

____________


いつも付き添い登校をしているのを見て気になっていて、陰ながら見守っていた事。


今日が最後で、これから会えなくなる事がすごく寂しい事。

1人で登校できる姿を見れなくて残念だけど、いつか1人で登校できる日がくることを祈っている事。

身体に気をつけて、いつまでもお元気で…。

_____________


そんな事が書いてありました。

 

 

毎日の付き添い登校にも慣れ「いつか1人で行けるようになったらいいなぁ」と思えるようなったけど、

 

でもきっと付き添っている事に対して、何も事情を知らない人の中には「過保護なんじゃないか」だとか、「何で1人で行けないんだろう」だとか思っている人もいるんだろうな…と思っている部分もありました。

 

入学してすぐの頃に付き添っていた人達も、その時期にはもう誰もいなくなっていたから。

 

もちろん、別にそう思われていたとしても関係ないし落ち込む必要はないと思っていたけど、

 

やっぱり心の奥で不安は少なからずあったんだと思います…。

 

 

だからかな、

 

その手紙を読んで、

 

 

あぁ、そうか。

 

 

見てくれている人がいたんだ。

 

頑張ってるんだって思ってくれてる人がいたんだ。

 

 

何だか感情がブワッと溢れ出して、

涙が出てきました。

 

 

あなたは1人じゃない。

 

応援しているよ。

 

そう言われている気がして。

 

 

1度読んだ後も、

 

何度も何度も手紙を読み返しました。

 

 

もう、大丈夫だ…。

 

そう思えました。

 

 

 

あの出来事から

 

もう少しで1年が経とうとしています。

 

 

あの時もらった一通の手紙は、

 

未だに、気持ちが落ち込んだ時や頑張らないといけない時だって時に読み返して、

 

何度も元気をもらっています。

 

いつでも読めるように。

いつも財布の中に入れて持ち歩いて。

 

あの時からお守りのような存在になりました。

 
 
読み返すたび、
 
1人じゃない、大丈夫、そう思えます。

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